2013 甘利山 [2013年06月20日(Thu)]
2013 甘利山 山梨県韮崎市の南に聳える甘利山は標高1731m 西に接して聳える千頭星山2139mと並んで南アルプスの前衛峰を成しています。 甘利山はレンゲつつじの名所として知られ、15年くらい前は東海・近畿・中国など関西方面から野営してまで写真撮影の恰好の場所として多数の愛好者がマイカーで詰めていました。 その当時は山域に何ら制限はなく、レンゲつつじの咲く6月、標高1600mから頂上にかけ全山真っ赤に染まる山域には山菜取りやカメラマンが同時に押し寄せつつじの木の根元を踏み荒らし放題、あっという間に山を覆っていたつつじは見る影もなくなってしまいました。 その後、地元市当局をはじめ甘利山を愛する人たちで結成された甘利山倶楽部などの手で立ち入りに制限を設けるなど、つつじの保護対策が講じられてきましたが、一度壊された自然が回復するのは容易ではないことは行ってみれば一目瞭然です。 甘利山はレンゲつつじが最大の魅力ですが、もう一つこの山から見える富士山をバックにレンゲつつじの大群落を撮ることがカメラマンの狙い目なのです。 1995年以降、私も甘利山に5〜6回入山していますが、この山から見る富士山に一度もおめにかかったことがありません。しかし今年入山したらなんと富士山がかなりよく見えるではありませんか。残念ながら雪のない黒い富士です、さらにつつじの大群落も貧弱ですがそんなことは言っておられず幸運に感謝しながら撮影してまいりました。 1.甘利山から南東方向の富士山 高山植物 登山道の周辺を仔細にみれば高山植物がみられます 2.ウマノアシガタ 3.シロバナヘビイチゴ 4. マイズルソウ 花は小さく肉眼ではこのように見えません 5. レンゲつつじと富士山 6. 甘利山山頂から北方向の八ヶ岳 7. ツマトリソウ(花の径10mmくらい) 8. オオヤマフスマ(花の径5〜6mm) 9. 甘利山頂直下の高原から 10. アヤメ 甲府盆地の南にある櫛形山は甘利山同様南アルプスの前衛峰ですが、7月ごろはアヤメの群生で知られています。甘利山にもアヤメがありました。空気が澄んでいるせいか何とも言えない青色の華です |
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wild river
at 09:00