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NPO法人 さとうみ振興会

NPO法人 さとうみ振興会(さとうみしんこうかい)からのお知らせや、活動報告などを書いていきます。
当会のホームページはこちらです。
http://www.satoumi.org/


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「中央環境審議会瀬戸内海部会企画専門委員会現地ヒアリング(中部)」の発表内容のご報告です! [2012年03月16日(Fri)]
2月23日にご報告した「中央環境審議会瀬戸内海部会企画専門委員会現地ヒアリング(中部)」で当会専務理事田坂が発表した内容のご報告です!

◆話題
「干潟の環境学習等を通じて行った保全活動報告:判りやすい環境基準を」

パワーポイントを用いて発表を行いました。
↓↓そのときの資料はコチラです。見ながら読んでいただければ分かりやすいと思いますぴかぴか(新しい)↓↓
H24cyuoushingi.pdf

<NPO法人瀬戸内里海振興会田坂専務理事>
瀬戸内里海振興会の田坂でございます。このような機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
最近、知事さんあたりで瀬戸内海のイメージということで、青い海か、もしくは緑の海かという形でイメージをお話されていますけれども、私ども瀬戸内海についてのアンケートをしております。これは平成18年、19年ですが、以前16年にもございまして、やっておるわけですが、どんな海になってほしいか等含めて、どんな瀬戸内海を残したいかという、約3,200人のアンケートをとっております。これは3歳から80歳まで、いろんな方が書けるわけですが、回答とすれば、きれいな海と魚のたくさんとれる海を期待しているということでございます。

そのような、私どもはいつも言うのですが、海に関心を持たなくなった層が増えたというのは実感しておりまして、俗に言う海離れということを申しております、それらを少しでも解消したいということで、海辺の自然学校を運営しております。今までに15回ほど実施しておりまして、約1,500人の参加をいただいています。大体、座学と海の生き物観察という二本柱でずっとやってきております。

海のリフレッシュ活動ということで海底ごみ、漂着ごみ回収をやっております。とりわけ平成22年度は海のリフレッシュということで海底ごみを、ずっとやってきたわけですが、今回、主体的に広島湾再生というテーマでやらせていただきました。ちょうど右側に少しぼやけていますけれども、これは広島港の公園の前にある海底の岸壁の近くですがアマモが生息しておりました。それから、左側にありますのが、これは大浦崎、ちょうど右端にありますが、ここは漂着ごみが非常に多いというところでして、海上保安庁と一緒に海底ごみを私ども、海クラブというダイバーたちの会員がおりますので、主体的に取り組んでいただきました。

結果として、こういうゴミ集約数がまとまっております。私ども、実は広島県の環境税という形で、特に山のほうにお金を使われていますけれども、少し海のほうにも使うべきではないかなということで、ホームページに御意見をいただきたいということで開示しておるところでございます。
これは少しニュアンスが変わるわけですが、瀬戸内海の海砂採取は禁止になりました。言ってみれば海砂は貴重な財産となったわけでございますが、これらを今まで人工干潟の覆砂に使うだとか、それから古来から、瀬戸内海では魚影を濃くするために砂をまく、それから広島県側だと思いますが、石を投入するということで、海草類の着定促進を図っていたということと、やはり山砂よりも海砂が非常にいいという漁業組合長さんのお話もありますので、これらを有効活用することができないかということで薄層撒出工法、ちょうど、こういう台船でもって実験を、後ほど言いますけれども、戸崎で平成20年に実施いたしました。

これが私どもの活動する主なところでございますが、ここは国交省さんが航路だとか、木材の荷揚げ場をつくるという意味で整備を進めております。その中で浚渫土が発生しますので、それらを利用して近隣に人工干潟をつくっているという状況でございます。

私どもは平成15年11月に発足したわけですけれども、とりわけ浦島漁業協同組合さんと手を携えて海老干潟でございますけれども、環境学習を実施しております。特に最近でございますけれども、非常にアサリがとれなくなった。私ども、どちらかというと水産業は経験がありませんので、あまり詳しいことはわかりませんが、稚貝をまいて、それを中間育成して出荷するというやり方でございますが、それのほとんどが死んでしまう、あるいは、大きくならないという問題がありまして、私どもは海老干潟をフィールドに使う関係上、何かお手伝いすることができないかというのが一つございました。

それともう一つは、個々の漁業組合の平均年齢がもう70歳だということで、非常に労働力といいましょうか、なかなか日常的な干潟管理が、難しい状況になっているということを感じております。
そういう背景のもとに、昨年の3月に緊急雇用の制度を活用しまして、6名の方を雇用いたしまして、写真の中央が組合長なんですけれども、20代の方が2人、50代が1人、60代が3人という構成と、今回、土木指導員、それから水産指導員、いわば土木と水産の指導員2人をつけまして干潟の保全活動に入りました。

これが松永湾周辺にあります、ちょうど上側に山波の洲というのがあります。これは自然干潟でございまして、左側が尾道水道ですが、ほとんどは行政が行った人工干潟5カ所について保全活動をいたしました。

結果、1月31日で終わったわけですが、覆砂が陸側に護岸側にたくさん盛られたり、不陸の状態を重機でもってかき出す、まき出す、もしくは食害対策用に稚貝定着促進ということで笹がけを実施したということでございます。
ほとんど瀬戸内海の干潟は西風を避けるという形で反対側につくられるのが普通なのですが、ここの海老呑については西側にもろに受けると。そのかわり非常に稚貝の数は多いんですが、ごらんのとおり漂着ごみも多いし、ちょうど完成のとこに少し白っぽく護岸が見えますが、排水口を1m50cmぐらい埋めてしまっているということから、なかなか栄養塩が流れにくい状況を感じています。それをまき出ししながら不陸整正するという作業を実施いたしました。

これは笹がけでございます。それから、1月にはなかなか作業が潮の関係上難しゅうございますので、成貝の調査だとか記録を実施しました。これの背景には、先ほど申しましたが環境学習を実施したときに、エビが特にとれなくなったという話がありまして、専門家の方と、それから漁業組合の方と、それから小学校の生徒さん、先生らが一緒に干潟を歩きまして、昔はこうであったと。今こうなっているというような話を聞いたものを参考に保全活動をしております。

豊かな海を目指した課題ということで、私たちはNPOでございますので、いろいろそれぞれのお立場の方に添うという、苦情を言われないようにやるということが非常に肝要なことでございまして、いろんな立場の人の意見を聞きながらやらせていただきますが、基本的に行政は縦割り行政というのがやっぱり、この干潟にもございまして、なかなかその辺の融合、話し合いというのは、非常に難しいというような感じを持っております。特に環境基準についてはほとんどの方が知り得ておりませんので、まして、それを数字化して記号化されていますので、なかなか実感としてはわかないという感じがいたします。特に芦田川流域のところでは田島さんというところでノリをやっているんですが、非常に栄養塩が少なくなっているという実感を漏らされていました。

もとに返りますけれども、やはり道路があって、テトラポットを置いて護岸があるわけですが、やはり先ほど言いましたように、例えば管理用の斜路がないだとか、こういうことについて行政の縦割りをもう少し埋めるような、海から見た共通的なことはできないかというふうに思います。今度私どもは、今までやってきたものをさらに継続していこうということと、海を身近なものに感じ、大切にしようという機運を醸成することを目指していきたいと思います。

最後になりますが、私ども瀬戸内海のふるさとの海である里海の保全、再生創造活動、周辺地域のまちづくり推進という形で、今後も活動してまいりたいということでございます。以上でございます。

<白幡座長>
ありがとうございました。ただいまの御発表に対して、御意見、御質問はございますでしょうか。

<浜野委員>
人工干潟でのアサリの増殖試験をなさっているわけですが、漁業権がある場所ではないかと思いますが、漁協さんと具体的にどのように連携をとりながらやったかというのを説明いただけたらと思うのですが。

<田坂専務理事>
まずは、ここは平成16年から環境学習をずっとやってきていまして、漁業組合さんとは非常に密度の濃い環境学習。例えば環境学習したときに漁業組合の婦人部の方にアサリのみそ汁をつくってもらったり、そういう親しい間柄になっております。そういう中で、やはり漁業組合の方で、じゃあアサリに詳しいかというたら、そんなこともないわけです。しかし、過去から言うと、こういうことじゃなかろうかという話について、NPOとして、どれだけ添えるかと、どれだけ協力できるかという立場ですので、そんなに違和感がなくて、それじゃあ組合長、こういうことでやりましょうということで
活動しています。
私の役割というのはどこかからお金と労力を引っ張って活動ができるよう汗をかいています。

<白幡座長>
よろしいでしょうか。ほかに御意見、御質問ございませんか。よろしいですか。
それでは、どうも田坂さん、ありがとうございました。
Posted by さとうみ振興会 at 10:40 | 23年度活動報告 | この記事のURL