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2018年08月14日

真鍋祐子「光州事件で読む現代韓国」

真鍋祐子「光州事件で読む現代韓国」

平凡社、2010、6

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プロローグ=現代韓国政治のアイロニー
 1980年5月。韓国南西部の光州という町で、互いに武器を持った軍と
市民たちとの間で惨劇が繰り広げられた。10日間の抗争は民間の犠牲者
189人という痛みをともなうものだった。武田幸男編『朝鮮史』には、
「大統領の死という形で朴政権が崩壊すると、民主化運動が展開された。
軍隊が民主化運動の全面弾圧に乗り出し、強権政治の抑圧を緩めれば、
北の“南進”を招くとして、光州市では市内を占拠した学生や市民を戦
車まで出動させて殺害した。1980年9月には、軍部の実力者であった
全斗煥大統領が就任し、新たな強権政治が始まった。」と記されている。
・ この事件は87、8年あたりまで、なかったこととして葬り去られていた。1996年8月、「全斗煥に死刑判決」という見出しで状況は大転回した。15年以上前の出来事が、特別立法によって裁かれ始めた。突然の処断の背景には、「金大中封じ」の政治的意図があったと見られている。
・ 光州はいま、新たなる巡礼地となり、5月18日前後は全国から巡礼者が集まっている。
T章 韓国現代史のなかの光州事件
・ 韓国社会における「体制―反体制」間の対立構図は、「慶尚道―全羅道」、「国民国家ナショナリズム―民族ナショナリズム」、「軍事政権―文民政権」、「祖上神―冤魂」という4つの脈絡がある。
・ 73年の金大中拉致事件は、“韓国=軍事政権”の否定的イメージを動かしがたいものにした。
 それに反して、「キリスト者、民主主義政治家金大中、反体制=文民政治」が生まれた。
・ 朴正煕は、「個人の生命と価値が集団と階級の威力で踏みにじられる共産主義が成功することは、人類の歴史上ありうるものではない」と、国民国家へ向けて推進したが、1993年、金泳三政権が登場し、待ちこがれた文民政府が出帆した。
・ なぜ舞台が光州だったのか? 全羅南道最大の国立大学・全南大学校の学生たちによって口火が切られた。「戒厳撤廃」を学生たちが叫び、街頭デモや討論会が全国で繰り広げた。光州事件は、学生中心から民衆や市民たちへと移行していった。この非常戒厳の折に金大中が内乱容疑で逮捕されたことが、引き金となり、流血の惨事にまで至らせた要因とみられている。
・ 光州以外では市民からの呼応が得られず、運動諸勢力が相互に乖離していたのに対し、光州の学生らのたいまつデモは市民の共感を呼び、学生と教授、農民らが結び付き、一糸乱れぬ体系が具現し、金大中釈放デモに拡大した。資本主義の未発達・全羅道は、階級間の連帯を可能にし、共同体意識を高揚させる要因になり、金大中をシンボル化した。
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吉田裕「日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実」

吉田裕「日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実」

中公新書、2017.12.25

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はじめに  
・ 日本がアメリカ・イギリス・中国などの連合国との間で戦火を交えたアジア・太平洋戦争。1941年12月8日に始まり、45年8月15日に終結。その後も続いた地域もあったが、9月2日には
日本政府が降伏調印した戦争である。戦闘は、東はハワイ諸島、西はインド、北はアリューシャン、南はオーストラリアに及ぶ広大な地域だ。
・ 戦没者は、日本だけでも 軍人・軍属が230万人、民間人が80万人、合計310万人に達する。日露戦争の戦死者9万人とは規模が違う。
序 章 アジア・太平洋戦争の長期化
・ 1937年に始まった日中戦争は、40年に入ると、行き詰まりの様相を呈していた。日本軍による大規模な進攻作戦の時代はほぼ終わりを告げ、中国各地の日本軍は占領地を防衛するための「高度分散配置」体制に移行していた。小兵力の多数の舞台を広範な地域に分散して警備に当たらせる態勢に、1940年には中国戦線に約68万人の陸軍部隊が派遣されていた。
・ 日中戦争の行き詰まりに関しては、大元帥・昭和天皇も自覚していたようだ。
・ 1941年12月8日、日本陸軍の侘美支隊は英領マレー半島、コタバルへの上陸を開始した。続
いて空母から発進した日本海軍の攻撃隊がハワイの真珠湾に対する空爆を開始し、アジア太平洋戦
争が始まった。この戦争は、日本が日中戦争の行き詰まりを東南アジアにおける新たな勢力圏の獲
得によって打開するために開始した戦争だった。日米関係に焦点を合わせるならば、満州事変以降
の一連の侵略戦争で獲得した権益の確保に、日本があくまで固執したために始まった戦争である。
・ 1941年の春から戦争回避の外交交渉が続けられたが、その最大の争点はアメリカ側が求める日本軍の中国からの撤兵だった。米軍は先ず盧溝橋以前の姿に帰れ、内政干渉は認めないだった。
・ 開戦後の戦局は、第1期の1942年5月までの日本軍の戦略的攻勢期。第2期は1942年の6月のミッドウエー海戦での日本海軍正規空母4隻の撃沈から日本軍の撤退。第3期は、1943年3月から44年7月までの米軍の戦略的攻勢期・日本軍の戦略的守勢期。1944年6月米軍はサイパン島への上陸を行い、日本海軍の機動部隊は事実上潰滅する。第4期は、1944年8月から45年8月の敗戦に至るまでの絶望的抗戦期の4期に概観できる。
・ 日中戦争開始以降、敗戦までに、日本人戦没者は軍人・軍属約230万人、外地の邦人約30万人、空爆などの戦死者約50万人合計310万人である。米軍の戦没者は9万2千人、ソ連軍の戦死者2万2689人、英軍が2万9968人、オランダ軍2万7600人、中国人と中国民衆1000万人、朝鮮20万人、台湾3万人、マレーシア・シンガポール10万人、べトナム等合わせて1900万人だ!
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2018年08月06日

古沢広祐「みんな 幸 せってどんな世界共存学のすすめ]

古沢広祐
>「みんな 幸 せってどんな世界 共存学のすすめ」

ほんの本、2018.3.30

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はじめに  
・ 「世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」
  このことばふぁ宮沢賢治の『農民芸術概論』の中の一文だ。この言葉は「自分は幸福であるのに対して他の人は不幸」という状況、あるいは逆に「他の人は幸福なのに自分だけが不幸」というような状況についてどう考えるか、という問いかけでもある。賢治はだれかの不幸を前提とするような状態では「幸せな世界」ではないと強調する。
・ しかしながら、現実の世界に身を置いて考えると、自分の幸福と他の人の幸福が矛盾なく両立する状態や、何が幸福で何が不幸化について等そう簡単に答えを出せるものではない。冷静に考えてみる必要がある。
・ 長い人類の歴史を振り返ってみると、生存競争で激しい対立や抗争が繰り返されてきた。内戦や国を挙げての戦争、大量殺人に至るまで、無数の争いが起きてきた。
 他者や多文化を許容し、変化を強制しないという意味で、「共存」を視点にしたいと思う。
序 章 テロと大震災が奪ったもの
・ 3・11、皆さんはどのように迎えたでしょうか。私は研究室で本棚から本が崩れ落ち、唖然と。交通機関がストップし、学生や教職員が帰宅困難となり校舎で泊まった。水道や電気のライフラインが寸断されていたら、都心の惨状は想像を絶する事態になっただろうと、恐怖を感じた。
・ 7年が経ち、甚大な被害の記憶は早くも薄れつつある。被災地を訪れるたびに、巨大防潮堤の建設が進み、万里の長城のような景観が延々と立ち現われていることに目を奪われる。そんな中、人々の暮らし・コミュニティ・文化面での再建の重要性が改めて認識されている。
・ 東日本大震災の津波による被害と原発事故による深刻な放射能汚染は、これまでの社会と発展のあり方の根本を問い直す出来事で、巨大自然災害の受け止め方、復旧・復興が中心課題だ。
・原発事故災害では、復旧・復興だけではなく社会の根本的在り方が問われている。考えるべきは、東京を日本社会の中心とする前提で「地方」が置かれてきた非対称な関係性だ。リスクの押し付けが問題で、巨額の富を生み出す科学技術や産業社会が成り立つ背後で、潜在的なリスクや脅威がつくり出されていく状況は、原子力に依存する社会にはっきりと示された。大量に残る放射性廃棄物の処理が未解決のままであり、原発再稼働は地域差別や将来へのリスク押し付けが深刻だ。
・ 同時多発テロ事件がアメリカ社会を一変させた。2001年9月11日、カリフォルニア大学の客員教授だった。テレビ画面により2つのビルが全壊する様子が映し出された。滞在していてバークレー校は、自由と反骨精神の気概が強い土地柄で、事件当日の夜には数千人が集まって、静かなる祈りと沈黙の抗議集会が開かれた。ブッシュ大統領は「テロとの戦い」を宣言し、「アルカイダ」への反撃としてアフガニスタンの空爆を決め、支持率は9割に上昇した。唯一反対したのはバークレー市議会だ。国家によるテロ行為が始まり、多様性と寛容性重視の価値観が押し流された。
・ 主要国には巨大な兵器産業が存在し、世界中の緊張地帯に武器を供給し、対立を醸成させている。世界の武器輸出の1/3をアメリカが占め、ロシア、中国、フランス、ドイツ、イギリスが続く。
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2018年08月03日

夏目漱石「私の個人主義ほか」

夏目漱石「私の個人主義ほか」

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はじめに――近代の日本のリベラリズム  加藤典洋   
 今、夏目漱石を一つの思想の溶鉱炉として思い浮かべるなら、近代日本におけるリベラルな個人主義の出現地点というイメージである。近代日本が、自分の過去を切り捨て、自分の風俗習慣から切断され、異質の世界に投げ出された。その「根無し草」性のただ中で掴まれたものという固有の性格を持っている。・・・彼の話は寄席の噺家めいた口調で始まる。
私の個人主義  夏目漱石 (大正3年11月、学習院輔仁会にて講演)
・私は今日はじめてこの学習院というものの中に入りました。もっとも以前から学習院はたぶんこの見当だろうくらいに考えていたには相違ありませんが、はっきりとは存じませんでした。中に入ったのはむろん今日が初めてでございます。
・実は私は学習院の教師の試験に落第した経験があります。その後、田舎の中学へ赴任しました。伊予の松山にある中学校です。『坊ちゃん』の中の赤シャツは私のことになります。しかし、松山にもたった一年しかいませんでした。その後、熊本の高等学校に転じ、大分長くいました。
・数年後、文部省から留学を命じられ英国に行きました。大学で、英文学を専門にしました。それを3年間専攻した私にも英文学は何が何だか無我夢中でした。とにかく3年勉強して、ついに文学は解からずじまいでした。私の煩悶はここに根ざしているといっても差し支えないでしょう。私はそんなあやふやな態度で世の中へ出てとうとう教師になり、腹の中は常に空虚でした。
・私はこの世に生まれた以上何かしなければなりません、といって何をしてよいのか少しも見当がつかなかった。ただ腹の底ではこの先自分はどうなるんだろうと、人知れず陰鬱な日を送りました。
いくら書物を読んでも腹の足しにはならないのだと諦めました。この時はじめて文学とはどんなものであるか、その概念を根本的に自力で作り上げるよりほかに、私を救う途はないのだと悟ったのです。今までは全く他人本位で、根のない浮き草で、そこいらをでたらめに漂っていたから、ダメであったということを漸く気が付きました。私が独立した一個の日本人であって、決して英国人の奴隷ではない以上これくらいの見識は国民の一員として具えていなければならない上に、世界に共通な正直という徳義を重んずる点から見ても、私は私の意見を曲げてはならないのです。
・私はそれから文芸に対する自己の立脚地を固めるため、文芸とは全く縁のない書物を読み始めました。自己本位という四字をようやく考えて、その自己本位を立証するために、科学的な研究やら哲学的の思索に耽りだしたのです。この自己本位という言葉を自分の手に握ってから大変強くなりました。今まで茫然と自失していた私に、ここに立って、この道からこう行かなければならないと指図をしてくれたものがこの自己本位の四字なのです。自白すれば、この四字から新たに出立したのです。
・その時私の不安は全く消えました。私は軽快な心をもって陰鬱なロンドンを眺めたのです。多年の懊悩に対し、自分の鶴嘴をがちりと鉱脈に掘り当てたような気がしたのです。とにかくできるだけ材料を纏めて、本国へ立ち帰った後、立派に始末をつけようという気になりました。
・ところが帰るや否や衣食のために奔走しなければならなくなり、高等学校、大学、私立学校等などで稼ぎました。そして神経衰弱に罹りました。つまらない創作など雑誌に載せなければならなくなりました。しかし、自己本位というその時得た考えは依然として続いています。以上が第一編です。
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2018年07月31日

GSEF(グローバル社会的経済フォーラム)2018ビルバオ大会

GSEF(グローバル社会的経済フォーラム)

2018ビルバオ大会

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日 時:7月24日(火)
 所 :パルシステム生活協同組合連合会 会議室
事務局:ソウル宣言の会
はじめに GSEF2018ビルバオ大会に向けた学習会を開催。
GSEFは、世界の都市、村や町の自治体と民間の社会的連帯経済と呼ばれる運動及びその連合体などの中間支援組織が協力して共に創った非営利国際連帯組織―世界初の組織だ。
ヨーロッパでは社会的連帯経済の比重が10%を超えている。
 ビルバオのモンドラゴン協同組合は、200以上の協同組合等からなる社会連帯経済グループで、1956年カトリック聖職者が創立、多様な分野に発展してきた。
私のモンドラゴン体験と、日本のモンドラゴン研究の歴史
講師:石澤香哉子(横浜市立大大学院)
・ 私は3回モンドラゴンに行った。特に2回目はファゴール家電倒産後で情報が錯綜していた感があった。同地の大新聞には協同組合モデルそのものが失敗ではないが、ファゴールは外部の雇用を切ったことで批判されていた。3回目はモンドラゴン大学を訪問。理科系、経済系、教育系学部の3000人の学生を擁し、それぞれが協同組合方式で経営され、卒業後は、民間企業25%、協同組合25%、多国籍企業10%等々に就職。
日本におけるモンドラゴン協同組合の足跡
1980年のレイドロー報告「生産的労働のための協同組合」で知られるようになった。1981年デンマークで開催された国際的な生産協同組合に関する会議で、モンドラゴンとユーゴスラヴィアの事業体への関心が集中した。このモンドラゴンの影響を受け、1970〜80年代にかけて、労働者協同組合の復活が英国で見られた。
・ 佐藤は、モンドラゴンは「労働者協同組合は必然的に失敗する」という定説を打ち破ったとして評価し、後発の我々はモンドラゴンから何を学ぶべきか議論すべきと解説した。
モンドラゴン協同組合とは何か 労働者組合員の献身、バスク民族主義を基礎とした住民支援、
 統一指導部として全組合を指揮・監督し、新組合設立の産婆役をつとめた労働人民金庫が中核。
・ 90年代、資本主義経済体制の危機という現状認識があり、これに対する経済体制として、社会的経済、「連帯システム」に支えられた協同組合を想定し、「協同組合価値と効率」が注目された。
グローバル化への路線転換とその批判 1986年、スペインがECに加盟し、ヨーロッパ市場を視野に入れる必要が生じ、合併・合弁・技術提携などで海外企業を積極的に利用し始めた。その中でヨーロッパ家電企業の雄であった協同組合ファゴール家電の倒産にモンドラゴンが見切りをつけた。
整理と結論 日本のモンドラゴン協同組合研究の特徴として、労働者協同組合の再評価、協同組合地域論からのアプローチ等が挙げられるが、経営学的アプローチの薄さが指摘される。
今後の展望 協同組合のグループ化・巨大化、国際化の在り方、協同組合的な金融の在り方、人材づくり等今後の研究課題は多い。また、従来の協同組合研究の枠組みを超えた視点が必要である。

所感:GSEFをリードする朴元淳ソウル市長の韓国では、6月12日の米朝首脳会談翌日の韓国統一地方選挙で朴市長は圧勝し、ソウル市議は与党「共に民主党」が97%獲得し、国会第一党自由韓国党は崩壊寸前とも聞く。この大きな流れは、ソウル市長の決断(実施決済、仮設トイレ、警察の放水を止めるために水を止めた)で、百万人デモが毎週土曜日、4か月間継続し、政府を変える平和革命があったからだ。この力を市民が保持するならばソウルだけでなく、韓国では貧困と格差が激しいギャング資本主義から解放され、新しい平和な社会連帯経済国家誕生が予感される。

2018年07月30日

手こぎボートで運河体験 

手こぎボートで運河体験
 
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日時: 7月21日(土)
場所: えこっくる江東、潮見運河
子供たちの夏休み最初のイベント「潮見運河で手こぎボート体験」が行われた。最初江東区環境情報館「えこっくる江東」で、江東区の川や運河・水運の歴史や環境について学んだ。
その後、潮見運動公園のテントに移動し、安全教育、ボートの漕ぎ方訓練を受けた。そして、親子でボートに乗り込み、皆で漕ぎ始め、歓声をあげた。
橋の下を通過し、周囲のヨットなどを見ながら前へ前へと皆で協力しながらこぎ続けた。船着き場に戻った子供たちは心から喜んでいた!


2018年07月28日

「戦争とメディア 武器輸出と日本」

「戦争とメディア 武器輸出と日本」
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日 時: 7月20日(金)
 所 : 慶應大学三田キャンパス北館ホール
主 催: 港・文化の会
司 会: 大西広(港・文化の会代表世話人)
初めの挨拶: 宮崎礼二代表世話人
講演:望月衣朔子(東京新聞社会部)
・ 名前は母が大好きだった「萩原朔太郎」に因んでいる。母からは「何かを作る人、ものを創造していく人になって欲しい」と言われ続けた。
・ 東京新聞社に入社し、闇献金疑惑追及をしてきた。検察庁担当になり、検察史上最大の不祥事と言われる「検事と暴力団組長の取引」をスクープした。記者クラブの発表は、当局に都合の良い事実ばかりで、不都合な真実は隠されている。個人的にもテレビ朝日の女性記者のように夜中でも検察官の呼び出しにつき合い、真実を求めて取材を続けてきた。その中でウソを見破る技術ができた。
・ 2人の子供の産休後、武器輸出をテーマにするようにとの配置換えがあった。防衛省に日参する中、防衛官僚には「あんな記事を書きやがって!」「あんたは国防が判っていない」と言われ続け、防衛企業からは「望月さんには答えないようにと言われている」と敬遠され続けてきた。
・ 防衛企業は、本当はやりたくない。企業評価が下がるなどリスクが多いとされているとのこと。 その中で、2016年には武器輸出の本を2冊刊行した。(「武器輸出と日本企業」、「武器輸出大国ニッポンでいいのか」)
・ 森友・加計疑惑は、朝日新聞のスクープから始まった。
 週刊誌や他社に負けるなと東京新聞でも追及が始まった。関係官僚や政府は改竄を否定するも、内部の担当者の自殺から、やがて佐川元財務官僚に全責任を負わせた。
・ 福田財務次官のセクハラ疑惑も、本人は否定し、麻生大臣等は週刊誌にはめられた、男性記者にすべきと暴言。
・ 菅官房長官への質問が爆発し、その後は質問を拒否に。
・ 「メディアは権力とどう向き合うべきか」が問題になるが、現行の記者クラブ方式の課題がある。そもそもメディアの役割は、権力のチェック、監視である。日本のメディアの報道の自由度ランキングは世界で67位と低く、世界からも問題視されている。委縮してはいられない!!
・ 日本の株価は、日銀に操作されるなど問題だらけだ。
日本の国家予算97兆円に対し、64兆円もの金を投入して世界の中央銀行の禁じ手の株価操作をし、また米軍と一体化する政治を行っている。得をしているのは米軍需産業のロッキード社で株は85%も増進している。
・ 政府は戦争できる国を目指している感がある。安保法・武器輸出をベースに、戦う国へ変質している。
・ 憲法は、支配者の暴走を防ぐもので、国の理想を語る憲法を大事に、新たな国づくりを共に進めましょう!

所感:厳しい状況の中、何も恐れない超迫力の講演を聞くことができた。素晴らしいジャーナリストがいる限り日本の将来は期待できる。我々一人ひとりが真の民主主義発展のために努力せねば。

2018年07月25日

お江戸深川お散歩コース

お江戸深川お散歩コース

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第169回楽しく自転車で走る会(18.7.22)      
 今回は、猛暑の中、お江戸深川お散歩コースを走った。
区役所前に集合し、最初は青々とした江東区自慢の区民田んぼに。その横の菖蒲園のアオサギに見入った。次いで仙台堀川公園野鳥の島に。カワウが羽を乾していた。仙台堀川公園を通り、木場公園でいろいろな花を楽しみ、木場親水公園へ。木の船着き場が素敵だった。
さらに富岡八幡宮に廻り、名古屋場所の中、横綱碑を楽しみ、大神輿に感動した。その横の伊能忠敬には見倣いたい老後の生き方を強く感じさせられた。
その後、門前仲町飲み屋街を通って、東京海洋大学の寮、明治丸を楽しんだ。隅田川テラスに入り、パリ広場を眺め、永代町の佃煮屋を経て、赤穂浪士休息の地、平賀源内電気実験の地、日本最初のセメント工場、相撲部屋の前を通り、芭蕉記念館、神明神社で走る会はフィナーレとなった。
2.参加者の言葉から
・ 連日の猛暑の中、サマータイム16時のスタートでしたが、それでも暑い、補水しながらの2時間半のポタリング、体験参加者を含め楽しく巡る事が出来ました。
・ 深川地区の定番コース、今まで何回か周りましたが、今回は路地裏を隈なく回り、江戸から昭和初期にかけて繁栄した地を再発見、下町風情も堪能しました。
・ 夕方からの走行にもかかわらず猛暑の中、水分をたっぷり補給しながら何とか走行できた。
見慣れた深川散歩コースでしたが、意外と知られていない歴史を垣間見ました。深川公園は日本初の公園で、旧深川図書館があったとは、そばの立派な石造燈明台の成り立ちや、森下に陶磁器の工場跡地があったとは知りませんでした。新たな知見が深まり区内の旧跡に興味が湧きました。

3..情報コーナー: 第170回自転車で走る会:  秋の遠足「栃木県 鹿沼まちの駅めぐり」
           https://www.city.kanuma.tochigi.jp/0282/info-0000000519-0.html
           9月23日(日)  集合: 住吉駅半蔵門線改札口 9:40
参加希望の方はレンタカーと特急券購入のため メールで中瀬までお申し込みください。

2018年07月21日

こうとう社会貢献福祉大学(仮称)設立に関する意見交換会

こうとう社会貢献福祉大学(仮称)設立

に関する意見交換会

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日時:2018年7月13日(金)14:00〜15:30  所:江東区総合区民センター 7階 研修室
1.開会 挨拶
司 会:江東区助け合い活動連絡会 小林事務局長
開会挨拶:江東区助け合い活動連絡会 渡辺恵司会長
  今回は、活躍の先進事例として隣接する江戸川区人生総合大学について学びたい。
2.出席者自己紹介
3.森本麻岐子(江戸川区文化教育部文科課 江戸川総合人生大学推進室室長)
「共育」「協働」の学びと実践の場「江戸川総合人生大学」紹介 
 江戸川区の概要: 人口:697,695人、面積:49.09㎢
 平均年齢:43.38歳 高齢化率:20.97%、合計特殊出生率:1.43
 一般会計予算:2442億円、職員数:3715人
(1)江戸川区長期計画 基本目標
 1.未来を担う人づくり 2.学びと協働による区民文化づくり 
3.いきいきとした生活のための健康・福祉の社会づくり 4.区民
参加による環境づくり、5.活力を創造する産業6.区民の暮らしを力強く支えるまちづくり
(2)江戸川大学総合人生大学の概要と事業
 建学の精神(基本理念)
・「共育」「協働」の社会づくり A「ボランティア立区」推進 B「地域文化」創造と継承
  ・暮らしや地域社会をより良くするために、実際に役に立つ学び、いわゆる「実学」を学びます。
  ・教授・講師陣:学長:北野大、学科長:4名、講師陣:約100名、キャンパス:江戸川区
 学部学科構成:各科25名×2年間
   地域デザイン学部(江戸川まちづくり学科、国際コミュニティ学科)
 人生科学部(子育て支え合い学科、介護・健康学科)
   専門科目、共通基礎科目、実習課目について合計24単位取得すると卒業。
   社会活動体験実習(インターンシップ)は自分で活動の場を見つけて、40時間活動が義務。
   在校生132名、卒業生873名、地域活動への取組み:78団体+個人
 学生参加の運営会議:学生、学科長、講師、大学事務局お意見交換の場、月一回、情報誌発行。
 大学祭:毎年開催、学習成果の発表と大学紹介、交流。
卒業後の社会貢献活動:
まちづくり関係(23):生活困窮者やひとり親支援等、
国際交流関係(29):インド人学校の授業補助等々
子ども・子育て関係(9):スクールボランティア等々
介護・熟年者関係(17):高齢者施設支援等々
質疑応答から
 ・財政的には:授業料3万円/年、運営費は年間4400万円+区役所職員人件費、卒業後の活動には行政の支援を嫌う人もいる。・人生大学同窓会の下に、ボランティア団体連絡会が中間支援を行っている。定年後の人生をどう楽しむかで悩んでいる人も多く、如何にどう誘い込むかが課題。
参考資料:人生大学特集HP:http://www.news.city.edogawa.tokyo.jp/movie/movie2813.html
閉会:渡辺発起人:江戸川区に学んで、我々の熱意を高めて、住みよい江東区づくりに!! 
 
所感:江東区内の一人ひとり、多様な活動団体のネットワークづくりとその人財育成を推進し、
江戸川区に学んで、ゆたかな第2の人生の活動の場づくりを官民連携で推進したい。(

2018年07月19日

『あなたもできる助け合い〜地域・ボランティア活動〜』

『あなたもできる助け合い〜地域・ボランティア活動〜』

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2018年7月10日(火)10:00〜11:30   江東区文化センター 3階 第4,5研修室
1.開会・挨拶 :司会進行:森高(助け合い活動連絡会冊子制作編集委員)
 挨拶:加藤陽子(一般社団法人ラポール代表理事)
・ 介護の世界で20年働き、地域のつながりの大切さを痛感し、一助にと、「江東区助け合い活動連絡会」に参加した。区内の活動は非常に多く、情報を共有し、互いの活性化と新規参入のきっかけに役立てたい。
・ 私の活動団体「ラポール」は信頼関係という仏語。
 挨拶:島崎克己(江東区長寿応援課長)
・ 江東区は少子高齢化が進み、ますます地域の助け合い活動が大切になっています。
2.自己紹介(参加60団体の1分間自己紹介)
・ 防犯、緑、環境、障害者、コミュニティガーデン、観光ガイド、趣味サークル、手工芸、助け合い活動、生ゴミ倶楽部、手話通訳の会、発達障害支援、マンションフォーラム、踊りの会、子育て支援、傾聴の会、ボランティアセンター等々
3.報告・協議事項: 冊子制作の説明   加藤陽子
・ 前回、或る団体の置き土産で5000部発行した「KIKKAKE」をサンプルに説明。
発行の目的:高齢化と核家族化、単身世帯の増加に伴い、人々の孤立化が社会問題化している。
コンセプト:@地域住民がボランティア活動に参加し地域で繋がりを持つ。A助け合いを必要とす
る人が連絡を取りやすい環境を整備する。B活動を通じて参加者のモチベーションを上げる。
体 裁 等:A4版64頁/カラー印刷/2万部発行、 発 行 日: 平成30年11月末(予定)
費  用:約348万円(独立行政法人福祉医療機構 地域連携活動支援事業・WAM助成金)
制作団体:一般社団法人ラポール、協力団体:江東区長寿応援課・江東区社会福祉協議会・江東助
け合い活動連絡会、こうとう親子センター等、
募集件数: 150団体、原稿募集:150字程度の
活動案内と活動写真、目的・活動日・活動場所等
 原稿締切:平成30年8月末 送信先:ラポール
 誌面イメージ: @キャッチコピー:25字程度
A吹き出し:15字程度、B活動内容:135字程度
C活動目的:45字程度 D連絡先等:必要事項
質疑等から
・若い人の団体や、スポーツ団体も入れて欲しい
・ 江東区助け合い活動事例集につなげたい
・ 先ず市民から一歩を踏み出し、将来は江東区の活動としてつなげたい。前回はオリパラを入れ
たが、冊子の導入部に工夫を加えたい。
・ 江東区役所の7つの課に協力を頂いている。
4.閉会:渡辺恵司(ラポール監事)一歩前進したい。