ボストン美術館展 [2012年05月15日(Tue)]
ボストン美術館展 先週土曜日に、上野の東京国立博物館で開催中の「ボストン美術館 日本美術の至宝」に行ってきました。 天気も良く、上野は人が随分大勢でていました。国立博物館へ向かう噴水広場は、工事が終わって、すっかり新しくなりました。噴水の向こうに国立博物館が見えます。ホームレスの青いテントがなくなり、気持ちよく歩けます。 噴水と国立博物館 展覧会は、国立博物館の「平成館」で開催されています。東京スカイツリーが建物の間から見えました。上野公園が高い位置にあるためか、ちょっと低く見えます。 平成館 東京スカイツリー アメリカのボストン美術館は「東洋の美術の殿堂」と言われているそうで、日本美術のコレクションで有名です。 明治時代に、アーネスト・フェノロサや岡倉天心が蒐集を始め、世界最大の規模です。日本からこれだけ美術が流出していることを考えると複雑な気持ちですが、日本にあれば戦争で失われた可能性が高く、アメリカで大事に守られ、世界中の人に見てもらい、また、里帰りで日本人も見られるのですから、幸いなことです。 今回の展示は、仏像や仏画、絵巻、染織、刀剣、水墨画、近世絵画と70点ですが、大変見ごたえがありました。 最近人気がでてきたという曽我蕭白の作品が多く(私は無知でしたが)、なかでも雲龍図は修復により展示可能となったそうで、迫力満点の絵画でした。 6月10日まで展示していますので、ご興味ある方はぜひどうぞ。 詳しくは、この展覧会についての公式ホームページをご覧ください。 http://www.boston-nippon.jp/ (皆川) |
Posted by
皆川眞孝
at 11:03