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「日独エネルギーシフト評議会」参加レポート(街並み編) [2017年02月03日(Fri)]
 1月23日(月)〜25日(水)にドイツ・ベルリンで「日独エネルギーシフト評議会」が開催されて、おひさま進歩エネルギー株式会社から代表・原、社員1名が出席しました。
 今回は、ベルリン市街地で撮影したエコな取り組みの写真を中心に紹介します。

◆省エネ建築

 温水放熱パネル.jpg
 ホテルのバスルームの温水放熱パネル。30度弱に保たれる。

 カフェの二重ガラス.jpg
 古いビルを改装してつくったカフェの窓の厚み。
 ガラスは二重ガラスで、窓の開閉も「ガチっ」という重い感じ。

 ガラス張り体育館.jpg
 学校の体育館が、一面のガラス張り。
 もちろん断熱性の高い複層ガラス。
 どんなに大きな窓でも、断熱の複層ガラスでつくることができると、ドイツの建築関係者が言っていました。

 ビル改装2.jpg 

 ビル改装1.jpg
 古いビルを丸ごと改装している工事現場も、よく見かけました。
  外壁のタイルを補修、塗替えしていたので、外断熱をしているのかな?思いました(詳細は不明ですが)

◆交通
 
 荷台つき自転車.jpg
 子どもを載せるための荷台付き自転車。

 荷物運搬自転車.jpg
 荷物運搬用の、前輪に補助輪のついた自転車。

 道路.jpg
 道路は歩道、自転車道で色分けされています。

 EVスタンド.jpg
 道の駅ではなく、普通の歩道に路駐しながら充電するためのEV電気スタンドがありました。

◆スーパーマーケットの環境対策

 スーパー保冷庫.jpg
 保冷庫にガラスのドアがあり、冷気が逃げない工夫がされています。
 店内も冷えすぎなくて具合が良いです。

 スーパーリサイクル.jpg
 空き瓶、ペットボトルの回収機が店内にあり、光センサーで適不適を判別。
 OKであれば、店内で使えるクーポン券が出て来ます。

 オーガニック1.jpg

 フェアトレード棚.jpg
 BIO(オーガニック)、フェアトレードの商品コーナーが、普通のスーパーにも備わっていました。

(報告者:蓬田裕一/おひさま進歩エネルギー株式会社)
「日独エネルギーシフト評議会」参加レポート(会議編) [2017年02月02日(Thu)]
 1月23日(月)〜25日(水)にドイツ・ベルリンで「日独エネルギーシフト評議会」が開催されて、おひさま進歩エネルギー株式会社から代表・原、社員1名が出席してドイツ出席者と意見を交わしました。
 会議の様子などを2回(会議編、街並み編)に分けてご報告します。

◆「日独エネルギーシフト評議会」参加レポート
 報告者:蓬田裕一(おひさま進歩エネルギー株式会社)

 ドイツの首都ベルリンにて、在ドイツ日本大使館からの招聘により、日独のエネルギーシフトについて研究する会議に参加してきました。
 GJETC(正式名:日独エネルギーシフト評議会)という会議です。

 ディスカッション全景.jpg

 GJETCは、日本とドイツでエネルギー転換について相互に情報交換をしようという日独政府の2年間のプログラムだそうです。
 日独のエネルギー研究者に加え、今回は地域エネルギー事業を実際に行っているプレイヤーの声を聞いて課題を探ろうということで、日本からは弊社代表の原のほか、会津電力株式会社みやまスマートエネルギー株式会社NTTデータが呼ばれていました。

 ドイツ側は、市民エネルギー組合、エネルギー公社(シュタットベルケ)の代表者のほか、市民エネルギー企業のソーラーコンプレックス社代表のミュラーさんや、日本でもドキュメンタリー映画が上映されているシェーナウ電力のウルズラ・スラーデックさんが参加していました。

 左から、
 シェーナウ電力・スラーデックさん、ソーラーコンプレックス・ミュラーさん、シュタットベルケ(エネルギー公社)の代表、ドイツ環境省の日独交流担当者、ISEP・飯田哲也さん、会津電力・佐藤彌右衛門さん、みやまスマートエネルギー・磯部さん、弊社・原。
 ワークショップ全景.jpg

 ドイツのエネルギー転換は、概して日本より15年くらい先に進んでいます。

 ドイツ側から指摘されたこととしては、
「系統への再エネ優先のアクセスが必要。太陽光発電が抑制されるのは残念」
「外部資本の大手が地域内でメガソーラー用地を購入するのは問題だが、売ってしまう地元側の問題もある。その人達に提供する解決策を考えることも大事」
「再生可能エネルギーは電気だけでなく、今後は熱や交通をセットで転換していくことがドイツでは課題になっている」
「福島原発はドイツにも大きな影響があった。十分な議論を経て、ドイツでは脱原発を決めた。この方針が後戻りすることはない」
というようなことが印象に残りました。

 ドイツは国レベルでエネルギーヴェンデ(エネルギー転換)が確立された目標となっていて、再エネの普及を進めることには迷いは感じられません。
 もちろん既得権益を持つ業界からの反発はあるものの、大きな方針は変わらない様子でした。

 ソーラーコンプレックス代表.jpg
 ソーラーコンプレックス社のミュラー代表と。
 おひさま進歩の目標となるような市民エネルギー会社で、ソーラー、地域熱供給、水力を実現し、地元市民から出資を募っています。
 市民エネルギー組合や、シェーナウ電力ともプロジェクトを共同開発しているとのこと。

 シェーナウ電力のウルズラ・スラーデックさんと。
 「市民がつくった電力会社―ドイツ・シェーナウの草の根エネルギー革命」の著作があるドイツ在住の田口里穂さんともご一緒できました。
 シェーナウ電力.jpg

 シェーナウのスラーデックさんや、ミュラーさんからは、
「もちろんドイツでも大手との闘争はあったが、粘り強く戦ってほしい」
という応援をされました。

 日本でも、地域から一つ一つエネルギーヴェンデを進めて、ドイツの先例に学んで勇気をもらってやっていきたいと思いました。
「テントウムシおひさまファンド」募集終了 [2017年02月01日(Wed)]
 おひさまエネルギーファンド株式会社が募集していた10回目のおひさまファンド『テントウムシおひさまファンド』は、1月31日(火)で募集を終了しました。
 A号(9年/1口10万円)、B号(19年/1口50万円)の2種類で申込みを受け付け、満額となる合計1億2300万円の出資をいただきました。
 多くの皆さまにご出資いただき、誠にありがとうございました。

 ファンド出資金は、南信州地域や松本市で取り組む太陽光発電事業や省エネルギー事業への投資、太陽光発電事業を実施する山梨県北杜市、愛知県犬山市の事業業者に再投資されます。
 ファンド事業は、事業会社としておひさま進歩10号株式会社を立ち上げて実施します。
 ファンド資金を活用して行う事業の進捗状況については、今後おひさまスタッフブログで紹介していきます。