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NPO法人 さとうみ振興会

NPO法人 さとうみ振興会(さとうみしんこうかい)からのお知らせや、活動報告などを書いていきます。
当会のホームページはこちらです。
http://www.satoumi.org/


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NPO法人海に学ぶ体験活動協議会メールマガジンのコラム欄に当会田坂が寄稿しました! [2013年09月03日(Tue)]
NPO法人海に学ぶ体験活動協議会(CNAC)メールマガジンのコラム欄に当会田坂が寄稿しましたので、その内容を掲載します。
CNACのホームページはコチラです。
→ http://www.cnac.sactown.jp/   
        

「豊かな里海を目指して」


今年の11月12日で、当会が発足して10年を迎えることになります。これも、関係各位のこれまでのご支援の賜物であり、この紙面をお借りして厚く御礼を申し上げます。

平成16年4月に、当時の櫛ケ浜漁業協同組合(山口県周南市)が大島海岸で行うアサリの潮干狩りの際に、手弁当で集まって頂いた地元市議(現県議)の友広さん、櫛ケ浜漁協の福田さん、東和科学の三浦さんなどと一緒に、人工干潟として整備される前の実態を把握する目的で来場者アンケートとアサリ収穫高の調査を行ったのが当会最初の活動でありました。

また、当時瀬戸内海では海砂の採取禁止措置が急速に進展し、浅場の修復に欠かせない海砂の代替材開発が急務であったことから、平成16年から18年に掛けて田布施漁協(山口県田布施町)の協力を得て、馬島のクルマエビ養殖場跡地において海砂代替材によるアマモ・アサリの育成試験・モニタリング(法人会員との協働)を行いました。

これと並行して、海砂代替材に関する一般市民の意識調査や広く社会に理解を得るための広報活動なども実施しました。

一方、ここ数年当会発足以来中断することなく環境学習を継続してきた尾道市浦崎町の「海老干潟」に代表される広島県東部の干潟の劣化とアサリ資源の減少が進行しつつあります。

平成22年8月、アサリの生態に詳しい先生方、漁協の皆さん、自治会、小学校の皆さんが一堂に会して、いろんな意見を出し合いました。また、翌年の2月には福山市・尾道市・三原市の15漁業協同組合で構成する「広島県東部アサリ協議会」を発足させ、より広域的で相互支援的な浅場(干潟・砂州)管理体制の素地を創ることができました。

しかしながら、長年に亘る海象擾乱の影響を受け続けて機能劣化した干潟を高齢化した組合員さんが人力で修復することは困難であることから、国の緊急雇用助成制度を活用して、試行的に、当会会員の土木工事精通者、水産生物精通者を指導者として、6名の緊急雇用者により当該地区の干潟の環境修復(機械を使用して、必要以上に堆積している箇所の砂を薄い箇所へ移動巻出しを行うというもの)と修復前後のモニタリング調査を行うことと、には新規漁業従事者の定着を期待して実施しました。
(第9回日本パートナシップ大賞において、活動の有用性と先見性が認められ、パートナシップ賞を受賞しました。)

引き続き今年度は、土木的修復が完了した干潟で、当会がつなぎ役となって、漁協や市民の皆さんに干潟の耕運、稚貝の散布、捕食対策用の網掛け、ツメタ貝等の捕食者駆除、漂着ゴミの回収、砂供給のための客土施設設置、干潟利用者のための簡易シャワ―施設設置、モニタリングとモニタリングを兼ねた環境学習の実施など、延べ200人が参加予定の活動を開始しています。

里海活動の重要性は、生物多様性条約締結国会議(COP)の場でも広く認識されるようになり、「SATOUMI」が共通語化し、広く認識されるようになりました。
しかし、活動の場を海だけに限定する必要はありませんが、活動エリアとして「海」を主体とするNPOは、まだまだ、色んな意味で、脆弱であることに変わりがありません。

当会では、新たな10年に向け、人材確保と組織の刷新を図りつつ、プロセスを大切にした“里海”活動を、続けていきたいと考えています。

引き続き、皆様の変わりないご支援をよろしくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 瀬戸内里海振興会  
総括主任研究員(前専務理事) 田坂 勝
Posted by さとうみ振興会 at 13:17 | 25年度活動報告 | この記事のURL