湯河原行(2)−美術館 [2015年03月07日(Sat)]
湯河原行(2)―美術館 湯河原で一泊した翌日は生憎の雨でした。帰りの列車の集合時間は13時ですが、チェックアウトは11時ですので、町立湯河原美術館に久しぶりに行きました。乗合バスで15分の近さです。 この美術館は、平成10年に老舗旅館「天野屋」を改装して「湯河原ゆかり美術館」として開館したものを、平成18年に平松礼二館を新設して町立になったものです。日本画家の竹内栖鳳は、この天野屋に隣接した離れに住居を構えて湯河原でなくなりました。その縁で、この美術館に栖鳳の作品が多く常設展示されています。 平松礼二館では、「金銀砂子の表現」というテーマで、金箔・銀箔を使った装飾的な作品が多く展示されていました。 偶然ですが、私の家にも平松礼二の富士山の複製画があります。これは箱根の成川美術館で平松画伯の展覧会があり、気に入って購入したものです。 また、この美術館には小さな庭園があり、その池には「モネの池の睡蓮」から譲られた睡蓮があります。これは、平松画伯がパリ郊外のジベルニー村にモネの睡蓮を描くためにたびたび訪れ、モネ財団と親しくなり譲られたものだそうです。 残念ながら、睡蓮は6月ごろでないと見られないそうですが、現在は早咲きの河津桜が見頃でした。 気の毒なくらい空いている湯河原美術館でゆっくり作品を鑑賞してからバスで湯河原駅に行って、専用列車で帰ってきました。 帰りは、途中での待ち合わせ時間が長く、新宿まで2時間半というスローな旅でした。 (皆川眞孝) |
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皆川眞孝
at 09:00