聞き書き本の取材で、温泉津のおばあさんの話を聞いて、寅さん(渥美清)の『男はつらいよ』の撮影が温泉津であったことを聞きました。知らなかったので、その後、ネットで調べて、ついに今日レンタルしてきましたよ。1974年の作品。寅さんシリーズ第13話。
舞台は温泉津、益田、津和野です・・・
実は、こうした地方ロケよりも、吉永小百合と絡む東京が話の中心を占めるのではありますが、前半にしっかり温泉津の風景があったので、切り取ってみました。
たぶん、著作権の問題あるかも・・ご指摘あれば、画像削除しないといけないね。
寅さんと妹のさくらと たこ社長が温泉津駅に降り立つシーン。なんとSLです。ホームに転てつ器とかあって、国鉄黄金時代をしのばせるにぎやかさです。
小浜と温泉津の境は「橋の階」。こないだ山口さんに教えてもらいました。向こうに漁協が見えます。寅さんらが乗ってるタクシー。
タクシー、温泉津温泉街を通過中。山県屋の前あたり。
・・寅さんは旅館「後楽」に泊まったそうです。
マドンナの絹代さんは、温泉津の登り窯で働く女性という設定。
これって、いまのゆのつ焼き物館の前身だろうか? ”はんど”が並んでいます。
さくらと たこ社長が帰る日の温泉津駅プラットフォームのパン映像。
駅裏にある温泉津小学校は当時は木造で、今と反対側の位置に建っていたのね。
生徒たちがブラスバンドの練習をしているのが、泣かせる設定です。
1974年は私、中学2年生で、そのころ大田町と温泉津町はとっても遠かったので、温泉津では常識の伝説が伝わってこなかったのでしょう。
懐かしい風景が見れて、映画のおかげです。
温泉津 あれから35年たっても、実はあんまり変わってないから、すばらしい。