▲公開授業1 小中合同授業・音楽
この日9:00から小学校と中学校を会場として「沼田町一貫・連携教育公開研究大会」を開催しました。この研究大会には遠くは白糠町や網走市、ニセコ町などから全道の教育関係者や町内の住民、保護者など約190名が出席されました。
「公開授業1」では両校の児童生徒が小学校体育館で合唱曲「この星に生まれて」を、パートに分かれてリーダーの指示のもとに強弱を意識しながら練習し、最後には美しく元気な合唱を響かせていました。
続く「公開授業2」では次の4つの授業を行ないました。
▲公開授業2 算数(小6)
公開授業2の小学6年生の算数「拡大図と縮図」では中学数学で学ぶ「相似」の基礎となることから図形の感覚を育てることを目的としての授業を行ないました。
▲公開授業2 数学(中2)
中学2年生の数学「並行と合同」では小学校で学んだ「多角形」の合同も踏まえ、合同となる理由を意識させる授業を行ないました。
▲公開授業2 外国語活動(小5)
小学5年生の外国語活動「I study Japanese.」では英語を使って積極的にコミュニケーションをする態度の育成を図り、中学での実践的コミュニケーション能力へ繋げることを意識し、中学校の英語の教諭も加わった乗り入れ授業も行ないました。
▲公開授業2 生活(幼・小1)
小学1年生の生活科「あきと ともだちになろう」では、小学1年生が幼稚園児を招待し「こどもまつり」を開催するという設定で行ない、1年生は声のかけ方や自分の行動を見つめ直したり、幼稚園児は小学校生活への期待や憧れに繋げる授業を行ないました。
▲全体会 開会式より
開会式では、空知教育局の松山局長や金平町長が来賓として出席されるなか、生沼教育長が「沼田町ではその小ささを活かして、先生方が連携し様々な取り組みを進め、また、保護者からなる家庭地域部会も積極的に活動いただいています。皆さんから意見を伺い実り多い研究大会にしたい。」と挨拶しました。
▲全体会 取組みの発表
取組の紹介では沼田町の一貫・連携教育の内容と振興会サークルの研究の内容と家庭地域部会の取組内容について、それぞれのグループ長などから発表しました。
▲記念講演会 京都産業大 西川教授
記念講演会では京都産業大学の西川教授から「学校と教師を変える小中一貫教育」と題してご講演をいただきました。冒頭では公開授業の論評もいただき、その中で「こども達の学び合い場面の設定によって、大きな成長(ジャンプ)の可能性を教師が感じ取り授業を創ることの大切さをお話しされました。
また、新たなスタートラインについた沼田町へ…
・知識伝達型の授業がはびこるようでは状況は改善されない。
・小中一貫連携教育のめざすものは、子ども像を共有した授業づくり。
…の2点について力強いエールをいただきました。