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こどもとおはなしの家

 NPO法人こどもとおはなしの家では、次のような活動をしています。

  *放課後児童クラブの運営 
  *交流事業 
  *学習会 
  *相談・情報提供
  *講師派遣 
  *調査・研究 


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高学年の男の子、サッカー断わられる [2013年03月31日(Sun)]
 3人の1年生が、高学年の女の子たちとサッカーをしています。初めて見る光景です。
 不意にボールが当たって怪我しないように、「蹴る前に『蹴るよ』と言って」と職員が注意します。

 GKは1年と3年の女の子で、横一列に並びます。まず、4年生のYちゃんがキックしましたが、ネットを大きく外しました。続く1年生S君のボールは緩いので、1年生のSちゃんでも捕れます。3人目も1年生のK君です。狙ったわけではありませんが、見事、コーナーにゴール。

 2回目のS君、今度は慎重にボールの位置を代えたり、蹴る方向を思案しています。それを見ていたGKの3年生Mちゃんが「そんなに格好つけなくてもいいから早く蹴るの!」と催促します。せかされたためか、ネットを外してしまいました。

 ここでGKが交替です。K君「絶対に守ってやる!」と張り切って、「あ、手を使った使った!」と相手に抗議します。

 遠くに転がって行ってしまったボールを追いかけるのは、どういうわけかMちゃんの役で、蹴った本人の1年生は「早く捕ってきて!」と上級生に命令しています。
 Sちゃんのシュートを、K君が倒れながらキャッチ。「K、ナイス!」と上級生が誉めます。ここでハーフタイム。

 後半が始まると、高学年の男の子たちが「入れて」とやってきました。
 職員が「あなたたちが蹴るボールは強いため、1年生が怪我するといけないので、別の所でサッカーしてね」と頼みます。いつもなら一言二言反発するのに、何も言わず、渋々ネット裏で見学です。暫らく低学年のプレーを見ていましたが、諦めたN君は鉄棒の方へ行きましたが、T君は「こっちが空いてる空いてる」と、シュートする方向を教えてあげます。

 サッカーが終って低学年が他所へ移ってしまった無人のネット裏には、未練ありげな高学年の子どもたちが、黙って座り込んでいました。
Posted by at 09:00 | この記事のURL