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小水力発電の遺構視察ツアーが開催されました [2016年12月17日(Sat)]
 飯田の小水力発電の遺構を訪ねる視察ツアーが12月10日(土)に開催されました。
 ツアーは南信州自然エネルギー普及協議会が主催して、飯田地方の明治・大正から戦前にかけての小水力発電について学ぶ連続講座の一環です。

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 最初に訪ねたのは、中部電力飯田営業所に展示されている水車。
 1899(明治32)年に建設され、現在は廃止された松川第一発電所で使われたものです。
 
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 十数年前、松川ダム付近で清掃活動に参加した中電社員の方が、山の斜面に放置されていた水車2基を発見して、調査の結果、中部地方で最古のペルトン水車と確認されています。

 続いて松川ダムを訪問して、今も稼働中の松川第三発電所、松川発電所を見学して中電職員の方から説明していただきました。
 右手前が大正時代に建設された第三発電所、左奥が松川発電所です。

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 松川発電所。

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 松川第三発電所。

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 次に、飯田市竜丘の新川発電所の遺構を訪ねました。
 竜丘地区では1913(大正2)年、住民が日本初の電気利用組合を結成して発電事業が行われた歴史があります。
 発電所は戦前の配電統制令で国家統制へ移行され、その後廃止されてしまいました。
 普及協議会メンバーの案内で、現在は田んぼになっている貯水池落とし口跡や水槽跡、移築された発電所社宅を見学しました。

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 また、発電所建屋は民家に蔵として移築されていて、当時の面影を偲ぶことができました。

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 最後に訪ねた阿智村駒場の駒場発電所では、石組みの導水路跡を見学しました。

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 参加者からは、
「地域にこのような先人の残した歴史があったことは知らなかった」
「自分の地域でも、小水力発電ができるのではないか」
 など、過去の歴史から新たな事業への思いが生まれたような感想の声がありました。

 今年の小水力連続講座が終わりましたが、新しい小水力の動きにつながれば嬉しいです。
飯田自然エネルギー大学 第7回授業が開催されました [2016年12月17日(Sat)]
 飯田自然エネルギー大学の第7回授業が、12月10日(土)11日(日)に開催されました。
  
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 1日目の講義は、NPO法人再エネ事業を支援する法律実務の会代表弁護士の水上貴央先生を迎えて「地域貢献可能な再生可能エネルギー事業と法的スキーム」というテーマで行いました。
 講義は1コマ90分で、1コマ目は講義、2コマ目は受講生をグループ分けしてディスカッションを行います。

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 ディスカッションでは、再エネ事業でどのような地域貢献ができるのか、受講生の事業構想をもとに意見を出し合い、グループごと発表しました。
 
 2日目は自然エネルギー事業現場で学ぶ実地研修。
 今回は根羽村の木質バイオマス事業現場を訪ねました。

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 根羽村は飯田市から車で約50分、長野県の最南端に位置しています。
 林業を通じた経済、雇用、サービスの地域内循環を目指して、木材生産から加工、販売まで村内で完結させる“トータル林業”を推し進めています。

 研修では、薪ボイラーを導入した特別養護老人ホームねばねの里なごみ、村民が未利用材を持ち込む集積場となっている「木の駅」、貯木場、製材所を訪問しました。
 講師として大久保憲一村長と根羽村森林組合の鈴木吉明専務、村職員の方に説明していただきました。

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 製材所では、搬入された木をどのように加工して販売用商品に仕上げていくのか、行程に沿って説明いただきました。

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 根羽村では昔から造林が積極的に行われていて、村民全員が山を持つ森林組合員でもあります。
 今から21年前、村に唯一残っていた製材所が閉鎖する事態に直面して、当時の村長が製材所の購入を決断。
 村と森林組合が一体となって、それまで丸太で売っていた材に付加価値をつけて販売しようと取り組み始めました。
 4年ほど前からは木材のカスケード利用として、建築用に加工できない未利用材や、製材過程で出る木屑を木質ボイラー燃料に活用しています。

 大久保村長は「これからも木質資源を使った村内の熱供給や、木育事業に取り組みたい」と、更なるトータル林業の推進についても話してくださいました。

 飯田自然エネルギー大学は2年間のカリキュラムを通じて、講義と実地研修を組み合わせた2日間の授業を年10回開催し、自然エネルギー事業の起業を後押ししていきます。
 次の授業は、1月21日(土)22日(日)に開催します。
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