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NPO法人 さとうみ振興会

NPO法人 さとうみ振興会(さとうみしんこうかい)からのお知らせや、活動報告などを書いていきます。
当会のホームページはこちらです。
http://www.satoumi.org/


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尾道市海老地区干潟保全活動を開催しました!その1 [2010年09月06日(Mon)]
8月21日(土)に開催した「海老干潟保全活動」についてふたつに分けて報告します。
その2はコチラ → http://blog.canpan.info/nposatoumi/archive/29

開催のお知らせ&ボランティア募集記事はコチラです
→ http://blog.canpan.info/nposatoumi/archive/23

◆日時
平成22年8月21日(土)10時〜15時

◆場所
・浦島漁業協同組合 3階 講堂
・尾道市海老地区干潟

◆参加者
浦島漁協組合員・尾道東部漁協・向島町漁協・山波支所・浦崎小学校校長ほか3名
合計55名

このたびの活動は
1つは、「浦島のアサリ」を全国に発信するパンフレットを作成しました
2つは、組合員・地域の方々による干潟を良好な環境に保つ維持管理に取り組む
3つは、例年行っている浦崎小学校生徒との環境学習について指導者テキストを活用して漁協組合員が指導者の一員として参加していくことを目的に開催しました。



今回、干潟の管理にどのような注意を払わなければならないか、また組合員の高齢化に伴いどのような仕組みが必要か等、課題を抽出し共通認識を図っていきました。

午前中は浜口先生ご講演と質疑応答を午後から当会常務理事高場稔・同、山田寛・広島県の木村剛司・尾道市の横山憲之・国土交通省の池田朋広・ボランテア参加の中電技術コンサルの宮本浩司・竹本誠各位と漁協組合員と地域の方々が夫々、調査票に問題点を記入して頂き今後、組合で取り組むべき課題を抽出しました。

◆講演
「藻場・干潟保全並びにアサリの生態について」
講師:独立行政法人水産総合研究センター・瀬戸内海区水産研究所生産環境部
    藻場干潟環境研究室・広島大学大学院生物圏科学研究科教授
    浜口 昌巳 氏



◆概要
瀬戸内海のアサリ生産量は350Tその多くは尾道ですが1960年〜1970年代は瀬戸内海だけで4万tでした。今では、全国のアサリ生産量は8〜10万t、全国生産量は4万t程度で足らずは輸入に頼っている

アサリ生産については、住みにくい環境になっているので手を加える時代となっている。(アサリは九州から北海道で採れるが緯度から言えば水温の低いところが生存帯)原因として、海がきれいになりすぎた・水温が上がっている・生息場としての干潟の喪失・過剰採取(レジャーで根こそぎ)・食害(ナルトビエなど)三河湾では潜在資源5〜6万tと推定しており採取するのは1万t程度 約1/5程度の採取に心がける必要がある。
食害対策として、ナルトビエイ対策で実験を行っている。例えば進入止めに立てる棒の杭間は30cm以下・ネットは少し浮かせるなどが必要である。

アマモにはアサリが食べるプランクトンが付着している。干満を利用して付着物がアサリの餌となるので大切にする。

水槽内での実験では、アマモ(海藻)とともに飼育する場合が、ガラモや砂だけに比べてアサリの成育が良かった。

近年、コアマモが増えているがアサリにとっては好ましくないと考えている。現在、アサリの幼生期の移動を調査しているが、百島〜海老干潟間を浮遊しているようである。幼生が着定する条件は比較的粗い砂(1〜2mm)が良く泥質はダメ成貝になるに従って泥質含みは良いようである。干潟の耕運は着低時期(9月~10月)が効果的である。
是非、浦島あるいは尾道アサリとしてブランド化を図って頂きたい。

◆質疑
灘干潟(一部観光アサリ場)のアサリが取れなくなったのは泥質が原因でしょうか?

◆応答
泥質は幼生が着定が難しいので、砂を数センチ撒くだけでも効果がある。乱獲(観光アサリ場)も原因である。

◆質疑
海老干潟の砂が高くなっている場所にアサリがいない。なにか解決方法はないか?

◆応答
砂の移動を人力で行う。造成して20年たっているので効果的な方法は検討必要。

◆質疑
コアマモについてはどうすればよいか

◆応答
アサリの観点から言えば抜いたほうが良いと思うが、砂の移動をさせない意味もある。

◆吉岡組合長のまとめ
浦島のアサリを有名にしたい。松永湾にある山波の洲における稚貝養成には限界がある。また県外からの稚貝利用も含め益々困難になってくる。
この海域での母貝造成干潟など環境に対応した干潟造成が必要で今後の高尾干潟・海老呑干潟造成計画実施に期待している。加え、4箇所の人工干潟の維持管理も益々重要になってくる。
乱獲を止め、行政にお願いするのではなく組合員が汗をかくことで浦島アサリをPRしたい。




Posted by さとうみ振興会 at 14:03 | 活動報告 | この記事のURL