「官製NPO」が失敗する二つの理由
[2007年11月15日(Thu)]
み〜んないい人なのに、どうして、うまくいかないんだろうと
思ってました。
いわゆる「官製NPO」による中間支援の施設運営。
よくあるパターンは、 ○○市民活動センターの運営をNPO法人
に委託しよう。市内には、中間支援のNPOがないので、
各団体の代表に実行委員会に入ってもらい、
実行委員会でNPO法人を設立してもらおう。
そんな「官製NPO」が、全国各地で、運営に行き詰まっています。
実行委員会のメンバーが、すばらしい活動をされる団体の代表で
あっても、事務局の行政担当者が、各委員の意見を十分に踏まえて
計画をまとめても、実際に、NPO法人を設立して、施設の運営を
始めると行き詰まるのには、理由があります。
ミッション(社会的使命)のないNPO
行政から、事業を委託するからNPO法人をつくってほしいと
言われたNPOに共通していることは、ミッション(社会的使命)
がないということです。
「市民が行う自由な社会貢献活動」をするのがNPOであり、
行政に言われてやる活動には、NPOの自治がありません。
委員会に参加する各委員には、それぞれの団体のミッションは
あっても、委員会としてのミッションはありません。
自治もミッションもない団体が、経営に行き詰まるのは、
当たり前のことです。
「内部分裂」より「公正な競争」
多くの自治体で、市民運営型をめざした中間支援組織の運営に
失敗している原因は、「公正な競争」ではなく、運営協議会の
「内部分裂」で、ものごとが決まっていくからです。
たとえば、「市民団体による運営」というルールで合意したのなら、
全ての団体を束ねる組織をつくろうとするより、複数のNPOの
ジョイントで応募できる方法で募集すればいいのです。
責任ある経営主体を確立した上で、幅広い市民による運営委員
会の意見を聞いて経営する方が、施設を活用する市民にとって、
使いやすい施設になるのではと思うのですが…
思ってました。
いわゆる「官製NPO」による中間支援の施設運営。
よくあるパターンは、 ○○市民活動センターの運営をNPO法人
に委託しよう。市内には、中間支援のNPOがないので、
各団体の代表に実行委員会に入ってもらい、
実行委員会でNPO法人を設立してもらおう。
そんな「官製NPO」が、全国各地で、運営に行き詰まっています。
実行委員会のメンバーが、すばらしい活動をされる団体の代表で
あっても、事務局の行政担当者が、各委員の意見を十分に踏まえて
計画をまとめても、実際に、NPO法人を設立して、施設の運営を
始めると行き詰まるのには、理由があります。
ミッション(社会的使命)のないNPO
行政から、事業を委託するからNPO法人をつくってほしいと
言われたNPOに共通していることは、ミッション(社会的使命)
がないということです。
「市民が行う自由な社会貢献活動」をするのがNPOであり、
行政に言われてやる活動には、NPOの自治がありません。
委員会に参加する各委員には、それぞれの団体のミッションは
あっても、委員会としてのミッションはありません。
自治もミッションもない団体が、経営に行き詰まるのは、
当たり前のことです。
「内部分裂」より「公正な競争」
多くの自治体で、市民運営型をめざした中間支援組織の運営に
失敗している原因は、「公正な競争」ではなく、運営協議会の
「内部分裂」で、ものごとが決まっていくからです。
たとえば、「市民団体による運営」というルールで合意したのなら、
全ての団体を束ねる組織をつくろうとするより、複数のNPOの
ジョイントで応募できる方法で募集すればいいのです。
責任ある経営主体を確立した上で、幅広い市民による運営委員
会の意見を聞いて経営する方が、施設を活用する市民にとって、
使いやすい施設になるのではと思うのですが…
「官製NPO」の社員の方からコメントをいただきました。
宮崎県内の方だろうかと気になります。
県内でも... [Read More]