悪徳商法事例集(36)無断購入株のキャンセル料 [2013年04月30日(Tue)]
悪徳商法事例集(36) 勝手に購入した株のキャンセル料請求 最近の詐欺は、劇場型といって、一人に対して複数の詐欺師がそれぞれの役割でアプローチして、騙したり、脅かしたりして、金を取る手口が増えているようです。十分にお気を付けください。 (皆川) 勝手に株を購入されてキャンセル料の請求!?買え買え詐欺の新手口! 突然、証券会社を名乗る男性から「あなたの名前でA社の株を1,000万円購入した」と電話があった。「あなたは選ばれた人で株を買う権利がある。自分が買いたいが買えないので申し込んだ」などと言われたが、おかしな話だと取り合わなかった。 しかし、その10分後にA社から「申込みを受け付けた。明日証券を送る」と連絡があり、びっくりして契約していないことを伝えると、証券会社にキャンセルの連絡をする必要があると言う。慌てて証券会社に電話をしたところ、「キャンセル料を払ってもらう。明日自宅まで取りに行く」と言われた。 本当に自宅まで来てしまったらと思うと怖くてたまらない。(60歳代 女性) <ひとこと助言> ☆販売業者や買取業者など複数の業者が登場して、消費者に未公開株などを購入させる「買え買え詐欺」(劇場型勧誘)の新しい手口として、勝手に自分の名義で株などを購入され、代金を支払うよう強く言われたり、キャンセル料を請求されたりする相談が寄せられています。 ☆「断ると裁判になる」「家を差し押さえる」などと脅されて、怖くて数百万円を業者に郵送してしまった、などというケースもあります。 ☆一度お金を支払ってしまうと、業者と連絡が取れなくなるなど、取り戻すことは困難になります。 ☆おかしいなと思ったら、支払う前にお住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください。 |
Posted by
皆川眞孝
at 09:00
この例は、ちょっと大胆かつ図々しい手口だと思いました。詐欺も大がかりになっていて油断できませんね。