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本の表紙.jpg おひさま進歩の本が発売になりました! お問い合わせ、詳細はこちら
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飯田自然エネルギー大学 第13回授業を開催 [2023年12月12日(Tue)]
 地域に根差した再エネ事業の人材育成を目指す「飯田自然エネルギー大学」は、2022年秋から第4期生が毎月1回ペースで学んでいます。
 12月9(土)、10日(日)は、第13回授業を開催しました。

 1日目の授業テーマは「再生可能エネルギーの地域経済効果」。
 ラウパッハ・スミヤ・ヨーク先生(立命館大学経営学部教授) から、再エネ事業を通じた経済効果について講義を聴きました。

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 再エネ事業を「システム製造」「事業の計画・導入」「運転・維持」「事業マネージメント」の4段階に分け、粗利や経常利益を算出する地域経済付加価値モデルを用いて分析します。
 日本の事業例では、おひさま進歩エネルギーを紹介。
 2014年時点の分析結果として、2030年までに約18億円の経済付加価値、9人の雇用を創出し、2016年時点で補助金を全額回収したとしました。
 また、ドイツのここ1--2年の再エネ導入状況や環境・エネルギー政策も紹介されました。
 
 2日目は事業計画づくりの演習で、榎原友樹先生(E-konzal代表取締役)から指導をいただきます。
 9月から始まった演習は、今回が最終回。小水力発電事業、太陽光発電事業の2グループで、事業計画の仕上げと発表を行いました。

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 事業の提案者から事業目的、解決したい課題、事業計画や資金調達などを発表していきます。
 グループのメンバーで発表を分担したり、メンバーそれぞれが考えた「エネルギー自治」を紹介したりと、工夫を凝らしたプレゼンが行われました。

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 榎原先生からは総括として、
「事業を深く検討すると新たなリスクや課題が生じて、何度もつくり直すことになる」
「計画をつくり直す中で、相談していた相手が仲間になってくれる」
と、今後の事業計画づくりへエールが送られました。

 飯田自然エネルギー大学は、2024年6月まで月1回ペースで授業と演習を行い、卒業時には全員が事業計画を立てて発表します。
 次回、第14回授業は年明け1月20日、21日に開催します。 
おひさま通信第31号を発行 [2023年12月07日(Thu)]
 おひさま進歩エネルギーおよびグループ会社の実施事業を紹介する「おひさま通信」の第31号を発行しました。
 今回は、飯田市上郷の「野底川小水力発電所」の営業運転開始に伴い、竣工式の様子や発電所ができるまでのフォトリポートなどを掲載しています。
 おひさま通信ページから閲覧できますので、ぜひご覧ください。

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年末年始休業のご案内 [2023年11月29日(Wed)]
 おひさま進歩エネルギー株式会社とおひさまエネルギーファンド株式会社は、以下の期間、休業させていただきます。
 ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

年末年始休業:2023年12月29日(金)〜2024年1月5日(金)

※年始は、2024年1月9日(火)から通常営業させていただきます 
飯田自然エネルギー大学 第12回授業を開催 [2023年11月21日(Tue)]
 地域に根差した再エネ事業の人材育成を目指す「飯田自然エネルギー大学」は、2022年秋から第4期生が毎月1回ペースで学んでいます。
 11月18(土)、19日(日)は、第12回授業を開催しました。

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 1日目の授業テーマは「地域に受け容れられる再エネ事業とは」。
 弁護士の千葉恒久先生(五反田法律事務所) から、再エネ事業を巡る法制度の課題を聴きました。
 特に大規模事業について、地域との訴訟事例の分析や来春から義務化される住民説明会、ゾーニング等を取り上げて、地域と調和した再エネ事業をどのように進めていくかを考えました。

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 2コマ目は、地域で受け入れられる再エネ事業に必要な仕組みや制度について、グループディスカッションを行いました。受講生からは、
「個人や地元企業が出資できるエネルギー組合制度ができるとよい」
「小規模分散型事業を促す制度設計が必要」
「環境学習や啓発事業を義務化しては?」
 など様々な意見が出ました。

 2日目は事業計画づくりの演習で、榎原友樹先生(E-konzal代表取締役)から指導をいただきます。
 事業におけるリスク分析の重要性について講義を聴き、受講生は太陽光発電事業と小水力発電事業のグループに分かれて、事業計画のリスク分析と仕上げに取り組みました。

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 最後はグループごと検討した事業内容を発表して、質疑を行いました。
 発表を聞いた他の受講生や聴講者から、
 「事業を担う主体は誰なのか?」
 「事業を通じて、地域課題である耕作放棄地や空き家問題は解決できるのか?」
 「小水力事業を構想する河川の水利権者は?」
 など次々質問があり、全員で事業の課題や改善点を深堀りすることができました。

 飯田自然エネルギー大学は、2024年6月まで月1回ペースで授業と演習を行い、卒業時には全員が事業計画を立てて発表します。
 次回、第13回授業は12月9日、10日に開催します。 
「南信州環境メッセ」に出展しました [2023年11月10日(Fri)]
 10/28(土)・29(日)、「南信州環境メッセ 2023」が飯田市のエス・バードで開催されました。
 南信州地域の企業や団体、自治体、学生による環境への取り組みを紹介するイベントで、企業の見本市やゼロカーボンミーティング、エコカー展示などが行われました。
 おひさま進歩エネルギーと飯田まちづくり電力は、今年もブース出展で参加しました。

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 おひさまブースでは、9月に営業運転を始めた「野底川小水力発電所」の全体図や現地写真を展示しました。
 また会社のマスコットキャラクター・さんぽちゃんのメッセージボードを設置。
 来場者に「自分で取り組んでいるエコ行動」や「こんな地域に暮らしたい!」などのメッセージを付箋に書き込んでもらい、ボードを完成させました。
 寄せられたメッセージは、エコバッグや水筒の利用のほか、自転車や電車を利用しているとの声が多くありました。
 また「気候が守られて平和な未来にしたい」「100年後も緑にあふれた自然豊かな日本であってほしい」といった将来を見据えたメッセージも寄せられました。

 1日目に行われたゼロカーボンミーティングは、「地域連携を軸にしている脱炭素経営」と題して、ラウパッハ・スミヤ・ヨーク先生(立命館大学経営学部教授)が講演しました。
 またパネルディスカッションでは「地域主体のゼロカーボン化で企業ができること」をテーマに、パネリストと手地元企業3社が登壇。
 おひさま進歩エネルギーからは、取締役の蓬田がパネリストの一人として参加しました。
 野底川小水力発電所の建設や、地域と連携して取り組む環境学習について事例報告を行いました。

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 屋外会場では、海の生物を観察できる移動水族館や、長野県内の自動車販売店による最新の電気自動車やプラグインハイブリッド車の展示、試乗体験が人気を集めていました。

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 このような機会が、地域の皆さんに地球温暖化の現状や、環境への負荷を減らすために取り組む企業や団体の活動を伝える場になればと思います。