悪徳商法事例集(5) [2011年10月12日(Wed)]
悪徳商法事例集(5) 「国民生活センター」によせられた悪徳商法に関する相談を紹介いたします。あの手この手で、高齢者からお金をとろうとしていますから、ご注意を。(皆川) 「戦時中の苦労話を聞かせて欲しい」と来て、高額本の訪問販売 内容 「戦時中の苦労話を聞かせてほしい」と、突然男性が来訪した。初めは玄関で対応していたが、メモを取るのに家に入れてくれと言われ、座敷に通した。2時間ほど話した後、「今の話を記事にして載せた本を作るので、買わないか」と急に本の購入を勧められた。6万8千円と高額だったが、自分の話を長時間熱心に聞いてくれた相手に対し、断るのは悪いと思い、2万円を申込金として支払った。以前出席した行事の名簿を使って、他の出席者にも勧誘をしていたことが後日わかった。不審なので、解約したい。(70歳代 男性) ひとこと助言 • 「戦時中の話を聞きたい」と、あたかも取材だけが目的であるかのように高齢者宅を訪問し、長時間話を聞き、断りにくい状況にした上で、体験談を載せたと称する本を高額で売りつける、というトラブルが発生しています。 • このほかにも、シベリア抑留時の苦労話、国鉄職員や教員の時の体験談など、本のテーマは様々です。 • 長い時間話を聞いてくれたからと言って、相手に遠慮することはありません。必要がなければきっぱりと断りましょう。 • 見知らぬ人を家に上げることに対しては慎重に判断しましょう。 • 契約してしまっても、法律で定められた契約書面を受け取ってから8日以内であればクーリング・オフが可能です。お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。 |
Posted by
皆川眞孝
at 16:46