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NPO法人 さとうみ振興会

NPO法人 さとうみ振興会(さとうみしんこうかい)からのお知らせや、活動報告などを書いていきます。
当会のホームページはこちらです。
http://www.satoumi.org/


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干潟を含む漁場についてのアンケート調査結果です! [2017年06月14日(Wed)]
当会は、平成26年度、瀬戸内海並びに九州の沿岸域での漁業を営む漁業協同組合に対し、干潟での生物生産について105団体にアンケートを実施し23団体(28箇所の干潟)に回答を頂き下記のとおり取りまとめました。

平成27年10月に改正された瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)では、「きれいな海」から「豊かな海へ」湾・灘毎に目標設定する運びとなっています。
一方「海離れ」といった海に関心を持たなくなった市民も増えていることから、豊かな海を目指す内容が良くわからないものとなっています。
食卓にあがるお魚も「地元」で採れたものかどうかも判らなくなっています。

市民の皆さまが少しでも「海」に関心を持って頂けるよう「漁業者」のご意見を取りまとめていますので参考にして頂き海への関心を持って頂ければと希望します。

問1 現在漁協が管理している干潟での生産状況は?(複数回答可)
アンケ01.jpg

問1−2 問1で「採れている」と答えた方にお尋ねします。取れ高は?
アンケ02.jpg
アンケ02-2.jpg

問1−3 問1で「採れていない」と答えた方にお尋ねします。その理由として考えられるものは何だと思いますか?
アンケ03.jpg

その他の理由(自由記述)
・阪神大震災で底質が大きく変わった。
・アナアオサが大量に発生し、堆積している
・土を掘り返していると匂いがする場所が多い
・底質環境悪化が進行し、泥土からは硫化水臭がひどく、泥土に触れると黒くなり洗っても
落ちない。
・諫早湾干拓堤防締切りによる潮流の変化
・食害及び堆積土砂による漁場の消失
・火山灰が堆積している
・食害のため、またホトトギス貝繁殖のためと考えられている
・貝類(アサリ等)は、トビエイに食べられて絶滅状態になっている
・潮流速度が遅くなっている
・ホトトギスマットの増殖
・ナルトビエイ(食害)
・二年前、九州北部豪雨に見舞われ、ヘドロが堆積しアサリの稚貝と親貝が全滅し、産卵期
に産卵量が激減した
・ハマグリは獲れているが、アサリが獲れていない
・砂が堆積してアサリが生息できないのが半分以上ある

問2 「採れていない」で回答した原因に考えられる要因は何だと思いますか?(複数回答可)
アンケ04.jpg

その他の回答
・ホトトギス貝の多量繁殖による窒息死
・ヘドロの堆積
・諫早湾の締切りにより、海水保水量が減少し、引く力が弱くなっている
・富島川が流れ込み、5月〜7月に農業者の米作おいて農薬散布が行われ、新舞子浜一面に
高濃度の農業排水が流入しているため。
・海底がヘドロ化し、魚介類・海藻類が育つ環境にない
・アオサの繁殖
・海苔養殖に使用する酸処理剤や海苔色落ち時に使用する硝安などの化学肥料の過剰な散
布により二枚貝が全滅に近い状態で海水の浄化が出来ないため
・土壌の底質があまり良好でない
・海藻類を増やす

問3 どのようにすれば改善すると思いますか?(複数回答可)
アンケ05.jpg

その他の回答
・操業時期・場所等を改善する
・指導者と行使者のモラルの問題。何事も限度が必要。人間が自然に優しくなれば生物は戻
ってくる
・現在ナルトビエイの駆除を取り組んでいる
・過去に覆砂や耕耘は行ったが、地形などの関係で効果が少なかった
・○○川からの廃水を導流提により、沖へ流れるようにしたらよいと思う
・こまめな漁場の耕うん、澪筋のさくれい
・磯の手入れを怠らない
・食害防止ネットの交換
・ホトトギス貝の撤去
・この漁場は、ブルドーザーを用いて整地する必要がある

問4 現在、改善対策はしていますか?(複数回答可)
アンケ06.jpg

問4−2 「している」と答えた方にお尋ねします。どのような改善対策をしていますか?
アンケ07.jpg

その他の回答
・整地し、肥料を撒く(まだやっていない)
・耕うんする
・休業日を設定する
・砂を移動させ、○○川からの流れを良くするため、川床を掘り下げる工事を一部行ったが、
河口から上流は県当局では費用対効果がないと言って中止状態になっている
・ナルトビエイの駆除(アサリの食害)
・海底の耕うんを定期的に実施している
・粉砕した貝殻を散布している
・アナアオサなどの駆除を行っているが大量に発生しているため、次の日は元に戻ってお
り、その繰り返しが続いている

問5 「改善対策」により効果はありましたか?(複数回答)
アンケ08.jpg

問5−2 「効果があった」と答えた方にお尋ねします。その内容を教えてください。
○干潟を耕す
・農業用排水が○○○浜の沖合にまで流れることで、海岸での魚介類のためには効果があっ
たと思われる
・海底の質が柔らかくなり、貝類が生息しやすくなった。貝類が生息することで、それを餌
にする生物が増えた(タコ、カレイ、ヒラメ)
・こまめな漁場 耕うんにより、稚貝(赤貝)の生育がよくなった
・へい死が少なくなった様子である

○食害防止網を設置する
・食害防止網内に、多くのアサリの生息が確認された
・ナルトビエイからの食害は防止できている
・比較試験の結果、設置したほうが多かった。袋ネットの砂利を入れたところは多くの稚貝
が定着した
・稚貝が確認され、来春には漁獲に結び付くと思われる

○その他
・貝桁を使用し、海底耕運を13年ほど前から実施している。以前は効果がはっきり分かっ
ていたが、近年は余り効果を感じない
・浜にアサリ貝はほとんど見られないのに、小石を入れた袋にはアサリ貝が入っている。今
年で二年目だが、確実に袋の中は増えている
・25年度:530匹、5.5トン、26年度:500匹、8.1トンのナルトビエイの駆除を実施。それによるアサリ漁業の効果については不明。浅場の潜水漁業の復活を目指しているが、いまだに確認されていない。
・澪筋の削くれいにより潮流速度がよくなった

問6 干潟等の改善に取り組んでみたいと思うものをご記載ください。
・模索中。機械設備が必要と感じる。
・ケアシェルを撒いて試験をしてみたい
・毎年計画的な漁場耕うんの場所の選定、耕運時期の検討
・ナルトビエイの駆除を継続
・食害防止用の対策
・機能低下を招く生物(ホトトギス貝)の駆除対策
・耕運後にアサリを放流し、網掛けを実施してみたので効果を期待したい
・アマモが生えていないので、現在毎年植え付けを実施しているが生えてこない。アマモが
確実に生える方法を確立したい。
・浚渫による堆積土砂の撤去
・食害生物の駆除
・耕運作業
・以前は○○海もものすごく生産力の高い海だったが、現在は二枚貝が全滅に近い状態で主幹漁業である二枚貝のタイラギも三年間生産ゼロである。国・県の研究機関に原因
究明のお願いをするも納得できる回答は出ず、沿岸漁場は日々悪化しているのが現状で、
改善に取り組みたい気持ちは十分持っているが原因がはっきりせず、行動できずにいる
・潜堤の嵩上げ
・山砂を撒く
・広範囲に渡る覆砂

問7 少子高齢社会に突入し新規漁業組合員の加入が難しくなり、海浜等保全についてますます困難になると予想されます。
海に関心を持たれている市民も多くいることから、身近な保全活動(ゴミ回収・干潟の耕運等)に参加の申し出があれば受け入れて頂けるでしょうか?

アンケ09.jpg

○条件付の場合の条件
・相手団体等がはっきりしていれば受け入れることは可能だと思う。実際、地元のボランテ
ィア団体とは一緒に作業したこともある。
・活動をサポートするための人的・金銭的支援が必要
・次期によって必要だと思われる
・係る経費等の支出は一切ないことを条件
・係る事業の事務処理等は、行政等が間に入り実施すること
・危険個所を除く場所での活動

○受け入れたくない場合の意見
・今は、海をきれいにするには漁業者をおいてほかにいないと思っている。組合員で海浜清
掃を行っている。
Posted by さとうみ振興会 at 11:28 | 29年度活動報告 | この記事のURL