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こどもとおはなしの家

 NPO法人こどもとおはなしの家では、次のような活動をしています。

  *放課後児童クラブの運営 
  *交流事業 
  *学習会 
  *相談・情報提供
  *講師派遣 
  *調査・研究 


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宿題 [2011年07月23日(Sat)]
 クラブでは、毎日30分、宿題や自主学習の時間にしています。子どもたちが、静かに自発的に勉強するよう職員は見守りますが、学校生活にまだなじんでいない1年生の担当職員は、試行錯誤の連続です。
 最近の様子を、少し長いですがご紹介します。

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<7月の様子>
 7月になって気温が高い。

 熱中症予防のため、外遊びは、宿題やおやつを済ませてから出かけています。
学校では「1年生は10分、2年生は20分、3年生は30分」という約束があるそうです。
 習慣づけるために、1年生も10分は静かに宿題に取り組むことにしました。今まで賑やかに過ごしてきた1年生も、「10分間静かにやりましょう」と声かけしています。

 時どき、盛り上がることがあります。「○○ちゃんのプリントがない!」「忘れてきた」「先生が配ってない」ということで、大抵誰かが困っていて、助け舟を出そうとしている時です。
 宿題に関係したおしゃべりなら、「まあ、よし」としています。

 “習慣づけと周りにつられて宿題を終える”をめざしています。
1年生は、職員から出る課題を次々とクリアーしています。

<みんな見せてね>
 「宿題のプリントで、答えが間違っていても気づかず、終わりになっている」という、保護者の要望がありましたので、「プリント終わったら、みんな見せてね」と声かけしています。

 はじめの日と2日目は、見せずにランドセルにしまってしまう子もいました。3日目には、次々に宿題のプリントが出来上がって集まってくるので、チェックする職員が追いつきませんでした。
 飲み込みの早い1年生ですね。

<宿題完了>
 1年生は、今まで「10分間は静かに」と「みんな見せてね」を課題にしてきました。
今度は、“宿題完了”に向けて、学習時間の30分を有効に使っています。

 完了するためにはプリントの他に、計算カードと音読があります。

 さて、初日は2人が完了しました。2日目は4人、3日目は6人でした。そして、4日目には目標の、全員完了。
 なんとすばらしい子どもたちでしょう。これで保護者の、宿題の悩みが少しは減ったかな。
(S)

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 上級生になると、学習の時間が来ると、職員にせかされるでなく、さっさとノートなどを取り出して、口も動かしますが鉛筆も動かします。
 1学期の終業式の日の一こまをご紹介します。

 児童たちは、早速夏休みの宿題に取り掛かります。
 3年男児の宿題のひとつは、夏休み中に読んだ本の中から、心に残った2冊の紹介文と絵を書くことです。

 Y君は1冊目が終わり、本棚で2冊目を探しています。
 K君は「時計つくりのジョニー」について書き始めました。記入用紙の表だけでは書ききれないため、裏にも書きました。続いて絵です。本の表紙を丸写しです。暫らくしてK君が悲鳴を上げました。「ありゃあ〜、ジョニーの顔がジャガイモになってしまった!」

 そこへ「おおきくなりすぎたくま」を書き終えたY君が、宿題を見せに来ました。「もっと文章を書けよ、僕は裏にも書いたよ」とK君、はっぱをかけます。

 終業式の日に、もう、宿題のひとつを終わった2人、なかなか要領が良いです。

 でも、2人の名誉のために説明しておきます。
 この日、たまたま本棚から取り出した本について書いたのではなく、これまで“おはなしの時間”で読んでもらった本や、自分が自由時間などで読んだ沢山の本の中から、2冊を思い出して書いたのです。

 これからも沢山、本を読んで、みんなに紹介してあげてください。
Posted by at 08:55 | この記事のURL