竹槍論?〜指定管理者パネルディスカッション [2007年11月17日(Sat)]
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『指定管理者制度の現状と課題』と題して、11月16日午後、熊本県立劇場で、パネルディスカッションがあり、目測で、140名程度もの参加者があって、関心の高さをうかがわせた。 ![]() 指定管理者制度とは 『それまで地方公共団体やその外郭団体に限定していた公の施設の管理を、地方自治法の一部改正により、公の施設管理を営利企業やNPO 等を含む民間事業者に開放する、とした制度』ということで、『熊本県立劇場も昨年度より指定管理者制度が導入されて』いて、どこでもいろんな苦悩を抱えておられるようだ。 基調講演とコーディネーター:草加叔也(空間創造研究所 代表) パネリスト: 田村孝子(静岡県コンベンションアーツセンター館長) 葉山完治(熊本県立劇場館長) 三浦信之(前宇土市民会館館長) 西嶋公一(オフィスムジカ代表) まず基調講演があり、草加氏が『指定管理者制度そのものが生まれた背景、制度の中身、現状、課題などを解説』。 田村氏:公共ホールは税で建てられるものであり、子供・高齢者・身障者の方もいっしょに、感動を共有できるのが、最低の条件。公共収益性(?)の上がらないものを、公共ホールでやるべき。 三浦氏:特色を持ったホール作り。魂を入れるのは、人であり、プロデューサー。職員は公僕たれ。「宇土の文化を考える市民の会」でチケット販売からケータリングまで、行っている。 西嶋氏:1500人会員がいたとき、挫折した経験があり情報開示が大切と感じた。「思い出を語る会」があとでは、「これからを語る会」「支援する会」になった。 葉山氏:月曜日の休館日をなくしたことで、年間348日の開館になった。市民会館が工事中だったこともあり、4000万円の黒字となった。それは県の収入になるが、赤字のときはどうなるのか。 草加氏:(成功した例の)効果を、ミッションとして、どう生かしてゆくのか。 <感想> スッキリしなかったのは、何のための指定管理者制度なのか、日本の芸術文化が、悲惨な状況にあるのはなぜか、そもそも芸術文化は何のためにあるのか、という言及がどのパネリストにもなかったので、単なる「精神論」の鼓舞をするだけのディスカッションのように感じた。 「竹やり」だけで向かってゆくというのは、問答無用の軍国主義そのもので、現状の仕組みに対するたたかう視点が、見えてこない。また、日本というコップの中の論議であり、パネリストは、それぞれ管理的立場にある人たちばかりだったが、皮相的にも、芸術家の持つ弱さを兼ね備えていた。 もうすこし、歴史的観点、諸外国との比較、経済的視点、金の動き・流れからの解明がほしいところ、だった。 |








