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多摩丘陵にある日野市三井台、ここに住む高齢者のクラブ・三井台南窓会の会員が中心になって作っている団体ブログです。地元の季節毎の写真、南窓会の活動報告、会員の旅行記、俳句、地域の情報など、多様な記事が満載です。
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与論島紀行(17) [2019年04月29日(Mon)]
与論島紀行(17)


「識名園とは」

識名園(俗にシチナウドゥン)は琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や外国使臣の接待などに利用されました。18世紀の終わりごろに造られ、1800年に尚温王冊封のため訪れた正使趙文楷、福使李鼎元を招いています。
王家の別邸は、17世紀の後半、首里の崎山村(現在の崎山町)に御茶屋御殿がつくられました。首里城の東に位置したので、「東苑」とも呼ばれ、識名園は首里城の南にあるので「南苑」と呼ばれました。

識名園の造園形式は、池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを楽しむことを目的とした「回遊式庭園」になっています。「回遊式庭園」は、近世日本の諸大名が競ってつくるようになった造園形式ですが、識名園の池に浮かぶ島には、中国風あずまやの六角堂や大小のアーチ橋が配され、池の周囲を琉球石灰岩で積みまわすなど、琉球独特の工夫が見られます。
識名園は、かつて春は池の東の梅林に花が咲いてその香りが漂い、夏には中島や泉のほとりの藤、秋には桔梗が美しい花を咲かせ、「常夏」の沖縄にあって四季の移ろいも楽しめるよう、巧みな気配りがなされていました。
指定面積は約41997u(約12726坪)で、そのうち御殿をはじめとするすべての建物の面積は、合計643u(約195坪)となっています。

1941年(昭和16年)国の名勝に指定されましたが、太平洋戦争により壊滅的な破壊をうけました。1975(昭和50年)から復旧工事が進められ、約20年の歳月と約8億円に上る費用を費やして今日の姿を取り戻しました。2000年(平成12年)3月30日に特別名勝に指定、同年12月2日ユネスコ世界遺産に登録されました。


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続く




文責 荒川

Posted by wild river at 09:00
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