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こどもとおはなしの家

 NPO法人こどもとおはなしの家では、次のような活動をしています。

  *放課後児童クラブの運営 
  *交流事業 
  *学習会 
  *相談・情報提供
  *講師派遣 
  *調査・研究 


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嫌いなものを食べさせるこつ [2011年03月16日(Wed)]
 これまでに書き溜めたニュースの一つです。 

 その日のおやつに、職員お手製の、ブルーベリーが入った蒸しパンが出ました。

 4人の1年生のうち、I ちゃんは「温かくておいしい」と直ぐに食べ始めましたが、MちゃんとF君は、「ブルーベリーが入っているから嫌」、S君も「嫌」。

 さて、どうやって食べさせようか思案した結果、まず、手ごわい相手のF君から攻めることにしました。「ブルーベリーが入っているかどうか、パンを割って中を調べてご覧」と、私が手本を示すと、F君、おとなしく中身を調べだしました。「今のところブルーベリーはない」と言っても、やはり口にしません。私がおいしそうに食べてみても、駄目です。

 「じゃあ、いい、好きにして」とわざと突き放して、一口、食べだしたMちゃんに顔を向け「どう、食べれるでしょう」と声を掛けると、黙って頷いて食べています。暫くして、私が無視したF君をみると、予想したとおり、ぼそぼそ食べ始めました。その隣りで、蒸しパンをお皿に置くのも拒否したS君も、つられて「ブルーベリーがこんなに沢山入っているけど全部食べる!」と、誇らしげな顔をしています。

 結局、3人とも全部食べ、Mちゃんが嬉しいことを言いました。「蒸しパン嫌いだったが大好きになった」。「そう、よかったね。その言葉を、作ったKさんに会ったらもう一度言ってね、Kさん喜ぶよ」と話しました。

 目下の人に何かやらせるには、「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、誉めてやらねば人は動かじ」と、山本五十六の語録にありますが、集団のこどもたちには、これが有効です。
 でも、この方法は、3年生以上、特に女の子にはなかなか通じません。手を焼きます。なにかいい方法がないか、思案しています。
Posted by at 13:17 | この記事のURL