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2012年05月26日

いま考える東シナ海の未来


<div style="text-align:center;">長崎大学海洋環境科学「海と地球と人と」

「いま考える東シナ海の未来」


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日 時: 2012年5月16日  
 
 所 : 日経ホール
主 催: 長崎大学

開会挨拶: 長崎大学学長 片峰茂
海に囲まれ、海とのかかわりの大きい日本。
海の持つ意義は水産、海洋資源と非常に大きい。
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基調講演:『海・生物・環境を考える』
 
東京大学名誉教授 養老孟司
東シナ海はかつて陸地で中国とつながっていた。
九州は中国と陸続きで、対馬は朝鮮に繋がり、
中部は島で、関東地方はバラバラの島。
一寸、時代をずらして考えることが大切ではないかと思う。
最近は、人間が土から生まれ、土に帰ることが理解されていない。
,
「森は海の恋人」の畠山さんは、
カキいかだを失ったが、
昔、カキ全滅時に日本が支援した仏レストラン協会と
ルイビトンの支援で再生することができた。
生態系は日本人には当たり前なので気づかなかったが、
ヨーロッパで取り上げられた。>「木村さんのリンゴ」は肥料がなくても育つと有名だが、
それが自然なのである
人間は60兆の細胞から成り、
10兆のバクテリアと共生しているのに、“除菌”とは??
細胞の要素であるミトコンドリアは
人間に共生した生物であると最近発表された。
学校で原子・分子を学ばなかったら、
そんなことは判らないだろう。
生態系に繋がっている人間。
広い海は生態系であり、身体の一部である。
その生態系の重要性を知る必要がある。

2012年04月09日

これまでの沖縄学 これからの沖縄学

復帰40年沖縄国際シンポジウム  

「これまでの沖縄学 これからの沖縄学」

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日 時: 3月29〜31日
 
所 : 早稲田大学国際会議場、小野梓記念講堂
 
主 催: 沖縄文化協会+沖縄研究大学連合

はじめに:
本シンポジウムは、人文・社会科学と自然科学の対話、
戦争の記憶、民衆の語り、沖縄の自立性、東アジアと沖縄、
文化の交渉力としての芸能など、さまざまな研究
が発表される包括的な場とし、
これまでの沖縄研究が築き上げてきた成果を尊重しながらも、
研究領域を超えた若い発想を期待して開催された。
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沖縄の長寿を守り、長寿を活かす:名桜大 平良一彦

日本軍政下における糸満漁民―家の移民と戦争体験―
フィリピンを中心に 法政大学 加藤久子
水産業の発展は>「海の生命線」「南方発展の前進基地」と
国防国家建設の為に2千人の沖縄漁民がフィリピンに移民した。
当初は大成功であったが、戦況が悪化し、
日本軍はフィリピン国内を北上し逃げる中で
軍も市民も死亡者が激増していった。
南方に取り残された市民の悲劇は悲惨で、
今までそんな事実は語られることもなかったが、
これが太平洋戦争の悲惨な実態の一つである!
.
米軍基地が地域社会に及ぼす影響――辺野古・高江・グアム

復帰40年の沖縄国際シンポジウムは
厳しい問題山積の中で開催され、
その現状を知る貴重な機会となった。
長い歴史の中で周辺国と平和な経済的友好関係を築いてきた
沖縄にとって軍事基地は似つかわしいものではない。
海に囲まれた、温暖な自然豊かな、
人間味あふれた長寿の国への回帰こそが
今後の沖縄にはふさわしいのではないかと
痛感させられた。

2012年04月07日

東日本大震災と海洋研究ならびに学会活動

東日本大震災と海洋研究ならびに学会活動

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日 時: 3月26日 
所 : 筑波大学第2エリア 2H101
主 催: 日本海洋学会 震災対応ワーキンググループ

http://www.kaiyo-gakkai.jp/sinsai/ 
大震災に対する研究者の対応・学会の対応と総合討論
小川浩史、津田敦、神田穣太、石丸隆、加藤義久
木暮一啓、市川洋、池田元美

 
海洋学会WGの努力でたくさんの地点で測定が進んでいる。
震災対応航海を全国的に実施している。
また、海洋放射性汚染に関するQ/AをHPに掲示している。
海洋汚染は陸上に比較し放射性は低いが、プランクトン
の放射性レベルは高いとも言える。
今後の福島の漁業の停滞が危惧される。
復興に連動した『東北マリンサイエンス』が立ち上がり
オールジャパンで復興過程の科学的解明と、
漁業復興への道筋の提示が求められている。
今回の大震災では、学会の存在意義が問われている。
何のために海洋学の振興・普及が必要か?
社会の一員である以上、学会も不偏不党ではありえない。
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2011年12月12日

3.11後の海洋立国を構想する

3.11後の海洋立国を構想する
日本海洋政策学会第3回年次大会
日 時: 12月3日 9時〜18時
所 : 東京大学小柴ホール 
パネルディスカッション「復興における海洋政策的知見の活用」
世界に対する放射線の広がりで、日本の加害責任がこれから課題になる可能性。
放射線の広がりと海洋生物への影響が大きなテーマと思う。
海への放射線の広がりについては、最初は表層であるが、今は中下層や海底までに。
魚については測定がされてなく、今後近場では漁が難しく、十分なモニタリングが必要である。
海の除染、瓦礫の除去をどうするか大きな課題である。

2011年10月09日

近世の琉球貿易

法政大学公開総合講座
「近世の琉球貿易―唐買物と日本銀」
   
日時: 9月30日中>
 所: 法政大学外濠校舎 さったホール
講師: 梅木哲人(法政大学沖縄文化研究所)
 
1.近世琉球貿易の概要
 ・ 鎖国制下の近世日本に対して、
琉球は中国(清王朝)の 冊封を受け、
進貢しながら一方で貿易活動を行っていた。
 
3.幕府は琉球貿易の高を定めた。
薩摩と琉球は高を半分づつ分けて使った。
琉球貿易で使われた銀はすべて銀座でつくられた日本銀である。
  
5.琉球は購入してきた中国産品と、
自国産の砂糖などを鹿児島琉球館に運び、
鹿児島・大坂の商人たちを介して売り払い、
銀を入手して貿易に使っていた。
  
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2011年07月19日

明治丸シンポジウム

第10回明治丸シンポジウム
 
 
日時: 7月18日 13時〜16時半
 所: 東京海洋大学越中島キャンパス
主催: 明治丸シンポジウム実行委員会
共催: 江東区の水辺に親しむ会
  
明治丸が建造されたイギリスの
バグパイプの演奏から始まりました。
 
基調講演
山本一力「江戸幕末の深川」
ジョン万次郎を中心に明治丸と幕末
について楽しいお話が展開されました
 
 
パネルディスカッション
「みんなで考える明治丸とまちづくり」
明治丸を活用した門前仲町を中心に
観光まちづくりを広げるための話し合いが展開しました。
 
最後はさかなクンと庄司先生
「小笠原に明治丸が来た」
さかなクンの魚の絵は素晴らしいものでした。

2011年01月06日

1421 中国が新大陸を発見した年

1421 中国が新大陸を発見した年
中国鄭和の船とコロンブスの船の比較
ウイキドペディアより
   
海洋観光立国を夢見る浅学菲才なものにとって
驚異的な本に巡り合った。
 
コロンブス・アメリカ発見の70年前に、
中国は3万人近い船員の大船団を組み、
世界一周を行 ったと言うのだ。
 
その船団はコロンブスの数百倍にも達し、
当時の中国の凄さを痛感させられる。
だが、そのために明は疲弊し、
それ以後反動で鎖国に近い状態になり、
海洋帝国は止めたという。
 
しかし、最近の中国は新たな海洋時代を
始めたのではないかと宮崎は指摘している。
世界的な 人口爆発・環境問題・資源問題などから、
国境を越えた抜本的な問題解決策が求められている。
これからの持続可能な地域や国のあり方としての
海の活用に注目していきたい。 
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2010年08月06日

東京港ナイトクルージング

水都東京を創る会 総会と懇親会
東京港ナイトクルージング
 
NANO1号
 
日時:8月5日18時〜21時
 所: 勝どき〜お台場〜隅田川
主催: NPO法人水都東京を創る会
 
NPO水都東京を創る会の
平成22年度総会とナイトクルージングに参加しました。
素晴らしい東京湾の体験でした。
 
猛暑の中でも夜の海は最高!
夕日の中の東京タワー、お台場、屋形船、
勝鬨橋、レインボーブリッジ・・・・・
 
東京海洋大学の庄司邦昭先生が岡田眞理子都議に一緒に
”東京をベネティアのような水の都にしましょう”と熱く語られていました。
  
 新しい双胴船「NANO1号」が完成です!
 お江戸観光エコシティ、海洋観光立国がふくらみます!!
 

2010年07月20日

日本の海の夜明け

明治丸シンポジウム
日本の海の夜明け
 
   バグパイプで開会
さかなクンの明治丸の絵と解説
 
 日時: 7月19日
  所: 東京海洋大学 越中島会館講堂
 主催: 東京海洋大学、NPO江東区の水辺に親しむ会
 
 はじめに: 
 国重要文化財「明治丸」は、西欧列強と肩を並べるために、明治6年政府が英国に発注したものです。
 明治維新時、国の期待を背負い、海洋国家のインフラとしての灯台整備、明治天皇の東北・北海道巡幸の御用船(この時の帰港日の7月20日が海の記念日)、排他的経済水域を含むと世界6番目の海国になるきっかけを生んだ小笠原との交渉など、数々の歴史に登場しました。 耐用年数を越えた明治丸は、その後、岩崎弥太郎によって創設された東京商船高等学校に譲渡され、海の若者を育てることになりました。現存するわが国最古の鉄船です。
 
 基調講演「日本の海の夜明け」  歴史作家 植松三十里
 
  明治維新で有名な坂本竜馬、勝海舟は「海の男」でした。
  1853年 大西洋でクジラを捕り尽くした米国の捕鯨船団が太平洋に進出し、飲水と薪を日本の各地に求めて、その交渉にペルーが来日しました。
  1854年 ペルーと幕府は、横浜で水と薪の条約を結び、箱館と下田で対応することになりました。このことが攘夷(外国人排斥)に燃えた若者の血気に油を注ぐことになりました。
 1856年 幕府は長崎伝習所を開設し、オランダから「観光丸」を寄贈され、オランダ人ペルス・ライケンに様式海軍を学びました。水夫の出身地は、瀬戸内海要衝の塩飽諸島の水軍でした。幕末に50隻にも及ぶ海軍があったことは注目に値する。
 信長、秀吉、家康は瀬戸内海を制する塩飽諸島の水軍に大名と同格の特権を与え、日本を支配しました。塩飽諸島では江戸時代に議会制度が行われていた。
 1860年 かいりん丸は105人を乗せてアメリカに。
 勝海舟は明治維新の最中、世界を見渡し、灯台づくり、海軍づくりを考えた行動をとっていたことに驚く。
 1875年 小笠原諸島の領有問題が生じ、明治丸がいち早く父島に入港し、日本領有の基礎固めに貢献した。
 明治維新前後に注目してきたが、幕府は驚くほど人道的である。江戸幕府についての誤解が多いのは、明治維新政府のつくった歴史観ではないかと思われる。
 主要著書: 「群青 日本海軍の礎を築いた男」文芸春秋
         「かいりん丸 サンフランシスコにて」角川文庫
 
 「明治丸クイズ」  さかなクン と 庄司先生
    
明治丸海事ミュージアム事業について  今津副学長
  東京海洋大学は明治丸を核にした海事ミュージアム事業を始めた。ぜひ参加して欲しい。
 
 所感: お江戸観光エコシティ、海洋観光立国を夢見るものにとって大変貴重な講演を聞くことができた。
 アメリカを中心としたグローバル経済が崩壊し、改めて新しい「日本の海の夜明け」の時代が期待される。
     

2010年07月18日

深海の雲と微生物

深海の雲と微生物
耳石から魚の生活史を探る
地球システムとしての海
 
メタン、イオウ、鉄、水素の大河が海底から放出
ウナギ産卵場の歴史     
アユの回遊多型
 
 日時: 7月12日
  所: 東京大学 小柴ホール
 主催: 東京大学海洋アライアンス
 
 大気から深海までを探る
 
 「深海の雲と微生物」  砂村倫成(理学系)
 海底熱水活動域やメタン湧水域では、海底下を流れる水があり、海底下のマグマや岩石などとの反応によって、水素、硫化水素、メタン、鉄、マンガンなどの還元性化学物質を溶かし込み、輸送している。このような海底下の流れを「海底下の大河」と名づけ、全容解明に取り組んでいる。
 深海海底熱水域やメタン湧水域では、チューブワーム、シロウリガイ、シンカイヒバリガイ、コシオリエビ、オハラエビなどの動物が高密度で生息している。太陽光の届かない暗黒の世界に高密度で生息しているこれらの生態系は、光合成ではなく、大河からの化学エネルギーを用いる化学合成微生物が作る有機物によって保たれている。
 深海海底熱水域では、海底熱水噴出孔から300℃以上の高温熱水が勢いよく噴出し、数百メートルも上昇し、周辺海水に拡散し、あたかも”深海の雲”のようになる。
 雲の中は大河のエネルギーや化学成分に富み、”雲”の中では高密度の微生物細胞が生息している。この深海の雲が深海生態系におよぼす影響の定量化を目指している。
 
 「耳石から魚の生活史を探る」  黒木真理(総合研究博物館) 
 魚の耳石は成長に伴って大きくなるが、ほとんど代謝されることがないため、一旦耳石に記録された個体の生活史情報はそのまま保持されることから成長過程を知ることができる。
 また、耳石の構成成分に含まれる安定同位体が存在するストロンチュウムの測定により、生息域を推測できるようになり、ウナギの発生と回遊経路やアユの回遊経路などが詳細に推測可能になってきた。
 
 所感: 深海の中に雲があるという深海の不思議を聞く機会に恵まれた。  また、深海にすむ魚の生活史も新技術で判るようになってきたとのこと。
  海洋観光時代が一歩一歩前進している感を強くすることができた。