10月17日(水)、飯田市立旭ケ丘中学校1学年の「地域を知る授業」“かやの実チャレンジ”で、環境都市講座の受講を選択した20名と環境学習を行ないました。
同校2年生の職場体験の受け入れ期間中だったため、講師として後輩の指導を担当してもらいました。
学習のスタートは、生徒会選挙で公約に掲げた事がきっかけで実現したかやの木発電所の歴史や、災害時の非常用電源として活用できる自立運転コンセントの使い方を学びました。
炊飯器を自立運転コンセントにつなぎ、さつまいもご飯が炊けるかチャレンジです。
続いてバスに乗り込み、地域公共再エネ活用事業で取り組んだ太陽光発電所や、環境にやさしいゴミ処理を行なっている稲葉クリーンセンターを巡るツアーに出発。
稲葉クリーンセンターは、飯田市下伊那地域の新たなゴミ処理施設として平成29年12月より稼動していて、ゴミの焼却で発生する熱エネルギーを発電に用い、有効利用しています。
ゴミの分別、減らす事の大切さもお話いただきました。
午後は旧飯田測候所で様々な発電の仕組みを学習し、水力発電機を制作しました。
時間内に発電までに至りませんでしたが、試行錯誤が研究の醍醐味でもあります。
チャレンジを継続して、是非、発電に成功した時の喜びを体感してもらいたいです。
学校へ戻ると、おひさまパワーで炊いたさつまいもご飯が無事に炊き上がっていて、太陽と秋の恵みに感謝して、皆で美味しく頂きました。
旭ケ丘中学校かやの木発電所は、「2015年度みんなとおひさまファンド」出資金を活用して、生徒会、学校、PTA、まちづくり委員会と共におひさま進歩9号社が実施している事業で、売電益の還元事業として環境学習への協力を行なっています。
飯田市の「地域公共再生可能エネルギー活用認定事業」11事業のうち、およそ半分が旭ケ丘中学校の学区内にあります。
地域の力が集結して先駆的な取組みを実現できた故郷に誇りを持ち、その意思を受け継いいってほしいと願い学習を終えました。