CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
多摩丘陵にある日野市三井台、ここに住む高齢者のクラブ・三井台南窓会の会員が中心になって作っている団体ブログです。地元の季節毎の写真、南窓会の活動報告、会員の旅行記、俳句、地域の情報など、多様な記事が満載です。
<< 2014年02月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
荒川 健三
長野県の旅 (10) (11/14) 皆川
長野県の旅 (10) (11/13) 荒川 健三
菊花展 (4) (11/09) ミセスミヤ
菊花展 (4) (11/09) 荒川 健三
長野県の旅 (6) (11/05) ミセスミヤ
長野県の旅 (6) (11/05) 皆川
ヴィジュアル作品展 (3) (11/03) 藤戸 紘子
ヴィジュアル作品展 (3) (11/02) 荒川 健三
ヴィジュアル作品展 (1) (10/27) 藤戸 紘子
ヴィジュアル作品展 (1) (10/26)
最新トラックバック
月別アーカイブ
今月の俳句(26年2月) [2014年02月17日(Mon)]
今月の俳句(26年2月)

   今月の兼題は「春寒」でした。立春を過ぎた後の寒さを表していて、余寒と同じです。ただ、「春寒の方が、春になった気分が強い」と歳時記にあります。春寒の句でブログに掲載するのは、一句だけです。しかし、ほかの俳句も、冬から春への今の季節を表しています。句評は藤戸さんです。(皆川)

春寒やショートパンツの長き足
  宮ア 和子
s-short.jpg

この句を拝見した時、作者の瑞々しい感性と新味に驚きました。暦の上では春ですが・・・という言葉で表現される丁度今頃の季節、若者は肥ってみえる羽毛コートをさっさと脱ぎ捨て、軽やかで春らしいきれいな色の服をおしゃれに着るようになります。この句の若者は早々にショートパンツでお出かけなのでしょう。今の若者は足の長い人が多いですね。まだ寒い春の風の中を颯爽と歩く姿が目に浮かびます。と同時に寒そう!と首をすくめている作者の姿も想像されて、何となく可笑しく楽しいお句となりました。

空は青五重塔に残る雪
  渡辺 功
s-fudou.jpg

この作者としては意外な一句。 雪の翌日のよく晴れた空の青、五重塔の赤、法輪の金そして雪の白と色彩的にも美しい景を的確に写生されました。五重塔は高幡不動でしょうか。すっと景が浮かびます。
同時に出句された句に「雪だるま何の秘密もありませぬ」という非常に個性的な句がありました。こちらは解説ぬきで鑑賞すべき句だと思いますが、作者の句幅の広さと個性を感じますので句柄は違いますがご紹介いたしました。

枝先の蕾膨らみ春近し
  皆川 瀧子
s-tubomi.jpg

作者は俳句を始めて丁度一年になりました。ご本人の努力と精進でよくここまで上達されました。皆さんはどんな時、あ〜春がもうすぐそこまで来ている、と感じられますか?作者は木々の枝先に小さな硬い蕾が柔らかに膨らみかけているのを見つけた時、春の気配を感じられたのでしょう。寒く厳しい冬の間に、木々の内部では次の世代を残す準備が着々と進められています。その健気な生の営みを愛でる作者の優しい眼差しまで感じさせる句となりました。

縄文の復原住居いろりの火
  皆川 眞孝
jouon.jpg

縄文時代の復原住居は、日野市にも多摩市にもあります。私達が住む多摩丘陵は古代時代から住みよい場所だったと思われます。私も見学に行ったことがありますが、なかなか機能的でこざっぱりした住まいでした。中央に囲炉裏があり、日々の煮炊きと暖をとったのだと思いますが、電化する前の我々の生活、特に農村部での生活と大差はないな、と感じたものでした。防火の為いろりに火が入るのは決められた日だけですが、火を囲む縄文人の一家を想像して心まで温かになりました。動詞のないすっきりした、想像の膨らむ佳句となりました。

餌台に集ひし鳥や雪の朝
  小野 洋子
s-thMDENU1NR.jpg
我が町にも大雪が降りました。あの大雪を鳥たちはどこで凌いでいるのでしょうか。雪が止んだ晴れの朝には元気な鳴き声をあげて飛び回ります。作者の庭には餌台があって、鳥によって好みが違うそうで、果物・ピーナッツなど用意してあるそうです。平穏な日々なら餌に困らないかもしれませんが、あんなにどっさり雪が積もると鳥たちは食事にも事欠くかもしれません。きっと沢山の鳥が入れ代わり立ち代わり餌台を訪れたことでしょう。それを静かに見守っている作者の優しさが滲み出た句となりました。

連山を裳裾に冨士や深雪晴
  藤戸紘子
s-Fuji3.jpg

今月の句会では、写生句について話し合いました。見たままを俳句にしても、単なる説明になり、「それで、どうしたの?」と言うことになります。俳句では、風景や事象に出会ったときの感動を伝えなければいけません。そのためには、何を写生するかという視点と、的確な言葉が大切です。例えば、この藤戸さん俳句です。富士山というと孤高な姿が一般的です。しかし、この付近から見える富士山は、手前の山に囲まれています。私には邪魔な山々ですが、それを「連山を裳裾に」という俳人らしい見方でとらえています。また、「深雪晴」という言葉により、雪晴れの青空と、真っ白な神々しい富士山の姿が眼前に浮かびます。こういう写生句を作ってみたいものです。
(コメントー皆川)
Posted by 皆川眞孝 at 09:00
| 次へ
プロフィール

三井台南窓会(日野市老人クラブ)さんの画像
リンク集
http://blog.canpan.info/nsk/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/nsk/index2_0.xml