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多摩丘陵にある日野市三井台、ここに住む高齢者のクラブ・三井台南窓会の会員が中心になって作っている団体ブログです。地元の季節毎の写真、南窓会の活動報告、会員の旅行記、俳句、地域の情報など、多様な記事が満載です。
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映画「エヴェレスト 神々の山嶺」 [2016年03月14日(Mon)]
映画 エヴェレスト 神々の山嶺


約10年前に夢枕獏の「神々の山嶺(いただき)」という小説が話題になりました。エヴェレスト登頂に日本人が挑戦する山岳小説で、私も読みました。丹念に書かれた小説で面白かったのですが、上下2巻の厚い単行本で、山登りのように疲れました。細かな筋はほとんど忘れてしまいました。この小説が、映画化されたので、封切り日の3月12日に多摩センターに見に行きました。
なお、この小説は谷口ジローにより漫画化もされていて、評判がよいようです。
s-everest1.jpg


映画は、阿部寛、岡田准一の2大男性スターと尾野真千子が主演、監督は「愛を乞うひと」で日本アカデミー賞を受賞した平山秀幸、ネパールのエヴェレストで日本映画として初めて標高5200メートルの高地で、ひと月以上かけて命がけで撮影したという作品です。
s-everest4.jpg


(あらすじ)
山岳カメラマンの深町(岡田准一)は、ネパール・カトマンズの古物商の店先で古いコダックカメラを見つける。それがエヴェレスト登攀中に1924年に死んだマロリーのものではないかと疑う。マロリーは初登頂を目指していたが、遭難したのは登頂前か後か不明である。もしそのカメラにマロリーが登頂に成功した記録のフィルムが残っていれば、エヴェレスト登山の歴史が変わる。初登頂は1954年にヒラリーが成功したとされている。
camera.JPGコダックカメラ

深町はカメラを買おうとするが、その時にそれが盗品だとして持ち主が現れ持ち去る。その人物は、現在行方不明の伝説クライマー羽生(阿部寛)であった。深町は、羽生に興味を持ち過去を調べる。「山をやらないなら死んだも同じだ」と語り人を寄せ付けない羽生。過去に、岸という後輩と岸壁を登攀中に、岸が滑り落ちザイルで繋がった二人が危険な状態になった時、ザイルを切って岸が転落事故で死んだ、という噂がある。それ以降、羽生は単独で登攀を続け、ネパールで消息不明となる。
羽生を調べている深町のところに、岸の妹涼子(尾野真千子)が連絡してくる。涼子は羽生の恋人になっていて、羽生が死んだと思っていた。その羽生が生きていると知って、深町と涼子はネパールに羽生を探しに行く。やっと見つけた羽生は、まだ誰も成功していない「エヴェレスト冬季南西壁単独無酸素登頂」を目指していた。。。
果たして羽生は登頂に成功するだろうか?その姿をカメラに収めようとして追いかける深町の運命は?
s-everest2.jpg

小説ではエベレストをよく描写していますが、実際に行ったことがないので、ピンと来ません。映画ではこれを直接目に見せてくれるのですから、分かりやすく迫力が違います。
そしてこの映画の最大の見どころは、迫力満点の雪の絶壁の登山シーンです。現場で実際に撮影しただけあって、臨場感たっぷり、手に汗を握ります。
lSZwWlm.jpg

また、晴天の時のエヴェレスト山頂の美しさは、息を呑むほど荘厳です。それが、みるみるうちに山頂が雲に隠れ吹雪になっていき、山の厳しさがわかります。
s-b60806b4-s.jpg

阿部寛・岡田准一は見事に登山家を演じています。この映画の羽生には実在のモデルがいるそうです。森田勝という人だそうです。グランドジョラスで遭難しかけた時は、片手片足と歯を使ってザイルをよじ登り助かったという逸話が残っています。

最近は日本人の質が落ちているのではないかと気がかりです。殺人を犯しても、まず否認して嘘をついて逃げようとする卑怯な態度、そしてそれを憎まずむしろ当たり前と容認する風潮。。。嘆かわしいことです。この映画の羽生は、ザイルを切って自分だけ助かったと悪口をいわれていましたが、実は、後輩の岸が羽生を道連れにしないために自らザイルを切ったのが事実でした。釈明せずに、岸の死は自分の責任であるという潔さ。そして岸の妹に毎月お金を送るやさしさ、この映画では羽生を通じて、古武士に似た日本人像を伝えたかったかのかも知れません。

登山の好きな方にお勧めできる映画です。このような映画は、ぜひ映画館の大画面と大音響でご覧ください。TVで見るのとは迫力が全然違います。

いつかヒマラヤを見たいと思っていましたが、実際には行けそうもありません。この映画では、普通の人が行かれない高所5200メートルからのエヴェレストの雄姿をたっぷり見せてくれます。もう、行かなくても良いという気持ちにさせてくれます。

予告編は次をご覧ください。
http://everest-movie.jp/

皆川眞孝
Posted by 皆川眞孝 at 09:00
この記事のURL
http://blog.canpan.info/nsk/archive/2810
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コメント
皆川様
素晴らしい映画を紹介いただきありがとうございました。
私も若い頃登山に夢中になった一時期があり、その際仲間でエヴェレスト・トレッキングに行くという案がありました。その時私は家の事情で参加できず涙を飲んだことがあります。本の題名は忘れましたが、マロリーが発見された時の写真(脚が奇妙に捩じれ俯せの状態で発見。滑落して脚が骨折したらしい)と、なぜマロリーは単独で登頂しようとしたのか、登頂前の事故か下山途中の事故か、と
さまざまの分析をした本でした。懐かしい思い出にどっぷり浸かったひと時でした。私も映画を見に行きたいと思いました。
Posted by:藤戸 紘子  at 2016年03月21日(Mon) 07:29

皆川様
本と映画の紹介ありがとうございました。
見に行くことにします。
菊間
Posted by:菊間敏夫  at 2016年03月15日(Tue) 10:35

荒川様
  コメントをありがとうございます。
  映像のすごさは、前回紹介したX−ミッションの方が上だと思いますが、日本映画としては、エヴェレストの現地ロケで、俳優も撮影隊も低酸素の中でふらふらになりながら、これだけの映画を製作したことを高く評価します。
  私は登山はしませんが、山好きの方なら、私よりもっとエンジョイできる映画でしょう。
   皆川眞孝
Posted by:皆川  at 2016年03月15日(Tue) 08:26

皆川さま
分かり易い解説を有難うございます。
私も登山とは言っても低登山に夢中になった時期があり夢枕獏さんの
神々の山嶺上下を読みましたが、それが映画化されたことを知りませんでした。ブログで手取り足取り巧みに梗概を紹介していただくと映画を見ないではいられない気持ちになってしまいます。
Posted by:荒川 健三  at 2016年03月14日(Mon) 22:17

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