南窓会野外例会(3) [2013年06月10日(Mon)]
南窓会野外例会(3) 「ほったらかし温泉」に2時間滞在して、次の目的地「武田神社」に向かいました。 武田神社は、甲府駅の北側にあり、武田家三代(信虎、信玄、勝頼)の居館であった「躑躅が館(つつじがやかた)」跡です。現在の神社は武田信玄を祭神として、大正8年(1919年)に創建されました。
神橋から鳥居を望む
拝殿の前に、「茅(ち)の輪」が設けてあって、これをくぐると心身のお祓いになるそうです。
拝殿
賽銭箱には「武田菱」が見られます。
大きな亀の形の「さざれ石」がありました。
「甲陽武能殿」という能楽堂がありました。武田家は、武田の「武」は「舞」につながるとして、能舞を奨励していたそうです。
そして、館の跡。まさに「夏草や兵どもが夢の跡」です。
武田神社で30分ぐらい過ごした後、すぐ近くの円光院に行きました。
円光院入口
円光院は信玄が創建したお寺で、信玄の正室・三条夫人のお墓のある場所です。三条夫人は本名ではなく、京都の三条左大臣公頼の娘だったのでそう呼ばれています。15歳で晴信(信玄)に嫁しましたが、人柄は、「西方一美人、円光如日、和気似春」だったそうです。
三条夫人
50歳で亡くなりましたが、信玄がここに弔いお墓を建てました。
三条夫人のお墓
円光院からの眺め
円光院を午後2時40分に出て、帰路につきました。途中、談合坂SAで休み、再び三浦さんのハーモニカ伴奏で歌をうたったりして、三井台に午後5時10分に帰着しました。 新しく旅行担当になった松本さんと松井さんが、よく面倒をみてくれました。松本さんはガイドのように名所案内をしたり「武田節」を歌ったりとサービス満点です。松井さんは、バスが止まるたびに集合時間を書いた紙を表示したりと大活躍で頭が下がります。 野外例会は皆さんの協力で無事に終了しました。 (終了)
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皆川眞孝
at 23:00
南窓会野外例会(2) [2013年06月09日(Sun)]
南窓会野外例会(2) 梅雨に入ったばかりで、天気が心配でした。しかし、この日はまるで梅雨が明けたような暑いぐらいの晴天、旅行にはとても良い日でした。南窓会の旅行は毎回晴れが続いていて、参加者の皆さんの心がけがよいからだろうと感謝しています。 バスは中央本線山梨市駅の北側の丘を登っていきます。温室がたくさんある場所がフルーツ・パークで、パークを抜けてさらに狭い道を登って行き、午前11時30分に「ほったらかし温泉」に到着しました。標高は700メートル。 木彫りの亀が出迎えてくれました。
ここには「あっちの湯」と「こっちの湯」の2種類の湯があります。富士山が正面に見えるのが「こっちの湯」、甲府盆地が見えるのが「あっちの湯」だそうですが、今日は富士山が見えないので、ほとんどの人が2倍の広さがあるという「あっちの湯」にしました。
実は私は、「ほったらかし温泉」は初めてで、名前から想像すると設備があまりよくないのではないかと心配していました。たしかに設備はたいしたことがありませんが、広々とした露天風呂は清潔で、また内風呂も体を洗う場所もあり、満足しました。
何と言っても、露天風呂からの山々の眺めが雄大で、開放感があります。日当たりが良いので、菅笠が用意されていて、それを被って入浴しました。 温泉は地下1500メートルからくみ上げているそうで、透明ですがPH10のアルカリ温泉です。ここからの日の出がきれいだそうで、夏は朝4時から営業を始めています。夜景もいいそうで、午後10時までです。
今回は入浴は希望者だけで、温泉に入るのも入らないのも自由でした。 入浴の後、広場にある高い建物の下で、思い思いに昼食をとりました。そばやカレーなど簡単なものしかないのが、物足りない感じです。
(文責皆川)(続く)
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皆川眞孝
at 19:00
南窓会野外例会(1) [2013年06月08日(Sat)]
南窓会野外例会(1) 今年度最初の三井台南窓会の野外例会は、武田信玄ゆかりの地散策と、「ほったらかし温泉」でした。(報告:皆川) 日野市のミニ・バスが使えなくなったので、今回は福祉バスを利用しました。 6月4日(火曜日)の朝8時30分の出発でしたが、鹿島台中央道路頂上の集合場所にバスがすこし遅れてきて心配しました。一人急病で行かれなくなり、参加者は23名でした。 いままで旅行のお世話をしてくれた和田さんが役員を辞められたので、古川さん、松本さん、松井さんが新しく担当になりました。 バスは順調に国立府中ICから中央高速に乗って山梨県を目指します。談合坂で休憩の後、三浦さんのハーモニカ伴奏で、童謡や唱歌をバスの中で歌いました。トンネルが多いので、時々声が聞こえなくなります。 勝沼ICで高速を降りて、最初の目的地の恵林寺(えりんじ)に予定通り10時20分に到着しました。 ここは、武田信玄の菩提寺です。1330年夢窓国師の開山で、1564年に武田信玄が寺領を寄付して菩提寺にしたとのこと。
開山堂(夢窓国師像があります)
ここには有名な三門があります。織田軍が焼き討ちをしたとき、快川法師が「心頭滅却すれば火自ら涼し」と言って火定した場所に立っています。室町時代の建物として傑作だそうです。
三重塔(仏舎利塔)も鐘楼もいい形です。
美しい庭園がありますが、時間がないので省略です。
なお、屋根瓦には有名な「武田菱」がありますが一部「花菱」も見られます。これは、将軍綱吉の側近柳沢吉保が甲斐に15万石の大名として封ぜられたときに、恵林寺を自分の菩提寺にして、信玄に敬意を払って自分は「花菱」にしたのだと、同行の和田さんに教わりました。
武田菱
花菱
入口の四脚門は赤門と呼ばれ、桃山時代の豪快な作りで、重要文化財です。この門の前で全員で記念撮影をしました。
10時50分に出発して、「ほったらかし温泉」に向かいました。 (続く)
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皆川眞孝
at 18:00
2013 あじさい咲く(高幡不動)-4
[2013年06月07日(Fri)]
2013 あじさい咲く(高幡不動)-4 31.くれない 32.自生やまあじさい 33.紅てまり 34.花笠 35.剣の舞 36.桃花あじさい 37.楊貴妃 38.土佐美鈴 39.仁淀八重 40.伊予獅子てまり 追記:紅と名がついていても咲き始め白いのがあります了
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wild river
at 09:00
2013 あじさい咲く(高幡不動)-3
[2013年06月06日(Thu)]
2013 あじさい咲く(高幡不動)-3 21.しちだんか 22.黒姫あじさい 23.井内絣 24.白鳥 26.瀬戸の鶴姫 27.美方八重 28.日高新錦山 29.木曽変化 30.胡蝶の舞 続く
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wild river
at 11:00
2013 あじさい咲く(高幡不動)-2
[2013年06月05日(Wed)]
2013 あじさい咲く(高幡不動)-2 11.瀬戸の花嫁 12.土佐の月 13.青しじみ蝶 14.白風車 15京の文紫紅 16.唐津 17.土佐の蛍 18.倉木てまり 19.酔湖絣 20.ほほえみ 続く
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wild river
at 09:00
2013 あじさい咲く(高幡不動)-1
[2013年06月04日(Tue)]
2013 あじさい咲く(高幡不動)-1 高幡不動尊の境内には、早咲きの「やまあじさい」を主にあじさいが咲き始め、大勢の観光客で賑わっています。1江の島の光 2.東雲 3えぞあじさい 4.美河千鳥 5.広瀬の華 6.土佐の楽園 7.土佐の霧雨 8.瀬戸の水軍 9.咲きや姫 10.桂月 続く
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wild river
at 09:00
映画「県庁おもてなし課」 [2013年06月03日(Mon)]
映画「県庁おもてなし課」 予告編を見て面白そうだったし、「梅ちゃん先生」の堀北真希が出演するので、見にいきました。しかし、映画はやや期待外れでした。
堀北真希 ストーリーはとても分かりやすいものです。高知県は観光立国をめざして県庁の観光振興部の中に「おもてなし課」を新設しました。新人課員の掛水(錦戸亮)は張り切ります。しかし、何をしたらよいのか?それで高知出身の作家の意見を入れて、お役所感覚を待たない外部からアルバイトの女性・明神多紀(堀北真希)を雇い、またコンサルタントとして以前トラブルのあった清遠(船越英一郎)と契約します。彼は、高知県の自然を生かして県全体のレジャーランド化を提案します。しかし、その実現は、易しいものではありません。。。。。
錦戸亮 原作は高知県出身の有川浩で、自分が高知県の観光大使になった経験から書いた小説だそうです。 映画は、掛水と多紀が、高知県の美しい自然を見るために現場を訪問する場面が多く、高知県の宣伝にはいいでしょう。しかし、「おもてなし課」が観光客をどう「おもてなし」をするのかという点は全然描かれていません。映画の中で、役所はもっと「民間感覚」が必要だと強調されています。南窓会映画会で上映した「歓喜の歌」では、小林薫が「だめ役人」をコミカルに演じましたが、この映画では、役人が真面目すぎて面白さに欠けます。 この映画自体が高知県から補助金をもらっているためか、役所感覚から抜け切れていません。
船越英一郎 公式サイトは以下ですので、予告編が見られます。 http://www.omotenashi-movie.com/trailer.html (文責:皆川)
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皆川眞孝
at 19:00
2013 高原に咲くポピー [2013年06月02日(Sun)]
2013 高原に咲くポピー 埼玉県秩父郡東秩父村坂本の秩父高原牧場に咲くポピーの写真です。
場所が山の上で人里から遠く、手入れが大変だろうと思っていましたが案の定、二〜三年前に見たときにくらべ規模が半分に減っていました。
花のピークは過ぎていましたが大勢の人出で賑わっていました。 村の人々にとってはこの時期天空の楽園なのでしょう。
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wild river
at 15:00
院内銀山遺跡と小野小町伝説の地 [2013年06月01日(Sat)]
院内銀山遺跡と小野小町生誕の地
銀山温泉は、延沢銀山があってできた温泉地でした。 銀山温泉を訪ねたあと、山形県から秋田県に入ったところにある院内銀山跡に立ち寄りました。 江戸時代の初めころ、日本は銀の大産出国で、院内銀山も、その頃に開発された銀山の一つですが、秋田藩の鉱山奉行が詳しい日記を残していて江戸初期の鉱山町の様子がわかる唯一の銀山です。 鉱山町には、米屋、酒屋、味噌屋、風呂屋,たばこ屋、それに京都の遊郭の出店もあり、人口は1万人、城のあった秋田(当時は久保田という地名)を超えていたと言われています。その後、盛衰を繰り返しながら、明治中頃まで銀を産出、明治天皇も行幸された銀山でした。 その後、坑内火災などで衰退、鉱山町は跡かたもなく消滅、木々に覆われ、時の流れの非情を感じさせる風景です。
明治中期の銀山町
現在 二枚の写真は院内駅隣接の資料館に掲示されているものです
明治天皇が東北巡幸の際、立ち寄られた坑道入口 明治天皇行幸の坑道を除いて、ほかの坑道は人も近づくことができぬ荒れようでした。
史跡としては、関所跡、入山する物資に課税した役所跡、金山神社などが残されています。
関所跡
十分の一御番所跡・石垣のみ残る 入山する物資に値段の十分の一の税を課しました。
金山神社鳥居
神社前の狛犬
院内の後、隣町の小野小町生誕の地の伝説の残る湯沢市小野に立ち寄りました。小野小町の生誕地については全国各地に伝説があるようですが、秋田が一番流布しているようです。秋田は秋田美人で有名なことも関係しているのかもしれません。 奥羽本線・横掘駅近くには、「小町・産湯の桐木田の井戸」とか、菩提寺、小町の史跡?が江戸時代に作られたそうで、今も残されていますが、小町堂(芍薬堂)に立ち寄りました。派手に建替えられて観光名所になっています。 付近には小野小町と深草の少将の伝説にちなんで芍薬が植えられ、芍薬の花の咲く6月にはお祭りがあるそうです。
小町堂 横掘駅から秋田新幹線「こまち」に乗り帰京しました。
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菊間敏夫
at 19:00