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レポ◆園芸セミナー第182回「千年のバラ・ミレニアムローズ」〜生活の中で楽しむ食香バラ〜 [2019年05月05日(Sun)]
5月5日(日・祝)に、田園調布せせらぎ公園にて企画された、第182回目の園芸セミナー「千年のバラ・ミレニアムローズ」〜生活の中で楽しむ食香バラ〜 のレポートです。講師は浦辺苳子氏(日本家庭園芸普及協会他)です。

開催概要:お知らせ★5月5日(日) 園芸セミナー第182回「千年のバラ・ミレニアムローズ」〜生活の中で楽しむ食香バラ〜

第182回を迎えた5月の園芸セミナーでは、浦辺苳子先生に「千年のバラ―ミレニアムローズ 〜生活の中で楽しむ食香バラ〜」をお話しいただきました。また、今回は「私たちも更にバラを楽しめるように」と、食香バラを使ったバラ酢やローションの作り方など、鑑賞するだけではなく生活の中での楽しみ方についても教えていただきました。

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浦辺苳子先生の講義風景

我が国でもバラの歴史は古く、源氏物語や古今集にも登場しています。しかし実際には明治維新以後、更には1960年代の高度成長期に急速に広がったようです。

バラは野生種が約200種。その約1/3は中国に、四季咲性のバラ等多くはヨーロッパで品種改良されました。中国では、ハマナスと他の野生バラとの交種による食香バラも殺菌作用が強いことから薬やお酒に使われていましたが、今では豊かな香りのメイグイローズとして生活を芳しくしています。

0505演芸セミナー(食香バラ「豊華」).JPG
食香バラ「豊華」

浦辺先生は5月に中国のバラの郷、平陰を訪ねられるとのこと。現地のお話もまた伺いたいと思いつつ、バラの香り漂う5月のセミナーを終了致しました。(谷文枝)
レポ◆園芸セミナー第180回「飛び立つ前の冬鳥たち」〜多摩川に大集合〜 [2019年03月03日(Sun)]
3月3日(日)に、田園調布せせらぎ公園にて開催された、毎月定例の園芸セミナー(第180回)のレポートです。今回のテーマは「飛び立つ前の冬鳥たち」〜多摩川に大集合〜でした。

開催概要:お知らせ★3月3日(日) 園芸セミナー第180回「飛び立つ前の冬鳥たち」〜多摩川に大集合〜

講師の中村一也先生の案内でせせらぎ公園、多摩川台公園、多摩川丸子橋周辺を観察予定でしたが、雨が強く、部屋から見られる野鳥の観察(観察できた野鳥は、ハシブトカラス、スズメ、ヒヨドリ、コサギ)と座学になりました。

0303せせらぎ公園セミナー第180回.jpg

大田区・世田谷区・江戸川区は野鳥が多く、これまでは大田区が270種で1位でした(現在は江戸川区が1位)。これらの区に共通している点は面積が広く、緑に恵まれ大きな川があることです。

野鳥は世界規模では1万種が存在し、日本には630種が住んでいて、次のような形態があります。
  1. 留鳥:一年中日本に住み、繁殖も行う。カラス・スズメ・シジュウカラ・メジロ等
  2. 夏鳥:春から初夏に渡来して繁殖し、ひなを育てて秋に再び温暖な越冬地に去るもの。
    ツバメ・オオルリ・キビタキ等
  3. 冬鳥:夏の暑い時期はシベリア等で過ごし、晩秋から冬になると日本にやってきて
    越冬するが、繁殖はしない。早春に北方に去り、そこで繁殖するもの。ツグミ・カモの仲間
  4. 旅鳥:渡りの途中で日本に立ち寄るもの。シギ・チドリの仲間
  5. 迷鳥:本来はその地域に生息も渡来もしないが、渡りのコースから外れたり、台風で飛ばされたりして迷い込んで現れるもの。


「成長」の仕組みとしては、
  1. 孵化してすぐに歩き、餌を自力で食べる「早生形」:コジュケイ等。主として地上で巣を作る。
  2. 孵化した時は目も見えず、羽も生えておらず、成長に時間を要す「晩生形」:ツバメ・スズメ・メジロ等。主として木々の上や岩の窪みに巣を作る…等々。


興味深い話をたくさん聞くことができました。(武藤昭紀)
レポ◆園芸セミナー「東アジアの植物記(その2)」〜サクラソウのはるかなる旅路〜 [2019年02月03日(Sun)]
2月3日(日)に、田園調布せせらぎ公園2階集会室で開催された、月例の園芸セミナー(第179回)「東アジアの植物記(その2)」〜サクラソウのはるかなる旅路〜 のレポートです。講師は小杉波留夫氏(日本家庭園芸普及協会)。
[開催告知ページ:お知らせ★2月3日(日) 園芸セミナー第179回「東アジアの植物記(その2)」〜サクラソウのはるかなる旅路〜

春を告げる花プリムラの仲間(サクラソウ属)はラテン語の“primos”(第一の、最初の)を語源とし、早春に咲く最初の花。日本では桜の花に因み、中国では文字通り「報春花」と書きます。

世界に自生するサクラソウ属の多くはヒマラヤ山脈と中国横断山脈が重なる地域に膨大な自生地があり、サクラソウ属はこの地で生まれ、動物や鳥の種子散布により北半球のユーラシア東西に分布を広げたと考えられます。

20190203_中国横断山脈 雲南 玉龍雪山.JPG
↑中国横断山脈 雲南 玉龍雪山

中国雲南省の面積は39万4100㎢と、日本の面積より広く、南部の低地は亜熱帯性気候、北部の高山地帯は亜寒帯性気候に入る広大な土地です。プリムラの仲間は、変化に富んだ気候区分と標高によって様々な種が住み分けています。しかし、どのサクラソウも乾いた場所には自生せず、いつも湿っている環境を好みます。

日本にも自生地はあります。関東地方では田島ケ原(さいたま市、荒川河畔)、日光中禅寺湖千手ヶ浜(クリンソウの群落)、日光戦場ヶ原、その他八幡平(岩手・秋田県境)などです。しかし環境の変化などで年々個体数が減少していくのは残念です。

最後に、今回の講演の中で最も印象に残ったのは、東アジアで生まれ育った様々な花色のサクラソウが、西端のヨーロッパに旅したサクラソウは黄色が基本であり、東に旅したサクラソウはピンクが基本で、日本に黄色の自生種はないとのこと。

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↑黄色のサクラソウ

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↑ピンクのサクラソウ

できれば雲南省に見に行きたいと思ったのは、参加者皆の気持ちではないかと思いました。(谷文枝)
レポ◆園芸セミナー第177回「クリスマス、お正月にまつわる植物と可愛い小物作り」 [2018年12月02日(Sun)]
12月2日(日)に、せせらぎ公園2階集会室にて開催された、園芸セミナー第177回「クリスマス、お正月にまつわる植物と可愛い小物作り」のレポートです。講師は、浦辺苳子氏(日本家庭園芸普及協会 他)。
開催案内:『お知らせ★12月2日(日) 園芸セミナー第177回「クリスマス、お正月にまつわる植物と可愛い小物作り」

セミナーでは、クリスマスの起源、クリスマスにまつわる植物、特に「ヒイラギはモクセイ科とモチノキ科の2つの科目でしかない」ことを学びました。

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そのあと葉脈標本でクリスマスカードを作りました。

先生が下準備してくださったヒイラギモクセイの葉脈取り。炭酸ナトリウムで一時間ほど煮たヒイラギの葉から葉肉を取り除き、葉脈を取り出します。取り出した葉脈は表側に道管、裏側に師管の2枚に分かれ、普段目にすることのない植物の内部を見ることができ、皆大感激でした。

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ところがそこに至るまでの作業が大変!取り出した葉脈は表側に歯ブラシでたたいて葉肉を取り除く作業が思いのほかデリケートで、シーンとしたり独り言を言ったり、一時部屋は緊張感一色!!その中には親・子・孫と三代で参加された方の真剣な姿も見られました。

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セミナーのお蔭で、今年はひと味違ったクリスマスを迎えることができそうです。すてきなカード、誰にあげようかな?
レポ◆第175回園芸セミナー「田園調布が育ってきた時代の側面」〜田園調布の開発と温室村〜 [2018年10月14日(Sun)]
10月14日(日)に、田園調布せせらぎ公園で開催された、第175回園芸セミナー「田園調布が育ってきた時代の側面」〜田園調布の開発と温室村〜のレポートです。講師は三橋昭氏(大田区立蒲田図書館長)。 今月は「第11回 田園調布グリーンフェスタ」開催日に合わせて行われました。

開催概要:お知らせ★10月14日(日) 園芸セミナー第175回「田園調布の育ってきた時代の側面」〜田園調布の開発と温室村〜

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↑講師の三橋昭氏

セミナーには約30名が受講。田園調布は大正7年に郊外型住宅として開発がはじまり、六郷用水と多摩川堤防に挟まれる細長い一帯は「玉川温室村」として都市型園芸、花卉栽培で繁栄したそうです。

堤防が作られたため水害の恐れがなく、肥沃な土壌、北側は崖線で北風を防ぎ、南側は 陽光降り注ぐ地理的条件が温室経営の適地でした。

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↑セミナーの様子

温室村の経営者は、農家の方でなくアメリカなどに視察に行った華族など。温室の生産ピークは昭和10年頃で、経営者数30、15000坪。カーネーションやバラ、スイートピーなど 生産し、年間売り上げは同面積の自営米作農家の約11倍の売り上げにもなったとのことです。またクリスマスリースやコサージュ、母の日のカーネーション、ブーケなど切り花の需要拡大に努力したそうです。

しかし戦時色が濃くなるにつれて、ガラスは光るので攻撃の的、鉄材は戦争利用で温室は解体されてしまいました。

終戦後は宅地化が進み、現在は貸し植木屋さん二軒が残っているだけです。今も多摩堤通りを通るバス停留所に「田園調布温室村」の名称が使われています。

その歴史の流れのお話に皆様大変熱心に聴き入っておられました。バス停、探しに行ってみたいですね。よい勉強になりました。 (荻野博子)

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↑田園調布グリーンフェスタで当会が行った花苗販売の様子
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