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NPO法人 さとうみ振興会

NPO法人 さとうみ振興会(さとうみしんこうかい)からのお知らせや、活動報告などを書いていきます。
当会のホームページはこちらです。
http://www.satoumi.org/


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第49回海洋教育フォーラムに参加しました! [2018年12月04日(Tue)]
第49回海洋教育フォーラムに参加しました!
https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/48369

◆日時
平成30年12月1日(土)13時〜16時

◆場所
JMSアステールプラザ

◆主催
日本船舶海洋工学海洋教育推進委員会/広島大学大学院工学研究家輸送/環境システム専攻

◆後援
広島市教育委員会

(うみのことをもっとみんなで知ろう)
◆内容
開会挨拶:日本船舶海洋工学会 海洋教育推進委員会 委員長 小林正典
○要旨
小学校1年生の音楽の教科書に文部省唱歌に出くる「海」の歌詞は、以下のとおりです。
海は広いな 大きいな  月がのぼるし 日が沈む
海は大波 青い波  ゆれてどこまで続くやら
海にお舟を浮かばせて  行ってみたいな よその国

日本は、四方を広い海に囲まれています。世界で6番目の広さの排他的経済水域(EEZ)を有しています。(405万ku) 参考:国土は38万ku
また、教育関係で海に関する話題、教材も殆ど取り上げておらず、海洋文化の保持もままならない状態にあります。
日本を真の海洋国家として、豊かな海の恵みを利用した海事産業や水産業を発展させ、海洋文化を持続的に保持させるためには、船や海に興味を持つ子どもたちや海事産業や水産業等で活躍したいと考える次世代を担う若者たちの育成と、海に関して「海を良く知り、海に親しみを持ち、海を守り、海の豊かな恵みを利用すること」の啓蒙活動が求られています。
海洋教育フォーラムによる啓蒙活動は全国の子どもたちや若者たちに関する海洋関係の人材育成の要として重要な位置づけと考え、平成20年度から開催しております。
平成24年度から、小学生、中学生、高校生の教育に大きく関わっている教員及び一般の人を対象として全国展開を目指し各地の複数個所で継続的に開催しています。

■(海の3D地形づくり)広島大学大学院文学研究科准教授 後藤秀昭
○要旨
地形の発達史を紐解く中で地殻変動や活断層の変位について検討する変動地形学的研究を主に行っています。研究手法としては、空中写真や数値標高モデル(DEM)を用いたステレオ画像の判読による活断層の認定や地形の分類、現地での地形計測や地層の観察です。最近は、地理情報システム(GIS)やDEMを用いることで変動地形研究の新展開を試みています。陸上のみならず、海底の地形についても対象としており、変動地形研究者にしか読み取れない活断層の特性や地形発達について検討したいと考えています。その他にも、自然災害や地域の開発など、地形と関連した自然地理学的あるいは環境地理学的な課題についても検討したいと考えています。

◆地形の表現
・等高線による地形データの表現→地形アナグリフの作成
・航空レーザー測量(LiDAR)により、多様な表現が可能(現地測量と同等程度・活断層の地形、ずれの向き、地形判断、縮尺と移動が自由、過高感強弱可変)

◆高密度場地形データの取得(陸上)
https://search.yahoo.co.jp/image/search;_ylt=A2RCKwmZhARc_0MA6ACX3uV7?p=%E5%BE%8C%E8%97%A4%E7%A7%80%E6%98%AD%EF%BC%86+hgis&aq=-1&oq=&ei=UTF-8

◆アナグリフ(3D)による地形判読
 注:左右の目の画像それぞれを赤と青の2色で合成した画像で1853年にローマン(Rollman)によって原理が導かれました。
・海の3D地図
・沿岸の3D地図

■(漁業者と協働する日向灘海況情報システム 宮崎県水産試験場・資源部)渡慶次 力
○要旨
宮崎水試では、日向灘全域を網羅する水温や流況、黒潮位置などの各要素が視覚的に統合された毎日の海況図を提供する試験研究を実施しています。
◆出漁判断―中型巻き網に対する天気予報・天気図・波高・風向・風速・陸上からの目視
◆前日の海況把握・漁場の判断
 水試日報(水温・潮流)
 ・等温線が混み合った海域(潮目)や等温線が突出した海域
 ・流れが速い(2〜3kt)潮が早くて網等が入れられず操業出来ない
◆海況状況の利用
 ・探索 ソナー(魚群位置)・潮流の向き・速さ・水温・GPSによる自船、灯船の位置
        携帯・無線(運搬船、灯船。他船団との情報交換)
 ・操業(魚探密度の確認、魚種の判断、網をどの方向からいれるのか判断、ソナー)
 ・帰港(翌日以降の出漁の参考、タブレットによる水試日誌の閲覧、実際の操業位置の比較)
参考:2015年度より日向灘海況情報提供システム
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010028325

■(養殖トラフグを赤潮から守る取り組み)山口県水産研究センター内海研究部 和西昭仁
対象海域:山口県笠戸島 トラフグ養殖海域(8経営体)
養殖筏の概要:岸から300m沖、長さ5.8m×深さ15m(筏の深さ5m)

○要旨
赤潮(red tide)は水が着色するほどのプランクトンが増殖した異常な状態で、有害なプランクトンの場合魚介類に深刻なダメージを与えます。

◆赤潮の発生件数(瀬戸内海における赤潮発生件数・漁業被害件数)1973年〜2017年 45年間は299件から71件発生で減少傾向であるが被害件数は横ばい傾向
◆カレニア ミキモトイ(有害プランクトンで大きさは10μm(1/30mm))
◆赤潮発生までの過程(発生初期→見えないところで増殖中→濃密な赤潮になる前で漁業被害を軽減する必要)
クロロフィルの測定をし植物プランクトンの光合成のために青い光は吸収され赤い光を返すことにより、濁度計を海水面から6mの深さに設置し観測
コビキタスブイシステムで海域のクロロフィル濁度計・水温センサー(多層)がご覧いただけます。
http://www.buoy.jp/buoy/buoy_html/

■スマホで海の状態を見る 株式会社NTTドコモ地域協創・ICT推進室 山本圭一
○要旨
社会価値の協創に向けた取り組みをドコモ中期戦略としてお客様への価値・感動として
@お得・便利A楽しさ・驚きB満足・安心をパートナーとの価値・協創をすべく
@農業への貢献 A社会課題解決・地方創生 B商流拡大を目指した2020beyond宣言
をし、水産業が抱える課題に取り組んできた。

課題1 1965(昭和40年)〜2015(平成27年)生産量はピークの半分以下
課題2 1960(昭和35年)〜2015(平成27年)自給率は59%
課題3 2003(平成15年)〜2015(平成27年)漁業就業者数16万人 高齢化率37パーセント特に40歳代が2.6万人(急速)
課題4 海水温の上昇などにより漁場に異変

2017年よりICTブイソリューションン商用サービスの開始
@2016年3月10日 東松島市の牡蠣・海苔養殖漁場でICTブイの実証実験を開始
により、効率的な出漁で燃油コスト削減、品質の向上、終了の安定化、海の状態変化を次
世代へ敬称第5回海苔サミット(佐賀)で180名の参加者を得た

システムの概要

ICTブイから得られた情報→NM/クラウド(集約)→アプリ「ウミミル」で公開


S−VANS       docomo    Andex

第49回海洋フォーラム.png


海洋計測アプリ「ウミミル   http://marine-it.net/activity/umimiru.html

センサーのメンテナンス
常時海にあるため、海藻やフジツボなどが付着 漁業者にお願いしている。
ICTブイを導入することにより今まで見えなかったものが見えるようになり“新たな気づき”が生まれ、現場から“イノベーションの創出”が期待される。

水産政策の改革(平成30年6月
水産資源の適切な管理と水産業の成長産業化を両立させ、漁業者の所得向上と年齢バランスのとれた漁業就業構造を確立することを目指し、水産行政の改革を実施
参考:海面養殖魚種等
ホタテガイ、牡蠣類、ぶり、マダイ、カンパチ、クロマグロ、ギンザケ、ホヤ類、
しまあじ、ひらめ、まあじ、昆布・ワカメ類、クロ海苔、海藻

当会は、海辺の自然学校の運営業務を通じて、沿岸域の人工干潟・海浜の覆砂変化を把握し、漁業者のご意見もお伺いしながら、お手伝いできること(干潟耕運・漁業者支援)に取り組んで16年目を迎えるNPO法人です。
高齢化が顕著化し、先が見えにくい活動でもありますが、今回の横断的なフォーラム開催において、沿岸域の実態が漁業者に止まらず、市民にも共有されることで、いろんな角度から「海」に関心を持って頂ける可能性を感じました。出来るだけ具体的な情報発信に努めたいと希望しています。
http://blog.canpan.info/nposatoumi/archive/179
Posted by さとうみ振興会 at 09:43 | 事務局より | この記事のURL