NPO法人南信州おひさま進歩が事務局をしている南信州自然エネルギー普及協議会では今年度、地域の小水力発電の歴史を知る連続講座を行います。
11〜12月頃に、かつての発電所現地ツアーを予定していますが、その下見として飯田市竜丘の新川で、かつて操業していた水力発電所跡地の現地視察をしました。
竜丘地区では1913(大正2)年、日本で初めて住民が電気利用組合を組織して発電事業が行われた歴史があります。
発電所は戦前の配電統制令で国家統制へ移行され、その後廃止されてしまいました。
地元の方に案内いただき、現在は田んぼになっている貯水地落とし口跡を出発した調査隊は、鬱蒼とした竹やぶの中を抜け、急峻な崖を下りながら発電所用地へ。
導水管基礎跡
更に降りていくと、かつて建屋があった平地へ。
川岸には当時の石積みも残されていました。
かつて建屋があった場所
川岸に残る石積み
道なき道を進む調査隊…
先人の残した発電事業の証しを見ることができ、わくわくしました。
これから冬の視察ツアーの企画をよいものにしたいと思います。
なお、連続3回の歴史講座の予定は以下のとおりです。
第1回「飯田地方の小水力発電の歴史講座」は9月14日(水)夜、飯田市旧飯田測候所で行われます。
事前申込みが必要ですので、受講を希望される方は事前に事務局までご連絡ください。
連続講座 第1回【 飯田地方の小水力発電の歴史講座 】
期 日:2016年 9月14日(水) 18時30分〜20時00分
会 場:飯田市旧飯田測候所(飯田市馬場町3丁目411番地)
申 込:必要
参加費:1,000円
定 員:30人
申込締切:9月12日(先着順)
講 師:岡部忠美氏(飯田市環境モデル都市推進課 小水力発電コーディネーター)
申込先:南信州自然エネルギー普及協議会(事務局 NPO法人南信州おひさま進歩)
FAX : 0265-56-3712/TEL : 0265-24-4821
※第2回講座は10月7日(金)夜、第3回講座は現地見学会として11〜12月に開催します。
※連続講座ですが各回ごとの募集となり、必ずしも全講座に参加する必要はありません。
※各回ごとに参加費1,000円です。