平成27年度の人権啓発活動協働推進事業で、
NPO法人宮崎もやいの会が提案した「ふれあい交流会」の
情報を紹介します。
その前に、同法人が25年度に受託した人権啓発事業の
事業報告書を見ていただきたいと思います。
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平成25年度人権啓発活動協働推進事業報告書 (宮崎もやいの会ホームページ)
県内3か所で実施。参加者は300名を超えました。
延岡市(108名)、日南市(97名)、宮崎市(100名)
第1部・当事者が語る「私も偏見を持っていたかも!」
精神障がい者は、生まれ持って病気や障害を持っていた
のではなく、中途障がい者であるということで、精神疾患
になったときに受け入れられない状態で悩み苦しむ生活を
経験している。
精神疾患及び障がいになる以前は、大なり小なり偏見を
持っていたのかもしれないということから話していただき、
偏見はいけないということではなく、誰しも偏見は持って
いたかもしれないという共有できるとこから偏見に対する
アプローチを試みる。
第2部・シンポジウム「地域生活は大丈夫!」
精神障がい者を地域で支援している精神科医・民間事業者・
不動産業者・弁護士・民生委員等をパネラーに、地域での
支援及び関わりについて話していただき、精神障がい者が
地域で生活するうえで、しっかりした支援があれば問題も
なく生活できるし、地域住民の方とお互い理解する心と、
支え合う気持ちがあれば、人権が守られ偏見差別を受ける
ことなく地域で安心して生活し共生できる地域社会の再生に
ついて話し合っていただく。
〇参加者のアンケート (一部を抜粋)
・「自分ができることをさせてほしい」「決めつけないで
ほしい」「人として当たり前の生活・当たり前の幸せを
願っている」など、当事者の「声」を聞けて、自分も
考えさせられました。
・当事者の話、専門家の話、双方聞けてとてもよかった。
・話の中で地域の中で暮らしていくには周りのサポートが
必要だと分かりました。
・支え合う社会こそ目指し甲斐があると思います。
・小規模でもいいので当事者と地域の人の意見交換会が
活発に開催されるといいなと思います。
アンケートにあった「当事者と地域の人の意見交換会」が
小規模でもいいので活発に開催されるといいなという声が、
27年度の人権啓発事業につながっていると思います。