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NPO法人 さとうみ振興会

NPO法人 さとうみ振興会(さとうみしんこうかい)からのお知らせや、活動報告などを書いていきます。
当会のホームページはこちらです。
http://www.satoumi.org/


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広島インターナショナルスクール2年生 渡邊森羅さんが当会にお越しになりました! [2018年10月12日(Fri)]
広島インターナショナルスクール2年生 渡邊森羅さんが「海」をテーマに論文を書くため当会にお越しになりました。

渡邊森羅.JPG

◆1回目の訪問時:平成30年8月28日(火)9時〜11時10分
訪問のきっかけ:海について色々なデータがあり、どれだけ正確なのか等を知りたくインターネットを検索し、当会に訪問されました。その際、海離れ(海に関心を持てなくなった原因)について意見交換をしました。
米国では日本の高校3年生から大学に入学するためには論文を提出し、大学以外の外部審査員の審査を受ける必要があるそうです。
対象テーマが決まっていないようですので、以下のDVDを基礎資料として、ご覧頂くようにしました。

@モーガン・フリーマンの時空を超えて「海は思考するのか?」
概要:
ある科学者は、水の分子の動きを、シンクロの選手にたとえながら、水は生きていると言えるのかを探る。「代謝」に着目し、海を巨大な生命体と考える生物学者もいる。
もし、海にも免疫システムがあれば、生き延びようという意思を基に、極めて恐ろしい事態が引き起こされる可能性を指摘し、海に潜む様々な影響力を探る。

A藻場・干潟の保全と再生の技術(環境工学 放送大学 副学長 岡田光正)
概要:
広島県東部・西部海域の干潟創生についての紹介と技術課題について。

B生物多様性の理解(多様な微生物の世界)放送大学 担当講師 二河成夫
概要:
遺伝子情報解読の技術革新により、これまでの技術で培養や同定の困難であった微生物を、遺伝子の塩基配列情報を利用して、同定できるようになった。
その結果、極めて多様な微生物が様々な地球環境中に存在することが明らかになった。
ここでは、細菌や古細菌の新たな検出方法、生物種の多様性、生態的特性について学ぶ。

C2016年度 横浜市立大学 国際総合科学部 地理学教室による
「広島市に見る地域社会の再構築」における「広島市における持続可能な漁業へ向けて」
−漁業の課題と里海創生の可能性− 著者 木村 聖広

D行政が取り組んでいる、「瀬戸内海の環境の保全に関する広島県計画」2016年10月
 資料紹介

◆2回目の訪問時:平成30年10月11日(木)9時〜11時10分
「今国際的に問題となっている海洋ごみ」にも関心を持つことが出来た。論文の提出時期については、大学によって異なるため、まだ完成はしなくても大丈夫の様子でしたが、漁獲統計のデータの確認先をお知らせし、役立てるようお話をしました。

ENHK放映の科学から招待状(地球誕生46億年、1億種を超える生命)
東京工業大学 地球生命研究所 丸山茂徳 特命教授等
概要:文科省からの支援を受け地球の誕生や生命の誕生の根源的な問題を、生物学、天文学、地質学者等40名の専門家で2014年から5か年計画で研究に取り組んでいる。
・地球誕生
地球が誕生した「冥王代」6億年の間について証拠を得られなかったが、21世紀になって冥王代時代の痕跡物質「ジルコン(1mm)」の結晶が得られたことから43.5億年迄遡ることが出来、冥王代の後半に生命が誕生した。(参考:700万年から人間が生まれる)45.67億年前、天の川銀河にある小さな惑星が衝突、宇宙には無数の岩石が漂っていた。やがて、重力の大きい微惑星が衝突を繰り返し大きくなり、火星クラスの惑星と衝突し原始地球が誕生ともに月も誕生した。いわゆるジャイアントインパクトである。(太陽系はガスに覆われていたが、冷えてくると鉱物が出来る。)
地球が何故大きくなるかと言えば石が、衝突をすると熱が発生し、低温側は溶けてしまう。熱は接着材的な役割をする。

・大気と海の誕生
原始地球は水分の含まないドライな状態だったが、水分と有機物を含む氷小惑星、微惑星が43億7000万年〜42億万年の2億年以上の間、原始地球に降り注ぐ結果、大気と海が誕生した。この時の海は、重金属が溶けており、超酸性で、猛毒の海であり、生命が誕生するきれいな海ではなかった。(地球誕生直後には海はなかった。)
地球に含まれる水(H2O)の水素H2の特徴を調べると炭素質コンドライドという水を含んだ隕石と同位体であることが判明した。
しかし、地球の質量の殆どは、99%以上は石であり酸素が多く含まれている。
酸素の同位体を調べると水を含まない隕石のエンスタタイトコンドラントという物質であることが分かった。
水を含む炭素質コンドライトと水を含まないエンスタタイトコンドランドで原始地球は出来ている。
そこで、どちらが先であったかが議論され現在では地球は、二段階で造られたとの学説が有力となっている。
一段階は、大気と海がないドライな地球(エンスタタイトコンドライト)。
二段階は、水分を含んだ炭素質(岩素質コンドライト)が飛来し2億年ぐらい、かかって海が誕生した。(生命構成元素の降臨)。
その頃の海の中には塩素コンドライトの由来の塩素がタップリとあり猛毒の海であったので、生命が生まれることはない。

・どのように海はきれいになったか?(陸地がないと海はきれいにならない)
山の頂上にある岩が崩れ小さな粒子となって海に届くと、水と石が反応しての石の中の成分が溶け中和する。
海の底では、上昇するマントルにより海嶺がプレートテクトニクスで持ち上げられ大陸プレートに重い海洋プレートが潜りこむ際に大気中のCO2と反応して出来た鉱物の粒子が水と中和し海の浄化につながった。

・生命の起源は太陽の光が地球に十分な光を注がない時期に地下から誕生した。
宇宙からくる隕石から生物が来たとする宇宙起源説があるが、隕石は小さい場合、流れ星、大きいのは火球として地球に飛来するが、中にいた微生物は大気圏に入ると高温になることから生物は、生存しないと考えられる。
では、どこかと言えば、冥王代の地球にあったとする自然原子炉、小さな地下の太陽と言われる「間欠泉」である。
自然原子炉と言える間欠泉が地下からも発生し供給されるエネルギーが発生する。そのエネルギーから有機物質が発生し、水(100℃を越えることはない)と反応して地下では還元し、地上では酸化するサイクルが生じる「場」が出来、生命構成体と言えるアミノ酸、リン酸等、生命構成単位が次々に作られてきた。また当時月との距離は近く潮汐力は現在よりはるかに大きく、乾湿サイクルが生じ、生命構成体の一つで「膜:脂肪酸」を構成する大切な「場」となる。41億年前に、すべての生命が誕生した。

生命体の条件としては以下の3つである。
1、エネルギーを取り込む「代謝」
2、子孫を残す「自己複製」
3、自分を定義するため境界を持つ生命の場合「膜」が必要、これまでが第1次生命体

生命体を維持するためには絶え間ない、エネルギー の供給と代謝が不可欠だが間欠泉から生まれた第1次生命体は、そのエネルギーを自然原子炉から得ているため、ウラン鉱脈から離れては生きていけなかった。だが、放射線により突然変異などで多種多様な生命体に進化、厳しい環境変化に適合した種のみが生き残る。
生命は、やがて、光合成のように太陽の光エネルギーを利用する第2次生命体へと進化する。それは、太陽が沈んだ後でも、代謝を維持できるシステムを持っていた。
日中に貯めた糖分を周囲の共生体とやり取りすることで、夜の間も代謝が行えるようになった。生命は、そのエネルギーを地下の原子炉から、地上の太陽へ切り換え第2次生命体として進化した。

生物は、95%は炭素・窒素・水(水素と酸素)の4成分である。
残りの、5%は鉄・燐・カルシウムなど石に含まれる20〜30元素が必要で、石なしでは生命は生まれない。
これらの元素が複雑な有機化合物をつくることにより生物として機能する。

第3次生命体の段階は、浄化していない猛毒の海水が大陸に侵入し41億年前、生命体の殆どが死滅した。しかし、厳しい環境を生き抜いた生命体があった。有害な金属イオンが体内に入らないよう進化することにより対応した。そして共生していた生命体同士が融合し徐々に複雑な生体システムを持つようになった。
現在、人を含む生命体は20種のアミノ酸しか利用していない。これは、大量絶滅の結果、生き延びた生命体が使っていたアミノ酸だったと考えられる。絶滅と進化は紙一重である。
不安定な原始RNAは安定したDNAに進化、第3次生命体の原核生物が誕生した。これが後に、動物になる古細菌と植物になる真正細菌の先祖となる。

ここまで、生物誕生の3段階プロセスを見てきた。
例えば、ウイルスは生物に寄生し、種を残すが単独自己複製は出来ないので生物とは言えないが、現実には生物と非生物の間には怪しい不思議なことがある。
無機物から次第に複雑な有機物に進化した、この一連のプロセスを解明することで、原始的な微生物の発見に取り組んでいる。
現在、40億年前の有機物を長野県白馬八方地域で1000mの地下から微生物の採取を行っており採取した微生物を「白馬ODI」と呼んでいる。
山頂には蛇紋岩があり、もともとはマントルの中にあったものであるが、水と反応して水素を発生する。地球の表面に酸素がなく水素が出てくる環境は、地球誕生直後の環境を再現する。
微生物が発生する遺伝子は人間2万個・原子生物は理論上100個・白馬ODI 400個である。地球上でもっとも原始的な微生物を見つけることに取り組んでいる。
今後は、原始的な微生物を人為的に進化させることに取り組んで行きたいと考えている。
Posted by さとうみ振興会 at 15:21 | 30年度活動報告 | この記事のURL