飯田自然エネルギー大学 第6回授業が開催されました [2016年11月24日(Thu)]
飯田自然エネルギー大学の第6回授業が、11月19日(土)20日(日)に開催されました。
![]() 1日目の講義は公開講座として、一般の聴講生も参加して飯田市役所で開催しました。 日本政策投資銀行産業調査部長の竹ケ原啓介先生を迎えて「再生可能エネルギーとファイナンス」というテーマで行いました。 講義は1コマ90分で、1コマ目は講義、2コマ目は受講生をグループ分けしてディスカッションを行います。 ![]() ディスカッションでは、講義を踏まえて再エネ事業者と金融機関の視点の違いや、円滑な資金調達のために必要なことについて意見を出し合います。 今回はワールドカフェ方式で行い、お菓子を食べたりコーヒーを飲んだりしながら話し合いが進められました。 2日目は自然エネルギー事業現場で学ぶ実地研修。 今回は、飯島町のiNE開発株式会社が取り組む小水力事業を訪ねました。 ![]() 最初に訪問した田切郷沢川発電所(出力2kW)は、今年3月に発電を始めたばかり。 講師のiNE開発社代表取締役・浜田さんから水車や発電設備について説明を受けました。 ![]() 続いて町内にある新たな事業予定地も見学しました。 ![]() 事業説明では、町内の自然エネルギーの歩みや会社設立の経過、農業用水路を活用した小水力事業の調査・検討について聞きました。 当初、候補地がいくつかあったものの、補助金事情や下流の水路の狭さなどが影響して計画断念が続いたこと。 ようやく稼動した田切郷沢川発電所でも、売電用漏電ブレーカーが遮断したり、電流が不安定だったりと問題が続出したそうです。 浜田さんは「たかが2kW、されど2kW」と、失敗談も交えながら事業化への長い道のりや小水力事業のやりがいを、ざっくばらんに話してくださいました。 飯田自然エネルギー大学は2年間のカリキュラムを通じて、講義と実地研修を組み合わせた2日間の授業を年10回開催し、自然エネルギー事業の起業を後押ししていきます。 次の授業は、12月10日(土)11日(日)に開催します。 |