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NPO法人 さとうみ振興会

NPO法人 さとうみ振興会(さとうみしんこうかい)からのお知らせや、活動報告などを書いていきます。
当会のホームページはこちらです。
http://www.satoumi.org/


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NHKスペシャル「里海SATOUMI瀬戸内海」の感想が届きました!その2 [2014年07月03日(Thu)]

平成26年3月23日のNHKで放映された「里海SATOUMI瀬戸内海」を授業で視聴した法政大学の学生さんたちからも感想が届きましたので、法政大学リベラルアーツセンターの先生のコメントともにご紹介します。

○先生からのコメント
法政大学 地理学T(教養科目)
授業のテーマ:
「海洋島嶼国という視点から、日本の成り立ちとエネルギー利用について理解を深める」

授業では、海や島、エネルギーに関する基本知識を得ることを通して、日本の拠って立つ国土・生活空間についての総合的な認識力を高めることを目標としています。この春学期は、海と島をメインに勉強しております。先日は、内外の海洋政策や海洋リテラシー、里海という概念、日本における海の保全活動についての学びの一環として、NHK製作の「里海SATOUMI瀬戸内海」を視聴。以下は、当科目を履修されている学生の方々(法学部・文学部・経営学部)の感想となります。お一人お一人が新鮮な発見とともに、循環の大切さ、自身の立ち位置、将来の方向性などを認識・模索されており、たいへん嬉しく頼もしく感じました。いうまでもなく日本は島国であり、多くの日本人にとっては、やはり海とともに日々の生活がありますし、人生観・世界観があるものと思われます。そして社会の永続的な繁栄のシステムも、そうした人と海の関係性のなかにあるといえます。今後とも、さらに海についての学習を深めていきたいと考えております。

ここからは学生さん達の感想ですぴかぴか(新しい)

かわいい「高度経済成長の弊害ともいえる環境汚染の一つである赤潮を、海だけに任せるのではなく、人の知恵を集めて、人の手によって、汚した海をきれいにする手伝いをして、海と一体となって成長していく姿が素晴らしいと思ったし、あるべき姿であると思いました。」

かわいい「日本は島嶼国という、大陸国や半島国と比較すると、海洋性や隔絶性等の地域特性が卓越した国であり、かつてから海という自然と共存しながら発展を遂げてきた。しかしそういった発展を遂げていくことで、グローバル化や人工化に繋がり、それが資源の大量消費や環境破壊を助長し、島国にとって重要な自然を破壊するだけでなく、人々の精神、健康といった分野に影響を及ぼす弊害を生み出してしまった。これでは島嶼国という特性の在り方を生かせていないと思う。国が発展していくことも大切ではあるが、島や海はそもそもどういうものであるかを再認識していくことがまず必要であり、そのためには海洋リテラシーといった考え方が重要な位置をしめていると思う。
これから島や海と関わっていくためにも、私自身もまず島や海の特性や存在を理解する前提として、やはり海洋リテラシーという、人と海のお互いが与える影響について、私自身が深く理解することが大切だと思う。また薄れてしまった自然との関わりを見直して、自然とはどういうものかを再認識していくのも大切だと思うので、実行できればと思う。」

かわいい「島というのはそもそも周りを海で囲まれている陸地のことであります。日本ももちろん島の一つです。島は授業で説明もありました通り、戦後、敗戦を経て米軍政下に入ってからは、とても島に興味をなくす傾向になりました。また大陸主義的な考えがあり、島というのはとても肩身の狭い思いを強いられてきました。そうした中で我々に必要なことは、その島々と向き合うことです。島といっても、大きな島・小さな島、高い島・低い島、北の島・南の島、大陸島・海洋島…など、世界には様々な特徴をもった沢山の島があります。そのような中で、世界では1992年にアジェンダ21が採択、1994年に国連海洋法条約が発効されて以来、とても前向きに海と向き合っています。日本という島国に暮らしている以上、自分達にしかできないことが必ずあります。それを考え実行していくことが大切だと考えます。」

かわいい「里山も里海もそうですが、やはり生き物が成長するのにはある程度の時間がかかるもので、すぐに結果が分からないのは辛いものだな、と思いました。結果が見えればやる気も起きるし、ずっと続いていくと思います。しかし、見えなければ、人間の気は緩んでいくのでは、と。直すのは難しくても、壊すのは簡単です。しっかり続けていくことが重要だと改めて思いました。ビデオの中にもありましたが、「継続は力なり」、本当にその通りだと思います。」

かわいい「海を汚すのは簡単だけれど、綺麗な状態に戻すのは簡単ではないことが、漁師さんたちを見て改めて分かった。「里海」は経済的には効率が悪いかもしれないけれど、自然と上手くやりながら生活するために、もっと広まればいいと思った。」

かわいい「里海と自然の海ではどちらが良いのでしょうか?自然の方がもちろん良さそうですが、カキをたくさん食べられるなら、人が手を加える方も良く思えます。」

かわいい「人間と海は、相互依存の関係にある。」

かわいい「日本は海に囲まれた国であり、開発に伴う汚染や環境破壊について考えながら海洋開発を行い、保護していかなければならないはずなのに、それをしなかったために、漁獲量の減少などの被害が起こってしまった。それを後世に引き継がないようにすることを使命として、里海の考えのもとに海環境の再生のためにアマモの種をまき続け、やっと少し取り戻しつつある。これからもこの活動を続けていってほしいし、何か機会があれば自分も携わってみたい。」

かわいい「里海というのは、里山と似ているなと思いました。そして里海に力を与えたのは、森でもあるような気がしました。里山は里海と同じ性質をもつ、身近な存在です。人がちょっと手を加え、林業や農業において上手に自然を整えることで、そこの生態系や環境が美しく保たれています。
しかし最近、農業人口の減少、過疎化などによって里山と共に生きる人が減り、自然環境が崩れている箇所があります。そこにいる生物がいなくなったり、雑草が抜きとられないことで、森の様子が変化したりしています。
ここから分かることは、「人間も自然の一部なのだ」ということです。自然の中に人はいます。生物は自然の中でつながり合っています。人間だってその一部です。これを海にそのまま置き換えたのが、里海です。海がカキを育て、カキは水を浄化し、浄化した水はアマモの成長を助け、アマモは魚を育て、魚は人や鳥などの食べ物となって…とつながっています。人間がその輪の中で自然を維持しています。自然は破壊すれば、いつか人間が困ります。しかし、適正な手を加えながら生活すれば、仲間に入れてくれるのです。このビデオは、それを伝え、自然と仲良しの生活をする一つの提案をくれたと思います。
森の存在も、海の再生に力を与えてくれたと思います。映像にはたくさんの森がみられました。森と海は栄養のやりとりで密接に関わり合っています。森なくして海の生物は生きられません。これに気づけたことは、自分でもうれしかったです。いつか瀬戸内海を見に行ってみたい気がしました。」

かわいい「里海という取り組みが世界的に注目されていると知り、驚いた。」

かわいい「海から一気に出して刺激を与えるというのが、冷静に聞くとけっこう残酷だと思うけど、生命をもらっているんだということを再認識しました。」

かわいい「アマモを刈り取った後に、サウナの床に敷いたり、畑の肥料にして使っているのを見て、刈り取ったアマモでさえも循環していて、素晴らしいものだと思った。今回の映像は、とても楽しかった。瀬戸内海はとても好きな海なので、これからもきれいなままであってほしい。」

かわいい「現代の“大量に獲る”という訳ではなく、“つぼ網”で“入ってきた分だけ”という、人間の必要量ではなく海の流れに合わせた漁の方法がいいなと思いました。“里海”という概念が、その日本語としての言葉がそのまま海外にまで伝わり共有されているのは、とてもすごいことだと思いました。カキの幼生をホタテの貝殻を使って育てる、すなわち海のものを海のもので育てるという、“海の自然”を使って人が“海のために働く”という里海の活動は、海の生態系を壊すことなく生態系を育てる、豊かな方法だと思いました。浄化に使われたカキを人間が食べた時に、人間の“笑顔”が同時に見られる。“里海”という活動は、何かを犠牲して行う活動ではないために、本当に人が笑顔になれる瞬間だと思いました。一度、人が止めてしまった循環を完全なものとして再生するのは難しいことだなと思いました。ふれあい体験による“循環”は、循環することそれ自体が大切であり、さらにその“伝統の継承”という点でも大切だと思いました。私は横浜にもよく行って、海にもよく行きます。全国の里海の活動を見て、身近な横浜の海でもそのような活動が行われていたのは驚きました。このような活動を“周知の事実”にしていくためには、どうしていくべきかが課題であり、どうしたら人々に興味をもって参加してもらえるかということも大きな課題で、それを漁業(海に携わる人)に関わる人だけに任せるのではなく、私たち自身も地球で生きていく上で、一人ひとりが真剣に考えていかなければいけないと、今回の授業で感じました。」

かわいい「今回、カキ筏やアマモなど、海の現状を変えていこうと努力し、里海の再生活動がしっかりと瀬戸内海で行われていることを知り、少しでも海に貢献できるような取り組みをしたいと考えました。また、里海の再生の活動には7つのタイプがあることを初めて知り、驚きました。」 

かわいい「カキの養殖がなされる瀬戸内海の里海が、世界の海の回復モデルとして広まっていることに驚きを感じました。」

NHKスペシャル「里海SATOUMI瀬戸内海」については、3月20日の記事で触れていますのでご覧ください。
→ http://blog.canpan.info/nposatoumi/archive/288

番組のホームページはこちらです
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0323/

見逃した方は、NHKオンデマンド(有料)でご覧いただけます。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2014054674SA000/
Posted by さとうみ振興会 at 15:08 | 事務局より | この記事のURL