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NPO法人 さとうみ振興会

NPO法人 さとうみ振興会(さとうみしんこうかい)からのお知らせや、活動報告などを書いていきます。
当会のホームページはこちらです。
http://www.satoumi.org/


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当会が最初に取り組んだ「環境創造事業を目指して」の実験地の見学会のご報告です! [2011年08月18日(Thu)]
当会が最初に取り組んだ「環境創造事業を目指して」の実験地の見学会をおこないました。
*「環境創造事業を目指して」とは、当会最初の発行本です(発行平成17年3月25日・7月25日改定)

◆日時
平成23年7月17日(日)

◆場所
田布施町「馬島」海老養殖跡地見学

◆スケジュール
田布施町麻里府集合→10時20分発 馬島行き渡船乗船→10時30分着 馬島海老養殖跡地(木下会員の説明)→昼食(討議)→14時35分または16時10分 麻里府行き渡船乗船着→田布施町資料館見学後解散

◆参加者 8名
木下嗣生会員 発足当時からの会員で馬島の海老養殖跡地でアサリ生息に尽力・奮闘中/
松田治氏(広島大学名誉教授)/国分秀樹氏(三重県水産研究所水圏環境研究課研究員)/谷本勉理事/樋野法人会員/斎藤法人会員/平岡法人会員/山田理事/田坂専務理事


長くなるので、「続きをよむ」をクリックして読んで下さい笑顔
木下会員から「天然あさり繁殖技術開発」の概要について長期にわたる活動の説明(平成4年〜現在まで)がありました。




以上の結果から以下をまとめました。

養殖跡地(池)での天然アサリの繁殖対策
@夏場の高温対策
A外敵対策
B競合生物の除去
C掘り方の工夫(アサリを傷つけないように道具の改善)
D底質改善
E徐草
F清掃

今後工夫を要する事項
@簡便な高温対策
A有効な外敵駆除対策
B潮汐を利用した池内における水流発生工夫
C穴シャコ対策
D姫アサリ商品化
E山からの浸出富栄養水を池内に直接流入させる技術開発(土木)

以上を1号池〜3号池まで併用しながら天然アサリ生産目標量を年間30トンとしている


馬島でボランティアを、あるいは協働を希望される方は、木下嗣生(携帯電話090-8065-8563)に御連絡ください。豊富な経験に裏付された活動を具体に説明いたします。

三重県水産研究所水圏環境研究課 研究員 国分秀樹さんから「英虞湾における住民参加型の干潟再生体制の構築」について以下の説明がありました。

英虞湾の環境悪化の原因
英虞湾では、周辺域からの生活排水と真珠養殖の影響によって海の汚れが増加し、干潟の干拓の影響によって海の自然浄化能力が減少しており、その結果自然浄化能力を超えた汚れが湾内に溜り、赤潮や貧酸素の環境悪化を起こしています。
英虞湾では、江戸時代以降70%以上の干潟が、農地確保等により干拓され消失しました。しかし、現在消失干潟の85%以上は、休耕地となっています。

現存する干潟
・河口干潟:3ha
・前浜干潟:81ha
・消失干潟:1851ha

そこで、湾奥部の干拓地と潮受堤防にある調整池をモデル海域として、海域と分断している堤防の水門を開放し、海水導入を行うことで干潟を再生する取り組みを実施しています。

斎藤・樋野法人会員から『馬島における「石炭火力発電所の副産物である石炭灰造粒物(Hiビーズ)」の実験』について、以下の通り説明がありました。

閉鎖性の強い内湾域や内海では、多量の栄養塩を含んだ高含水比の有機泥の堆積等により、栄養塩の溶出や貧酸素化により生物の生息環境が脅かされています。
石炭造粒物は、栄養塩や硫化物イオン等の吸着効果があるとともに、粒内部に無数の微細孔を持ち、大きな空隙で層を形成できる等、特徴的な形状をもっていることから、海域の底質改善材として活用出来、良好な生物生息環境場を提供することが出来ます。
この技術は、環境省が実施される環境技術実証事業において、その効果は確認されました。

馬島での石炭灰造粒物を使用した実験
平成16年〜平成18年
アサリ・アマモの育成床としての石炭灰造粒物の活用と効果を目的として海老養殖跡地1号池でアサリ・アマモの実証実験の取り組み、現地盤(アサリ天然養殖場)と同様の育成状況にあることが確認されました。

覆砂・漁礁の長期性能評価
平成14年〜継続
海老養殖時における長期排水の影響により、前面海域の海底は一部ヘドロ化しており、石炭灰造粒物による底質改善の検証と石炭灰ブロックの設置による漁礁効果の検証を行っています。
結果、石炭灰造粒物区の底生生物の種類数・個体数は在来区に比べ良好な結果が得られており、生物生息環境が改善されていることが確認されています。
平成14年に石炭灰造粒物の覆砂層を造成してから現在まで継続しています。

石炭灰ブロックによる漁礁実験では、普通コンクリートブロックに比べホンダワラ類を中心に良好な繁茂状況が確認でき、良好な漁場を提供しています。
又、強度を抑制した石炭灰ブロックには、ニオガイ等の穿入生物の生息が確認されています。(棲家)
Posted by さとうみ振興会 at 11:19 | 23年度活動報告 | この記事のURL