今年の環境フォーラムは、はじめての一日通しての開催。
前日の午後と当日の早朝に準備を行いました。
写真は、展示作業と、当日のスタッフ朝礼のようすです。
午前の部として、展示協力団体の皆さんに講師をお願いして「小さなみどりのきっかけづくり」として4つのミニ講座を行いました。
身近な取り組み紹介に、参加者は頷きながら「それならできる!」と引き込まれていました。
写真は、むさしの山草会代表の鈴木氏による、山野草の解説。
立ち見が出るほどの人気でした。
午後の部は、本年4月に発表予定の「大田区緑の基本計画」策定委員 千葉大教授 池邊このみ氏による計画についての基調講演をはじめとし、(財)世田谷トラストまちづくり 小林宏志氏より、個人所有の緑をボランティアが支えて町の人々がその緑を楽しむ取り組み、(株)チームネット 甲斐徹郎氏からはひとりの気づきから町の景観が変わる「まちなか緑化」
について事例紹介がありました。
最後のコミュニケーションタイムでは、多くの質問が出て、皆さんの今後の大田のみどりのまちづくりへの関心の深さを感じました。
展示コーナーは一日を通して開場し、19団体の展示内容も年々充実してきたことを感じました。
大田区はもちろん、東京のみどりの減少は著しく、それによる環境破壊はさまざまな現象を我々に突き付けています。
「昨年のフォーラムで提案頂いた『安全緑地』と共に、基本計画が目指す方向性に全力をあげて取り組みたい」という秋山副区長の発言にも期待しつつ、区民一人ひとりの暮らしのなかでのちいさな取り組みや意識の持ち方で「こんなまちに暮らしたい・・・大田区!」になると実感できる一日でした。(報告:内田秀子)