10月29日 世運商街 参与連帯
世運商街
先ずは、50年前に建てられたソウル中心街の世運商街の衰退の中、1990〜2000年代に再開発で壊されそうになっていたところを、現ソウル市長のリーダーシップの下、都市再生法をベースに「再び世運」をコンセプトに、市民の信頼関係の上に1917年芸術的にリニューアルされた「世運商街」を訪問した。入口前のガンダムからお出迎えの挨拶を受け、世運商街の方から詳しいお話を聞くことが出来た。7年前多様なネットワークを立ち上げ、中間組織を設け、イベントを重ね、ほとんど毎日市民のインタビューを行い、既存の方と新規の方の話合いを積み上げ、問題を一つひとつ検討解決し、リニューアルを行ってきた。昨年のオープン以来、海外からの見学者も多くなっているとのこと。民主主義の進んだソウルでなければなかなか難しい日々の努力のたまものと感じさせられた。
参与連帯
百万人デモの中心を担った参与連帯を訪問した。新大統領が誕生、南北会談・米朝首脳会談と世界史的なイベントが続き、統一地方選挙では朴元淳ソウル市長が圧勝し、ソウル市議会も97%が市長の与党議員となるなど、驚くべき民主化が進展している。その流れの中で中心的役割を担い、自信満々の堂々たる解説を頂いた。政党に組みしない中立の運動ができるように、1万5千人の会員の会費で運営し、是々非々で政治を批判し続ける姿勢を保持するとの意向は感動的であった。
文大統領誕生の大きな力にはなったが、今後ますます政権を多様な観点、市民視点から監視し続けていこうとの熱い想いを知ることができた。
所感:大変貴重なツアーに参加した。1910年強制併合で日本の植民地にされた時代、独立運動の中で倒れた人がたくさんいたことを知り、改めて日韓の平和的な関係の大切さを痛感。