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多摩丘陵にある日野市三井台、ここに住む高齢者のクラブ・三井台南窓会の会員が中心になって作っている団体ブログです。地元の季節毎の写真、南窓会の活動報告、会員の旅行記、俳句、地域の情報など、多様な記事が満載です。
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映画と小説「清須会議」(1) [2014年01月29日(Wed)]
映画と小説「清須会議」(1)

三谷幸喜の最新作の映画「清須会議」を昨年11月公開直後に見ました。三谷幸喜の作品はよく見ますが、彼のユーモアのセンスが私とずれているためか、それほど面白いと思いませんでした。今回の「清須会議」は、彼の初めての時代劇です。戦闘場面は全然ありませんが、今までの作品の中では一番よかったと思いました。

テーマは、織田信長が本能寺の変でこの世を去り、長男の信忠も討ち死にした後、織田家の後継者を決めるために、清須城で開かれた「清須会議」です。会議の主役は、勝家と秀吉の二人です。筆頭家老の柴田勝家(役所広司)は三男・信孝を推し、羽柴秀吉(大泉洋)はうつけ者の次男・信雄(のぶかつ)を推薦します。そこに信長の妹・お市の方(鈴木京香)、勝家と親密な丹羽長秀(小日向文世)、日和見な池田恒興(佐藤浩市)が絡みます。秀吉の変わり身の早さで、結局は信長の孫・三法師に後継者が決まるのは歴史の通りです。
intro_img02.jpg
勝家、池田、丹羽


日本史上初めて合議によって歴史が動いたとされる清須会議ですが、三谷監督は、それぞれの思惑が交錯する様子を、ややオーバーに現代風な表現を使って、面白くわかりやすく描いています。役所広司は、柴田勝家の実直だがすぐ熱くなる単純な性格を、大泉洋は、それの対極にある秀吉の、剽軽さに隠された冷静で緻密で計算高い性格をよく演じています。私は、大泉洋という俳優を初めて映画で見ましたが、なかなかの役者だと思いました。
intro_img01.jpg
秀吉、勝家


また、勝家と秀吉がともに思いを寄せるお市様の、秀吉に対する憎しみ、その反発から、バカにしている勝家に嫁すことを決めるあたりもうまく描かれています。
intro_img01 - コピー.jpg
お市様、勝家

最後に、清須から揚々と引き揚げていく勝家を、土下座して見送る秀吉とお寧(中谷美紀)、秀吉の心の内では既に勝家との一戦を計画しています。1年後の賤ヶ岳の戦いで勝家が敗れる運命を知っている私達には、歴史の非情さを感じさせる一瞬です。
kiyo1.jpg
秀吉とお寧

なお、予告編は次の公式ホームページをご覧ください。
http://www.kiyosukaigi.com/trailer.html
この中で
「スター千一夜2013」というコーナーがあり、三谷幸喜が歴史上の人物4人にインタビューしますが、これは予告編より面白いと思いました。
小説「清須会議」については、次回に書きます。
(皆川眞孝)
Posted by 皆川眞孝 at 09:00
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