高齢者用マンション訪問記 [2016年06月01日(Wed)]
高齢者用マンション訪問記 私の高校時代同級生の友人が3年前に奥さんを亡くして、2年前より高齢者用マンション「サンシティ横浜南」に住んでいます。彼は今の住まいが気に入り生活を楽しんでいるそうで、一度遊びにきてくれと言われていたので、妻と一緒に見学のために先日訪問してきました。 サンシティ横浜南は、保土ヶ谷区仏向町の高台に3年前にできたばかりで、高級ホテル並みの立派な建物と内装で、高齢者用といってもマンションと変わらず、平常生活が出来る65歳以上の人が条件なので、普通の老人ホームのような暗さがありません。一般のマンションと異なるのは、三食利用できる食堂と大浴場や共用の設備があり、それに看護師が常駐していることでしょう。(現在の入居者は250人、夫婦が約40組。空き室なし) 食堂は予約なしで使えるとのことで、私達も食堂で昼食をご馳走になりました。レストランのように3種類のメニュー(和食、洋食など)から選べます。料理長は灘万で修業したそうで、味も良く、満足しました。値段は、彼が支払ったのでわかりませんが、一人1000円ぐらいでしょうか? 彼の部屋には台所もついているので、朝食と昼食は自分で作り、夕食だけは食堂で、仲間と一緒にお酒を飲みながら食べているとのこと。お風呂も部屋にありますが、掃除が面倒なので、通常は大浴場を毎日使っているそうです。 買い物は、ここに引っ越すときに車は処分したので、電動自転車で、近くのスーパーなどに行っているそうです。 横浜駅と東神奈川駅には、無料のシャトルバスが1時間おきにあり、これを利用して横浜や東京にはたびたび出かけているそうです。 設備としては、運動用ジム、カラオケルーム、ビリヤードルーム、音楽会用のホールなど、充実しています。無料の音楽会を時々実施し、先日も前橋汀子のヴァイオリン演奏会が行われたそうで、遠くまでコンサートに行かれない人たちには大変好評だったそうです。 彼は、現在は入居者代表理事(3人のうちの一人)になり、自分でグラウンドゴルフのサークルを立ち上げたり、ビリヤードを週2回したり、合唱サークルに入ったりと、積極的にほかの入居者と交わるようにしていて、生活を楽しんでいるようです。 病気になり介護が必要になると、現在の部屋は空けなければいけませんが、別の介護専用の建物に移ります。 入居するときは、部屋の広さで値段が違いますが彼の場合は入居一時金3000万円ぐらい、(自宅売却と退職金で充当)毎月管理費10万円と食事代、電気料金など月に合計20万円ぐらいはかかりますが、年金でなんとかやれるとのこと。入居一時金は、途中退去の場合、居住期間に応じて返金されますが、15年以上だとゼロになります。(夫婦だと、入居一時金は1500万円追加する必要があり、管理料も高くなります) このような高齢者施設で大切なことは、将来にわたっての信用力ですが、サンシティは首都圏や大阪で古くからの実績ががあり、しっかりした会社と思われます。友人は、沢山の施設を検討してここに決めたが、満足していると語ってくれました。 娘さんが近くにすんでいて、父親が遠い一戸建てに一人で住んでいるより、安心だと、かえって喜んでいるそうです。 友人に、この施設に引っ越すに当たって一番大変だったことは何かと質問したところ、今まで住んでいた時の家具・衣類・本・資料などほとんどを捨てるための整理仕事だったとのこと。考えただけでも頭が痛くなります。彼の場合、自分より先に奥さんが亡くなったという悲しい過去を忘れるために、ここに移ったのでしょう。 この高齢者マンションは、今まで私がみた施設の中では最高級のクラスですが、現在私も妻も、いくら快適でもこのような高齢者用に住むつもりはなく、三井台にずっと住み続けたいと思っています。三井台での親しい人間関係を新しい場所で築きあげるのは、時間も限られるので簡単ではありません。しかし、将来はわかりません。このような施設を選択肢の一つと考える方もいらっしゃるでしょうから、参考までに報告します。 サンシティのホームページは、次をクリックしてください。 http://www.hcm-suncity.jp/ (皆川) |
Posted by
皆川眞孝
at 09:00