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第19回全国適応指導教室連絡協議会近畿・中国地域会議「島根」 [2014年10月24日(Fri)]
さとしからのレポートです

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第19回全国適応指導教室連絡協議会近畿・中国地域会議「島根」で大田市適応指導教室あすなろ教室の実践事例発表をしてきました。
概要説明、継続的体験活動による成長、進路決定・卒業後の取り組みを軸に、最後の部分であすなろ教室を通して見える、今後取り組むべき方向性について話をさせていただきました。
方向性の部分では、全国の適応指導教室が連携して「普及啓発」「学校へのフィードバック」「不登校分野の専門化・資格化」「職員の身分保障」という課題解決へむけた“提言機能を強化する”こと、そしてその前段として適応指導教室の実用的なネットワークを構築して「ノウハウの共有」「変化の速さに対応」「振り回されない枠組みの構築」「個人のオーバーワークに頼らないシステム化」をすることを提案しました。
特に、職員の身分保障等については文字にすることがストップされていましたが、他教室の発表でも同じ内容がありました。勘違いしてほしくないのは、「全てはきちんと不登校することを支えるため」です。この部分を説明できたことも良かったです。私のように嘱託や非常勤で時間に比較的余裕があるメリットを生かして義務教育後の居場所を立ち上げたり、研修に参加したりしている人はまだ少数です。やはり日本社会ではデメリットになってしまう場合が多く、人材育成・専門性の積み上げが難しかったり、人手不足だったり、男女とも寿退職が多かったりと子どもたちへの不利益に直結しています。
家に帰って振り返ってみると、言わない方が良いだろうなと思っていた愚痴っぽくなることを言わずに済んだ自分はちょっと大人だったかな〜とか思っています。きっと言っていたらもっと薄っぺらくなり、不登校の子どもたちにとっても不利益の方が多かったことでしょう。(いや、私ごときがどこでどう発言しても小事なんですし、単純に時間が押していたこともありますが。)
さて、声を上げ続け方向性を模索し続けていたフリースクールのネットワークを見習って、これから適応指導教室とそのネットワークの在り方も変わって行かねばなりません。全国の皆さん、頑張りましょう!

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Posted by ginmori at 23:05 | この記事のURL | コメント(0)
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