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レポ◆園芸セミナー第185回「誰でもできる水環境の調査」〜パックテストでCODを調べてみよう〜 [2019年08月04日(Sun)]
8月4日(日)に、田園調布せせらぎ公園の2階集会室にて開催された、園芸セミナー第185回「誰でもできる水環境の調査」〜パックテストでCODを調べてみよう〜 のレポートです。講師は上田実氏(共立理化学研究所)です。

開催概要:お知らせ★8月4日(日) 園芸セミナー第185回「誰でもできる水環境の調査」〜パックテストでCODを調べてみよう〜

今回の園芸セミナーは、前半が水のCOD(水の中に含まれている有機物の量を示す指数)についての説明。水中に有害な有機物があると、二酸化炭素が増加し水質が著しく悪化し人類も含めてあらゆる動植物に害をもたらします。そこで発生した水害問題で有名な足尾銅山鉱毒問題、イタイイタイ病、水俣病、四日市ぜんそく、新潟水俣病があり、環境保護の立場で国と自治体が関係各省、各セクションを動員し水質の環境基準を作成し、全力で水の浄化に取り組む姿勢と対策を講じている現状の説明です。

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後半は簡単な器具(パック)を使い、身近な水のCOD調査を参加者全員で体験しました。共立理化学研究所製の2ccほどのポリエチレン容器(過マンガン酸カリウム試薬内臓)を全員に3本ずつ準備し、その容器に水道水、微量の醤油を混合した水、スポーツドリンクク水を入れよく振って5分間机上に置き、その化学変化を観察しました。

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水の種類によりCODの色彩が異なりました。最後に水の透明度をガラス製容器(径5cm、高さ130cmほど)に水道水を入れ、途中に標識版を上下に動かし、上から覗いて何cmで見えるかを観察しました。セミナーに参加し、パックテストでCODの含有量が水の色で判る実験を体験し、皆がそれぞれ水の汚染度に関心を持ちました。(武藤昭紀)
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