青梅だるま市(1) [2018年01月28日(Sun)]
青梅だるま市(1) 1月12日の「だるま市」と5月2〜3日の「青梅大祭」は、青梅市の年中行事の2大イベントです。だるま市は午後の1時30分頃から行われますが正午前に現地に行ってみました。 青梅市は現在の人口約14万 広さは103.31㎢ 東京都の市町村としては島嶼部を除き4番目の広さです。新宿から甲府に至る旧青梅街道およそ170kmの宿場町として栄え、古い歴史と文化を有する市です。 JR青梅駅に降り立つと[“昭和の街”青梅市にようこそ]の看板が目に入ります。 青梅市は“昭和の街”を標榜しキャッチフレーズとしているのです。 だるま市は旧青梅街道の住江町交差点から青梅市民会館前交差点の700m弱の区間で行われますが、この区間はJR青梅駅を含め且つての宿場町の中心だった場所です。 各戸には昭和初期、戦前からの名映画の看板が掲げられています。 だるま市始端の住江町に「住吉神社」という青梅地区総鎮守で神功皇后を祭神とする格式の高い神社があり、境内には稲荷・大鳥・八坂の三つの神社や青梅市の生んだ文化人の碑などがあり、特に二人の文化人のプロフィールは次のとおりです。 小林天淵:江戸期の文人として活躍、書画、詩歌、俳諧をよくしました、 画は谷文晁に師事し沢山の作品を残しています 根岸典則:ねぎしつねのりは江戸文芸生成期に活躍した文人で 漢学を荻生徂徠に学び、漢字の日本史「扶桑蒙求」は 明治初期の教科書として使われました 櫛笥大納言隆望卿女 歌碑(くしげだいなごんたかもちきょう おんなかひ) 歌碑は前記小林天淵の撰文を小林綾繁が万葉仮名で刻んだ碑で次のとおりです はるかにも ここにうつして すみよしの かみがきふかき めぐみをぞ おもふ 青梅市の文化と伝統を象徴する住吉神社の恵比寿猫と大黒天猫が左右に置かれた長い石段の前でだるま市の当日、午前10時からお祓いが行われ「お焚き上げ」と言って古いだるまに両目を描いて燃やす供養が行われます。帰りに新らしいだるまを買って帰るという新年の「だるま市」が始まります。 青梅へ行くのにモノレールで立川着、そこからJRで青梅駅へ 青梅市は古くから綿織物の生産が盛んで青梅綿は人々からもてはやされました 続く 文責 荒川 |
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wild river
at 09:00