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精神科の長期入院は減らせる [2014年10月27日(Mon)]
 今朝の新聞を切り抜いて、職場に持っていこう
としたら、家族に怒られました。
 家族が読む前の新聞を切り抜くのは反則です。
 自宅のプリンターにコピー機能がついている
のも失念するほど、その場で切り抜いてしまったのは、
西日本新聞の社説でした。

 「精神医療改革 長期入院を減らすために」


 「長期入院の患者が地域での暮らしに戻るための
新たな方策を厚生労働省がまとめた。」とありますが、
新たな方策を打ち出しては、すぐ、ハシゴをはずして、
根本的な政策の転換ができなかったのが、この国の
歴史です。

 入院患者32万人のうち20万人が1年以上の長期で、
OECD加盟国で主流となった「脱施設化」が大きく
遅れている、この現状を、「政策の結果」と断じています。

 高度経済成長期に精神障害者の「隔離・収容」に取り組み、
民間病院を中心に担わせた。財政支援のほか、医師や職員が
一般病棟より少なくて済む特例も設けた。長期入院を多く
抱えることで経営が安定する構造が出来上がった。

 国内外の批判を受け、2004年に、ようやく改革に動いた
厚労省は、7万人余が必要もないのに長期入院していると
公表し、10年後にゼロとする目標を掲げました。

 ところが、経営上の事情から入院患者を手放したがらない
病院の姿勢と、地域住民の理解が進まないこともあり、状況は
あまり変わっていません。退院者を受け入れる施設や住居が
確保できないのです。

 私が、ひとつだけ確かだと思うことは、国の制度改革を待って
いては、地方の現実は変わらないということです。

 今の制度の中でも、あきらめないで地方で成功事例を積み
上げ、それを国の制度にしていく方が近道かもしれません。

 そのために、今、精神保健の現場にいる当事者、家族、
関係者ができることはあります。
私(専門職ではありませんが)も、そのひとりです。
信頼できる仲間との協働事業に取り組み、地道な改革に
参加しようと思います。
そば屋さんのチキン南蛮カレー [2014年10月26日(Sun)]
141026_1157~01.jpg

 画像に入らないほど、大きなお皿は、
上半分はカレーライス、下半分はチキン南蛮ライスで、
タルタルソースも、たっぷり添えられています。

 ご飯大盛り無料ですが、私は、小盛りにしました。
これで、ご飯が普通盛りだったら、完全に2食分です。

 隣のテーブルからは、カツカレーの大盛りと、
普通盛りというオーダーが聞こえてきました。
大丈夫かなと心配していたら、親子4人連れで、
子どもの分は、小皿に分けていました。
それで、十分です。こんな頼み方ができるのもいいですね。

 さて、私は、チキン南蛮もカレーも食べたかったので、
それぞれで、いただきました。これで550円です。
サービスしすぎじゃないのと心配してしまいました。

 ☆武蔵野
「なのはな村」は、地域移行の共働農場 [2014年10月26日(Sun)]
 障害者の家族でもないのに、障害者の居場所をつくる
ために、施設職員を辞めて、農園を始めた人がいます。

 10月17日に、小林市文化会館で開催された宮崎県
精神保健福祉大会で、宮崎県精神保健福祉連絡協議会長賞を
受賞された社会福祉法人なのはな村の藤ア理事長です。

 ☆社会福祉法人 なのはな村
 大会冊子に、功績概要が掲載されています。

 昭和62年に共同農場「なのはな村」を設立。
 「地域の中で、一人ひとりが普通の暮らしや、
 その人らしい自立した生活が送れるように、
 生活全般における支援(福祉サービス)を行っていく」
 という信念の下に、就労移行支援事業、就労継続支援
 事業(B型)、生活介護支援事業の3事業と地域生活
 支援事業(日中一時支援)の多機能型事業所として
 活動している。

 精神障がい者の就労支援においては、特に職業訓練に
 力を入れ、実践で活かされるような能力の開発に向けて、
 様々な作業が実践できるよう取り組み就労に結びつけている。


 藤アさんは、制度事業を利用しないで、農園を始めました。
初めて助成を受けたのが「ふるさと愛の基金」で、要望は
中古の軽トラ、当時は、私が担当者でした。

 それまで、助成申請は、県庁に来てもらってヒアリング
していましたが、私が担当になってからは、現地に伺って
ヒアリングするようにしました。

 藤アさんは、障がいの種別とか、制度とかに関係なく、
障がいのある方が、ここに来ればすることがある、
そんな場所にしたい。農園ならできると言われました。

 その時は知らなかったのですが、藤アさんは、学生時代に
精神病院で看護助手のアルバイトをして、地域に移行できない
長期入院者の現状に気づき、地域で生活していくための
支援が必要だと痛切に感じ、共働農場「なのはな村」を
始めたのでした。

 「ふるさと愛の基金」は、草の根の福祉活動の支援を
目的に、松形知事の時代に始まりました。
私が事務局を担当したのは、平成8年〜9年ですが、
その頃、初めて助成を受けられた団体が、今は、
社会福祉法人になっている事例がいくつかあります。

 私も、最後まで、あの頃の志しを忘れないように、
これから、「心の健康」というカテゴリーで、
精神保健福祉の情報をブログに掲載いきます。

 1ヶ月ぶりのこの記事は、1721本目です。
引退の日までに、2千本を超えたら、少しだけ、
自分をほめてもいいかなと思います。
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