沖縄クリーンコーストネットワーク会員の「八重山環境ネットワーク」事務局(石垣海上
保安部警備救難課)
http://www.churaumi.net/ から、クリーンビーチ活動報告があり
ましたのでお知らせします。
************** クリーンビーチ活動報告 **************
◎秘境の地「西表島鹿ノ川海岸の海浜清掃」〜地域の力で海をきれいに〜
八重山地区の海洋環境保全推進活動にかかる官民連携のネットワーク「八重山環境ネット
ワーク(会長:上村真仁、会員35団体・8個人)」では海洋環境保全思想の普及啓発活動
の一環として、平成27年10月12日(月)午前10時から午後4時までの間、海ガメの産卵地
でもある西表島鹿ノ川海岸の海浜清掃活動を行いました。
今回の海浜清掃は、普段、石垣と西表のそれぞれの地区で活動している八重山環境ネット
ワーク会員等総勢66名が連携のうえ交流しながらビーチクリーン活動を実施したものです。
2週間程前に、台風21号が先島地区を通過した影響により、大量に海草が打ち上げられて
おり、同海草の中に紛れ込んだ漂着ゴミは非常に回収しづらい状況にあり、また、年1回の
清掃のためかプラスチック類、漁網・ロープ等が大量に打ち上げられていましたが、炎天下
の中、参加者が精力的に汗を流して作業したことにより約3トンの漂着ゴミを回収し、砂浜
は見違えるほど綺麗になりました。
西表鹿ノ川地区は、西表島の南西端に位置し背後を比較的緩やかな山ふところに抱かれた
内湾状の地形となっている地で、はるか昔には村落がありましたが、今は住む人も無く廃墟
が残るのみで交通手段はチャーター船に頼る他は無く、石垣港からは約50キロ、1時間以上
を要する西表島でも秘境と呼ばれる陸の孤島です。今回の海浜清掃に参加する人員の輸送も
石垣島からは「巡視艇あだん」がパトロールを兼ねて実施、西表島からは民間チャーター船
2隻により行われました。
【ビーチクリーン結果記録】
・海浜清掃距離:約300メートル ・参加人数:66名(石垣地区38名、西表地区28名)
・回収ゴミ総量: 216袋(45リットル入り)、約3トン
・内訳と量:発泡スチロール5袋、漁具・ロープ47袋、ブイ31袋、ペットボトル10袋、その
他プラスチック119袋、ガラス製品1袋、電球0.2袋、缶類0.1袋、危険缶類0.1袋、その他
金属製品0.1袋、布製品0.5袋、ゴム製品1袋、紙製品0.1袋、雑ゴミ1.5袋、その他(廃油
ボール6.5kg、ライター19個、注射器6個、薬ビン1個)
・ペットボトルラベル国別調査結果:合計509本[ラベル無し410本、ラベル有り99本]
【国別内訳】ベトナム 32本、中国 20本、台湾10本、マレーシア9本、フィリピン5本、日本
4本、韓国1本、ガーナ1本、その他の国6本、ラベル有りバーコード無し11本