飯田自然エネルギー大学第2年次の第2回授業が、6月10日(土)11日(日)に開催されました。
1日目の講義は、立命館大学国際経営学科教授のラウパッハ・スミヤ・ヨーク先生を迎えて「再生可能エネルギーによる地域経済効果」というテーマで行いました。
90分講義を2コマ行い、1コマ目は再エネや省エネが地域経済にもたらす付加価値の試算モデルや、実際に付加価値分析をしたおひさま進歩エネルギー社、鳥取県北栄町の風力発電事業、長野県環境エネルギー戦略の事例が紹介されました。
2コマ目は質疑応答と、付加価値試算ソフトを用いたシミュレーションを行いました。
2日目は、徳島地域エネルギー事務局長の豊岡和美先生を迎えました。
徳島県内で手がける再エネ事業の実例を挙げながら、事業体の立ち上げからメンバー集め、太陽光、小水力、木質バイオマスの事業展開が紹介されました。
「再エネ事業に取り組むのに、身近な身の丈でできる範囲から始めてはいけない」
「ハイキングと登山は別物。最初から登山を目指して取り組んで」
など、実体験に基づいた力強いアドバイスが多く、受講生からの質問の途切れない講義となりました。
第3回授業は7月8日(土)、9日(日)に開催されます。