「みんなとおひさまファンド」の出資金を活用して太陽光発電設備を設置した飯田市立旭ヶ丘中学校で1月24日(火)、発電事業の地域還元イベントとしてふるさとコンサートが開催されました。
太陽光発電事業の売電収益を活用した取り組みで、今年は飯田市出身のソプラノ歌手・上沼純子さん、ピアノ奏者・矢澤麻衣子さんを迎えてコンサートが企画されました。
旭ヶ丘中の通学区域となる伊賀良、山本地区の住民にも来場を呼びかけて行われました。
コンサートは、旭ヶ丘中合唱部とのコラボレーション合唱「前へ」で幕開け。
続いてオペラ「ラ・ボエーム」「ロミオとジュリエット」の楽曲のほか、「早春賦」「故郷」などの童謡唱歌の独唱、A・ピアソラ作曲「リベルタンゴ」のピアノ演奏などが披露されました。
最後は全校生徒も加わって「結ーゆいー」を歌い、会場は一体感に包まれました。
旭ヶ丘中の太陽光発電事業は、生徒会副会長に立候補した生徒が、授業で地球温暖化について学んだことをきっかけに「学校で太陽光発電をして持続可能社会に貢献しよう」と公約に掲げて当選したことから始まりました。
生徒会が学校や飯田市、地域に働きかけて太陽光発電事業推進協議会が発足、昨年3月に「かやの木発電所」と命名されて発電を開始しています。
発電事業の管理を行うおひさま進歩エネルギー株式会社が売電収益の一部を同校へ寄付して、今後20年間、生徒会が企画する環境活動や地域活動に活用されていきます。
このような取組みが、学校と地域住民の交流を深めるきっかけになるといいですね。