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情報過多の時代であなたの情報発信は埋もれていないか。人々の記憶に残るWWFジャパンのFacebook戦略。――NPOアカデミー講師:増本 香織さんインタビュー [2014年08月14日(Thu)]
情報過多の時代であなたの情報発信は埋もれていないか。人々の記憶に残るWWFジャパンのFacebook戦略。――NPOアカデミー講師:増本 香織さんインタビュー

聞き手 / NPOサポートセンター 笠原孝弘

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大学時代にNPOの資金調達・広報の課題を感じる

大学時代から、NGOや市民の立場からの国際協力に関心がありました。NPO法人「地球の友と歩む会 / LIFE」のスタディツアーに参加し、インドとインドネシアで有機農業や女性の自立支援の現場に触れたり、認定NPO法人「シェア=国際保健協力市民の会」で1年間、インターンする機会をいただきました。

こういった経験を通じて、NPO運営は資金調達と広報に課題があると見えてきました。例えば、政府の補助金や民間の助成金が資金調達の多くを占めている場合、補助金/助成金の性質に合わせて、資金の活用用途が限定されたり、本当は5カ年でやりたいプロジェクトなのに、単年のプロジェクトとして設計変更を余儀なくされたりするかもしれません。自ら資金調達をして、自立した資金を獲得する必要性を感じました。一方で、支援者を外に広げていくにあたり、広報やマーケティングのための人材確保や、ノウハウの蓄積に課題があると思いました。

大学卒業後も国際協力や市民活動に関わりたいという思いは強くありましたが、一方で開発途上国とよばれる国々の問題には、日本の私たちの暮らしかたが少なくない影響を与えており、自分の生活を見直すことも自分にできる一歩だと考え、オーガニック食材宅配企業「大地を守る会」に就職しました。同社は「日本の第一次産業を守り育てる」という理念のもと、NGOとして約40年前に発足。有機農産物の流通を拡大する事業活動が、NGOの理念実現にも寄与するというビジネスモデルに共感しました。
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専門的な内容を“普通の人目線”が受け取れるよう発信する

世界自然保護基金(WWF)ジャパンに転職したのは、自立したNPO運営のノウハウやスキルを獲得できる場で仕事をしたいと考えたからです。WWFジャパンは、個人サポーターからのご支援が収入の6割を占め、世の中でも比較的認知度が高いなど、NPO業界をリードしうる組織だと思い応募しました。

広報部門のWeb担当として、Webサイトのディレクション、コンテンツの作成と編集、ソーシャルメディア運用、Webサーバーの管理やセキュリティ対策、オンラインマーケティング、アクセス解析など多岐にわたります。

実は、前職でWebディレクション経験はありませんでしたし、ソーシャルメディアも人並みにしか詳しくありませんでした。ただ、自然や生きものは大好きでしたので、WWFのソーシャルメディアをフォローしてくださる方々に近い目線を持ち続けるよう、意識しています。

広報の目的は、広く一般の人に知ってもらうことですが、ただこちらの言いたいことを言いたいように発信するのでは、記憶には残りません。相手側の立場にたって、どういう切り口で伝えたら喜んでいただけるか、おもしろがっていただけるかを考えています。また、当団体の活動は多岐にわたり、かつ専門性が高い内容が多いので、わかりやすく、共感してもらえる発信を心がけています。

寄付を考える時、自団体を思い出してもらうFacebook運用とは

ソーシャルメディアが急速に普及するなかで、漠然とした期待で始めた団体も多いと思います。一方で、いざ始めたものの、ネタ探しや更新が思った以上に大変だったり、なかなかフォロワーが増えない、支援者の獲得につながらないなど、今あらためてFacebookの目的や位置づけに悩まれている方も多いのではと思います。

WWFジャパンではソーシャルメディアを、ローコストで広範囲にアプローチできるツールと捉えています。興味関心を持ってくれる人や潜在的な支援者にとって、Webサイトに訪問するよりも、FacebookやTwitterはアクセスが容易にできる点でハードルの低いプラットフォームです。

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また、団体を認知いただいてから実際の支援を引き出すまでの過程では、理解を深めつつ、「この団体に自分の貴重なお金を預けても安心だ」という信頼を醸成することが欠かせません。ご支援はあくまで能動的なものですから、日々の情報発信を通じて関係を構築し、いつか何かのタイミングで「どこかに寄付しようかな」と思ったときに、WWFジャパンを思い出してくれるよう、その人の“脳内シェア”を高め、記憶にとどめてもらうことを目指しています。

そのために、どんなコンテンツを用意したらいいのか。どのNPOも、「現場」があると思いますので、その現場をどうコンテンツ化するのかを、今回の講座では事例とともにご紹介できたらと思っています。

以下のようなみなさまに、ぜひお越しいただきたいと思っています!

・Facebookのネタ作りをしている、ネタ作りに悩んでいる
・Facebookページ、ソーシャルメディアをやる意味を改めて考えたい
・活動の現場スタッフと連携してコンテンツをつくるヒントを得たい


今回の講座参加者限定で先着5団体に、講座終了後「1時間無料個別相談」をWWFジャパンオフィスでお受けいたします。ぜひ業界全体でノウハウを広めていきたいので、ご自身の団体のFacebookページ運用に合わせて、一緒に考えていけたらと思います。お気軽にご相談くださいませ。

講座ご参加前にぜひ一度、WWFジャパンのFacebookページをご覧ください。
https://www.facebook.com/WWFJapan


wwf_masumoto (1).JPG増本 香織(WWFジャパン広報室)

東京都出身。一橋大学社会学部卒業。在学中、オーストラリア・メルボルン大学への留学や、認定NPO法人シェア=国際保健協力市民の会でのインターンを経験。卒業後、オーガニック食材宅配企業での顧客対応およびマーケティング業務を経て、2013年6月よりWWFジャパン広報室にてウェブサイトとソーシャルメディアの管理運用を担当している。


NPOを熟知した多様な講師・実践者に出会える、
「NPOアカデミー」を開校中。お好きな講座をお選びください。

(講座紹介WEBサイト⇒) http://www.npo-sc.org/npoacademy/index.html
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