八重山列島紀行 竹富島(1) [2016年04月05日(Tue)]
八重山列島紀行 竹富島(1) 八重山郡竹富町は沖縄本島から450kmほど離れている16の島で構成され、それらを管轄する行政機関竹富町役場は自治体の外になる石垣島美崎町11番地に設置されています。 16の島のうち主な島は武富島をはじめとして西表島・由布島・小浜島・黒島・波照間島・鳩間島・新城島の各島で、西表島は沖縄本島外において石垣島を抜いて最大の島です。 竹富町役場のように行政機関が自治体外に設置されてる例は我が国では非常に数が少ない そうですが、この問題について住民投票の結果は僅かに自治体内(推定では西表島)に設置替えする意見が勝ったようですが今のところどのように決着するか不明のようです。 役場の2016年1月の広報によると総人口4239うち男2193女2046世帯数2360戸 竹富島は標高33.1m海岸線の長さは約9km 2.3km四方の広さの土地に人口361人 165戸(2015年10月時点の統計)の少数の人々が生計を営んでいますが、沖縄県の伝統文化(民芸民謡・風習・伝承など)を継承する豊富な文化遺産の島といってもよいのではないでしょうか。民謡で有名な「安里屋ユンタ」もこの島で生まれたし、「重要伝統的建造物群」保存地区として赤瓦の屋根・琉球石灰岩の石垣・フクギ(福木)の防風林に囲まれた住まいが白砂を敷いた道に並んでいます。その他有形無形文化財が多数あります。 文化財の宝庫、竹富島憲章は“売らない”“汚さない”“乱さない”“壊さない” 赤瓦の住居保存地区に竹富小中学校がありますが、竹富島言葉<テードゥンムニ>を保存するための課外学習が行われているようですし、町全体の教育熱心も影響してると思いますが、全国小中校を代表して文部大臣科学賞を2回、ソニー科学省を1回受賞しています。 とても見切れないほどの文化遺産の竹富島も3時間ほどの滞在時間の制約で重要伝統的建造物保存地区とカイジ浜(星砂の浜)の二か所の見学で精いっぱいでした。 続く 文責 荒川 |
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wild river
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