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多摩丘陵にある日野市三井台、ここに住む高齢者のクラブ・三井台南窓会の会員が中心になって作っている団体ブログです。地元の季節毎の写真、南窓会の活動報告、会員の旅行記、俳句、地域の情報など、多様な記事が満載です。
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日老連俳句大会2019 [2019年08月21日(Wed)]
日老連俳句大会2019

8月の俳句サークル句会はお休みです。そこで、先日行われた、日老連俳句大会の様子をお知らせします。毎年実施される俳句大会ですが、今年は南窓会サークルからは特選3名、入選2名の好成績でした。煉瓦ホール(小ホール)で7月30日に表彰式が行われました。今年の選者は、昨年と変わり、辻梓渕先生です。辻氏は、俳人協会会員で俳句雑誌「燎」の編集長、そして俳号「梓渕(しえん)」は今でも愛煙家なので「紫煙」にかけたそうです。
特選に選ばれた人は舞台に上がります。
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当日は、入選句の発表に続いて、選者からそれぞれの句に講評を頂きました。記憶違いがあるかも知れませんが、大体次の通りでした。(皆川)

<特選>
「棟梁の小鉤(こはぜ)外して三尺寝」
  宮ア和子

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これは、特選の中でも一番の句に選びたい句です。狭い場所で昼寝する「三尺寝」という夏の季語と、地下足袋の小鉤(こはぜ)を外して寝そべる大工の棟梁の姿が、良く響き合っていて、昭和の懐かしい良き時代を思い起こさせてくれます。棟梁、小鉤、三尺寝の言葉の選び方が素晴らしい。

「パソコンの遅き起動や目借時」
   皆川眞孝

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  パソコンがなかなか起動しなくてイライラするのは、パソコンをする誰でもが経験することです。「目借時」は、蛙の目借時の事で、蛙に目を借りられてしまったように、うつらうつらと眠たい時期を意味する春の季語です。パソコンという現代的なものと目借時という古い季語との取り合わせが面白く俳諧味のある句です。

「踏青やカウベルの音鳴り渡る」
  皆川瀧子

cowbell2-thumbnail2.jpg

  踏青は春の野山に青草を踏んで遊ぶことを意味する春の季語です。牛の首に付けた大きなカウベルの響き渡る音で、雄大で広々とした明るい春の野原の景が眼前に浮かんできます。踏青という季語の選び方がよいと思います。

<入選>
「語り部の窪める眼冬かもめ」
  小野洋子
 
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 窪める眼の措辞で、語り部が相当な年老いた人だとわかります。戦争経験を語っているのでしょうか。眼の向こうに見える冬かもめの季語が、何かつらい経験を暗示しています。

「鳥帰る近くて遠き子の所帯」
  渡辺功
 
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 鳥帰るは、越冬した渡り鳥が春になって北に帰っていくことを意味する春の季語です。鳥は繁殖地に戻っていくのに、近くに住む子供たちは親の元になかなか帰ってこないという核家族の親の嘆きが、鳥帰るの季語でよく表現されています。
Posted by 皆川眞孝 at 09:00
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