アメリカ旅行日記(9) [2011年06月24日(Fri)]
アメリカ旅行日記(9) 第五日(続):ダムと湖と川 第5日(5月28日)(続) アンテロープキャニオンから、またトラックの荷台に乗って、ペイジの町に帰る。 友人の車に乗り換えて、町のすぐ近くのグレンキャニオン・ダムとレイク・パウエル観光にでかける。 コロラド川上流にあたるここには、かってグレンキャニオン(Glen Canyon)という大渓谷があったという。グランドキャニオンより美しかったといわれる大峡谷であったが、今はコロラド川をせきとめたダムの為に、米国第2の人造湖レイク・パウエルとなって、リクリエーションのため大勢の人が集まる。 ダムは1966年に10年の歳月をかけて完成された。高さ216メートル、幅475メートル(ちなみに、日本一の黒部ダムの高さは186メートル)。このダムの目的は灌漑の水資源確保と水力発電で、ワイオミング、コロラド、ユタ、アリゾナ、ニューメキシコ、の5州に電力を供給している。ダムが完成してから、満水になるまで17年の歳月がかかったそうだ。 このコロラド川の下流には、有名なフーバーダムとミード湖がある。 グレンキャニオン・ダムの前には長い橋があり、橋から峡谷をながめる。 上:ダムの前にある橋 下:橋の上からコロラド川下流を見る 上:グレン・キャニオン・ダム 下:ビジターセンターの窓からダムを見下ろす ビジターセンターで、ダムのことを少し勉強してから、 レイク・パウエルの見える場所にいく。 湖の幅はあまりないが、湖の長さは約300キロと奥が深い。マリーンスポーツの中心地である。湖に停泊している沢山のボートは、ハウスボートといって、台所・シャワー・トイレ付の10人前後が寝泊まりできる船で、ここで長期休暇を過ごす人も多い。 上:レイク・パウエル 下:ハウスボートの群れ 湖に別れを告げ、今度は、ダムの下流にコロラド川が馬蹄形に大きく曲がった場所(ホースシュー・ベンド)の見学にいく。駐車場に車を置いて、坂を上がり下がりして強い日差しの中を歩くこと20分、やっと谷らしきものが見えてくる。 上:前方に、窪みがみえてくる 下:展望ポイントは、自然の崖で、柵はない。 眼がくらむような崖から見下ろすと、谷は深く、馬蹄形に川が大きく蛇行していて、ダイナミックな素晴らしい景観だ。写真家に大人気だそうだ。眼下の緑色の川には、ラフトボートが数隻見える。 Horseshoe Bend (続く)(文責:皆川) |
Posted by
皆川眞孝
at 19:59