• もっと見る
«愛林館 | Main | グーグルアース時間スライダー»
水俣病センター相思社再訪 [2018年12月24日(Mon)]

第23回竹林景観ネットワーク研究集会を水俣開催にむけて紹介したのは、私と同じくNICEの国際ワークキャンプ共催団体としてご縁のあった水俣浮浪雲工房の金刺さんにお願いしたものでした。そういうご縁なので、わたしは遠くてもぜひとも今回は参加するつもりで来たのですが、その過程で、私が大学生3年生のときに旅の途中でボンティアとして水俣市袋地区の相思社さんにお世話になった記憶がよみがえってきました。
1981年の7月中旬、オートバイでの西日本一周の旅の途中に水俣病センター相思社さんを訪れて、施設に4泊させてもらいながらアマナツカン畑への堆肥撒きや水俣病の患者さんの訪問や、地区の夏祭りに参加させてもらったり。ほんの短い期間でしたが、いま私が大田で青年ボランティアを受け入れている原点は 私自身の学生時代のこれら一宿一飯の恩義に報いるためという動機からだと思います。(三里塚のほうにはもっとずっと通ってました)
相思社さんは当時の運営形態とはすこし変わっているようでしたが、今年の新刊である永野三智さんの『みな、やっとの思いで坂をのぼる』を読んで予習(復習)していったので 記憶につながっていきました。なんにもできていませんが、幾重にも差別されている患者の方々には心よせます。
水俣病歴史考証館の手作り感あふれる展示は改めてこころを打ちました、かっての海の豊かさ。
亡くなったかたのご位牌に手を合わせることができるようご案内いただいた職員の方にも感謝いたします。今年亡くなった石牟礼道子さんにも合掌。


IMG_9628.JPG

IMG_9623 (1).JPG

IMG_9629.JPG


水俣病の動物実験にされた猫の墓もありました




Posted by ginmori at 02:12 | この記事のURL